先月24日のブログで自動車メーカーの出荷検査不備を指摘したところだが同社の影響は意外に大きいものだった。
同社の主力である中大型トラックの生産開始は来年8月以降になるという。
モノづくりを生業とする企業が1年以上も休業することになればどんな影響が出てくるのか想像もつかない。
組織のモラールは維持できるのだろうか。
実際に何をやって実務能力を高められるのか。
自動車メーカーはそれぞれ数多くの取引先を有しているが彼らの中には親会社への依存度が高いところが多い。
さらに企業規模が小さいところは一般的に経営体力が脆弱だから死活問題でもある。
たしかに同社の燃費データ改ざんなどは悪質だが、かといって改心して業務再開を果たすのにあまりに大きな犠牲を強いるのは考え物だ。
この辺りは国交省の適度なサジ加減が考えられないものだろうか。(笑)