今日の自民党大会は党規の改正などをシャンシャンで締めためたようだが昨日の全国幹事長会議は大変な荒れ模様だったようだ。
「政治とカネ」のいわゆる政治不信を招いた安倍派幹部の処分要求が相次いだからだ。
元々この党大会を目途に処分案の公表作業を進めてきたが現実には調整不足でそうもいかなくなった。
処分内容の発表など何時になるのか見当もつかないねぇ。
とにかく衆参の政倫審を経ても「誰がキックバック再開(継続)を主導したか?」すらも明らかになっていない。
ただ明日の政倫審で何か動きが出てくるかもしれない。
最期のキーパーソン下村議員が弁明席に立つからだ。
流石にもう「私は知らなかった」とは言いにくいからねぇ。
下村議員はかっての安倍派グループからは実質的に放逐されてしまった立場だからやけくそで真相をぶちまけるかもしれない。
その時は文字通り旧安倍派のエスタブリッシュメントが雲散霧消する。
万一下村議員が派閥を死に物狂いで守るとしたら今度は岸田首相が党の地方組織や若手。中堅議員と対峙しなければならない。
どの道、岸田首相には板ばさみの決断が迫られるがそれこそ「火の玉」岸田首相の覚悟しているところだろう。
話は変わるが4月28日の補選だが筆者は3選挙区とも「反省」の意を表して候補者を立てないという選択もあるのではないかと考えている。
勝敗次第で岸田首相の責任論が浮上してくるというが敗戦と恭順・不戦敗は似て非なるものだ。
ここで3議席差しだすことは党にとってさほど大きなダメージにはならないと思う(負けることと比較すれば。ね)。
それでまた生まれ変わる契機にもなると思うが如何だろう。