マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

伊藤忠のビッグモーター社買収劇に思う

2024-03-10 12:11:24 | 経済

先日伊藤忠商事の会長がビッグモーター社の買収決定を報じていた。

金融機関などの力を借りデューデリも終え無事買収に漕ぎ着けたのだ。

「ビッグモーター社員の不安な気持ちを一日も早く解消させてあげたい」という会長自身の気持ちも伝わってきた。

先ずは関係者ともども一安心というところだろう。

唯一気がかりなのは「創業者」一派の排除とその線引きだ。

コンプライアンス欠如に伴う数々の残務処理があるだろう。

新生ビッグモーター社に移籍できる社員とそうでない社員も分別、割振りは? 移籍できなかった社員の今後の処遇は? ・・・いろいろ考えさせられるねぇ。

営業所周辺の街路樹伐採に関わった社員の中には書類送検されたものもいると聞く。

実際にゴルフボールで顧客から預かった車に傷付けた板金工場員はどうなるのだろうか。

ついその昔テレビドラマで見た「私は貝になりたい」という作品を思い出した。

戦時中上官の命令でやむなく捕虜を射殺した下層軍人が戦後裁判で極刑に処せられる慟哭のストーリーなのだがどこかダブって見えるのである。

あんな悲劇は二度と見たくない。

コメント
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