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「東京ローズ」 ドウス昌代著 "反逆罪の汚名を着せられて”

2015-02-25 00:02:08 | 本の紹介
マッカーサーが厚木に到着した時、従軍記者も同行していました。記者が日本でインタビューしたい人物が3人いました。日本の責任者の天皇陛下、戦争を開始した責任者東条英機、そしてもう一人が東京ローズでした。

東京ローズは、日本軍が太平洋戦争中におこなった連合国側向けプロパガンダ放送の女性アナウンサーに、アメリカ軍将兵がつけた愛称(ウィキペディア)。複数の女性が担当したと言われています。

アイバ戸栗ダキノさんは日系二世として米国で生まれ、アメリカの市民権を得ていました。母の妹の体調が悪いので母はお見
舞いに行きたかったが、母自身も体調が悪く、娘のアイバさんが母に代わって日本に行きました。訪問している間に日米開戦になり、アイバさんは米国に帰れなくなりました。何か仕事をしないといけないとのことで情報を集めるモニター施設に職を得ました。その後あるきっかけで、プロパガンダ放送のアナウンサーになりました。東京ローズの一人になっていました。

従軍記者は何とか東京ローズを探そうとして、アイバさんにインタビューをすることができました。ところが、その記事が米国では反逆者のタイトルで記事で報道されました。アイバさんは米国籍を持っていたためでした。米国に強制帰国させられ裁判で有罪、禁固10年が決定しました。実際は米兵が聞いていた東京ローズの声とは一致していなかったが、スケープゴゴードにされてしまった。模範囚として6年半で出所したがそれ沈黙してくらしていました。

米国での日本人強制収容が間違いたったの見直しがあり、東京ローズの裁判も間違いだったと判断され名誉が回復しました。当初は反逆者の汚名を着せられたアイバ・戸栗であったが、晩年の2006年1月には、「困難な時も米国籍を捨てようとしなかった“愛国的市民”」として退役軍人会に表彰され、その8か月後に90歳で亡くなりました。

感想;
人生はどんなきっかけで道が変わってしまうかわかりません。罪のないのに刑務所に入れられることもある。
戦争は、多くの人の生命を奪い、人生を狂わしてしまう。人はなぜ戦争を繰り返してしまうのでしょう。

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