昨日の首相会見は揺らいでいる国民の信頼を政権がわずかでも取り戻す狙いがあったことは言を待たない。
しかし昨日の会見を聞く限り多少なりとも所期の目的を果たしたかと言えば首をかしげざるを得ない。
安倍元首相の国葬実施に関する是非論は「国会の閉会中審査で説明する」と先送りしてしまった。
今まで突っぱねていた国会での質疑応答を決意したことでひとまず窮地は逃れたがこれは一時しのぎでしかない。
首相は従来から繰り返している4つの理由以外に何か隠し球があるのであろうか。
また国葬経費総額提示要請にはどう対応するのか。
提示の仕方についても相当注意をしないといけないねぇ。
それにしても早期の国葬案決定はまずかった。
参院選の望外の大勝が冷静な判断を誤らせたというのであればまさに「好事魔多し」だ。