9月10日、茨城県内でシングルマザーを対象とした婚活パーティーが開催されたが、波紋を呼んでいた。
この婚活パーティーが行われたのは、公益社団法人「日本青年会議所」の関東地区茨城ブロック協議会が主催する「第52回茨城ブロック大会つくば大会~Change the REAL」という催し内でのこと。 こども家庭庁が推進する「ベビーファースト運動」に賛同した取り組みとして、県や市で展開されている子育て支援やひとり親の世帯への支援の紹介するブースとともに、「ベビ婚出会いの広場」の設営が予定されていた。
紹介パンフレットには大きく「再婚女性&シングルマザー理解者 限定婚活パーティー」と書かれており、30~40代の年収500万円以上の独身男性20名と、再婚希望者でシングルマザーの女性20名を募集していた。
シングルマザーと”その理解者の男性”をマッチングさせる趣旨のこのイベントに、SNS上では批判の声が殺到。シングルマザーと結婚したい男性を募集すると、家庭を築くことが目的なのではなく、シングルマザーの子どもに性的ないたずらをすることを目的とする人が紛れ込んでしまうのではないかという指摘だ。
《何がダメって、シングルマザーも参加OKとかではなく、シングルに限定しているところ。たまたま好きになった女性がシングルでしたはあっても、シングル“が”いいという男性は子供目当てである可能性もある。それなら、お互いシンパパ、シンママにしたら理解あるのでは》
《好きになった人がたまたまシングルマザー、というのと、シングルマザー狙いって全く違うし、なんか怖い》 また、
《シングルマザー限定にした婚活アプリがあんなに批判浴びて停止されたのに、今時そういう情報集めないでまたこういう事はじめちゃう団体がいるんですね》という声も出ていたように、シングルマザーを対象とした“サービス”が批判を浴びた例はほかにも。
今年1月、元ZOZOTOWNの前澤友作氏(47)が監修したシングルマザーを対象とした婚活・恋活マッチングアプリ「コアリー」が配信されるも、たった一日で配信停止している。 この際も、アプリに子どもの性別や年齢を登録する項目があったことから、子どもを狙った目的で近づく男性を懸念する声が続出。そうした指摘を受け、前澤氏はX(旧Twitter)で《シンママの皆様への事前ヒアリングを重ねた上でサービス設計し、懸念に対する予防措置や監視体制を整えてまいりましたが、不測の事態を懸念される皆様のご意見や、現在の状況を鑑み、より慎重に進めるべきと判断し、配信を停止しました》と説明していた。
そうした出来事が話題になっていたにもかかわらず、シングルマザーを対象とした婚活パーティーを主催した公益社団法人「日本青年会議所」の関東地区茨城ブロック協議会。開催委員会について、批判についての見解などを問い合わせたが、期日までに返答はなかった。
感想;
「青年会議所」もっとしっかりしろよ!と言いたい。
失敗は下記が挙げられるのではないでしょうか?
①返答しない不真面目な姿勢
②30~40代の年収500万円以上の独身男性が何割いると思っているのでしょうか?
年収の中央値(ちょうど真ん中の人)は366万円です。
③男性はできるだけ若い女性を婚活で求めています。
それだけの年収があれば20代の女性希望をします。
④前澤氏の失敗を考慮していない。
ちょっと本を読んでいれば、わかることです。
そんなことも分からないのでしょうか?
そうするとそこに参加するには、何か特別な目的があるのではと疑いたくなります。
シングルマザーを支えるなら、再婚の女性と再婚の男性の場を設けることです。
そして年収制限を外すことです。
なによりも不適切なのは、きちんと返答されないことです。
例えば、以下の返答はすぐにできます。
ご質問ありがとうございます。
またご批判についてもありがとうございます。
シングルマザーを何とか支えたいとの思いで企画しました。
シングルマザーの子ども目当ての男性がいること、そういう男性が参加するリスクがあることまで思いが及びませんでした。
ご批判を真摯に受け、再考して、何とかシングルマザー支援を推進したいと思っています。アドバイスなどいただけますと幸いです。
お礼まで
公益社団法人「日本青年会議所」の関東地区茨城ブロック協議会のメンバーはこの機会をぜひ次に生かしていただきたい。
何が自分たちに足りなかったのか?
どうすれば良かったのか?
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