幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「タオ 老子」加島祥造著 ”宇宙の神秘と人間の生きるべき大道(タオ)”

2022-05-08 03:20:00 | 本の紹介
水のように
タオの在り方にいちばん近いのは、天と地であり、
タオの働きにいちばん近いのは、水の働きなんだ。
タオの人がすばらしいのは、水のようだというところにある。
水ってのは、すべてのものを生かし、養う。
それでいて争わず、威張りもしない。
人の厭(いや)がる低いところへ、先に立って行く。
水はよほどタオの働きに、近いんだ。

タオの人は、自分のいる所を、いつも、善いところと思っている。
心は、深い淵のように静かだ。
つきあう人をみんな善い人だとし、自分のいうことは、みんな信じてもらえると考え、
社会にいても、タオの働きの善さを見失わない。
タオの人は、手出しをしないで、あらゆる人たちの能力を充分に発揮させるから、
人びとは、自分のいちばんいいタイミングで活動する。

これをひと口でまとめると、争うな、ということだ。
水のように、争わなければ、誰からも非難をうけないじゃないか。


いま生きている命こそ貴い

これから言うのは、政治の話と取っていいが、しかし人間の身体にも、よく当てはまることだよ。

政治のリーダーとも人間の頭脳とも、取っていいのだが、とにかく、
「頭」が、身体から、やたらに税金を取り立てると、ボディは飢えはじめる。
ボディのほうでは、どうにもできない。
頭があれこれの欲望に駆られて、ボディを、やたらこき使うと、
ボディはもう死んでも構わんと思うようになる。
とにかく頭が快楽や野心に熱中すると、ボディは、死にたくなるんだよ。
こうなる前に、頭という領主の酷使から、ボディを守ってやらねばならんのだ。
どうしたらいかって?
それはね、ボディ内にある命の声に耳をすますことだ。
人生を、あまり犠牲にしないことだ。
なんといっても、いま生きている命こそ、貴いのだからね。

政治のリーダーもまずこれを、第一に考えるべきなのだ。


道(タオ)につながる人

本当の言葉というのは、甘い響きのものではない。
甘い響きの言葉は、本当の言葉ではに。
腹のある人は、あまりしゃべらんものだし、喋りまくる人は腹がないんだ。

真に賢い人とは、知識を漁って広く知る者じゃない。
広い知識を自慢する者は、真に賢い人ではない。

道(タオ)によくつながる人は、蓄(た)めたり積んだりしない、そしていつも他人の為にしようとする。
そうすることによって、ますます自分が豊かになる。
内に持つものを、すっかり他人に与えようとする、そうすることで、ますます多く与えられる。
というのも、こうするのが天(タオ)の働きだからであって、
タオの働きは、他人に益を与えるけれど、害はしない。

だから、タオの働きをよく知る人は、何か行為をする時、争わないのだよ。
争わないで、するのだよ。

感想
「ハコミセラピー The Hakomi Method」ロン・クルツ著 ”出来事に対する自分の考え方の形成を知り、それを変える力を持つ”

「ハコミセラピー タオイズムと心理療法」グレッグ・ヨハン/ロン・クルツ共著

まさに一つの生き方、考え方なのでしょう。

「いま生きている命こそ貴い」は経営者の戒めであり、身体の声を聴かないと身体が悲鳴を上げるということなのでしょう。

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