銚子にある千葉科学大学が銚子市に自らの市立大学化を働きかけているとのニュースがあった。
千葉科学大学は入学定員に満たない状態で大学運営されているため恐らく今後予想される経営悪化を避けるために市に泣きついているようも見える。
まさか銚子市も二つ返事でOKという訳もなかろうが千葉科学大学が仮にも存続の危機ということであれば平静ではいられないハズだ
無理もない、日本は少子化が大きな社会的課題と言いながら大学を安易に新増設してきたのだ。
今そのツケが回ってきたと言えはしないか。
凡そ入学定員に募集が届かないということは当該大学はそれだけの社会的なニーズを満たしていないということだ。
それに助成金など貴重な財源を投入するのは社会的なロスと言っていい。
このブログでも過去に何度か警鐘を鳴らしてきたが残念ながら文科省が大学の統廃合に向けて動き出したという話は寡聞にして知らない。
一方で少子化対策の予算確保には大幅増税(3.5 兆円?)予想されている。
大学の統廃合でいくらの経費がセーブできるのか、やり方とその程度次第だが少なくとも今の日本に大学の数と規模は多すぎる。
文科省は今こそ大学統廃合に本腰を入れるべきだ。