幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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「ジェンダーはビジネスの教養である 炎上しない企業情報発信」治部れんげ著 ”受け手の感情を想像する!”

2021-11-09 03:33:33 | 本の紹介
・海外企業ではセクハラはもちろん、社内恋愛する禁止の例もある。

・CM炎上に対応した損害保険商品も登場
・今、大きな変化に直面しているのは、セクハラのような人権侵害への対応に留まらない。企業は、女性従業員に対するマネジメントに加え、自ら発信する女性像の見直しを迫られている。
ここ数年、サントリー、キリン、ワコール、資生堂、ユニ・チャームといった消費財を扱う大企業が、インターネット上で公開したCMを批判される例が続いている。

・炎上事例に共通する組織の問題
1) 狙って炎上を起こす組織はない。
2) 企画・制作の過程で配慮が欠けていることだ。
3) 想像力の欠如である。

・原因のひとつはチームに女性がいない/少ないこと

・要注意! 思った以上に「女性の男性化」が進んでいる

・多くの炎上事例は、悪意に基づき起こるのではない。「気づかなかった」「そんなつもりはなかった」という時、大事なのは次に何をするか、だろう。
 炎上や批判が収束するまでおとなしくしてやり過ごすのではなく、何が問題だったのか理解することが、再発を防ぐために必要となる。
 逃げない、抗議に正面から向き合う、議論する・・・こうした手順を踏んだうえで、謝罪文やメッセージを作れば、それは消費者にきちんと伝わるものになるだろう。抗議した人も、この会社はちゃんとわかってくれた、と思えば印象は変わるはずだ。

・カンヌ・グラスライオン受賞作に見るジェンダーCMの国際潮流
 中国<SK-Ⅱ>のCMでは、女性は25歳までに結婚すべきという規範と、未婚の子を持つ親の言動や文化を「問題」として描き出す。
 CMの中では数名の未婚女性のインタビューに答え、親から受ける結婚へのプレッシャーが重荷であることを話す。親は娘の気持ちを理解してハッピーエンドとなる。

・「暗黙のルール」
 ジェンダーに関する社会問題を理解し、問題解決に向けた提案を、製品ブランドと結びつけて発信することが評価される新しい価値体系

・メキシコビールにあって日本のサントリーになかったものとは?
 CMには、冒頭、筋肉隆々とした男性や、重いものを持ち上げる男性などが登場する、ナレーションは、「男性らしさというのは、こういうもので定義されない」と述べる。加えて、男らしさというのは、性的指向で定義されるものでもなく、「どのように女性を扱うか、で定義される」と言う。

・若桑氏
「誓って言うが、プリンセスになって王子様と結婚しようと思った女の子の人生は、あらかじめ幻滅に向かって用意されているのだ。(中略)それは大きな文化的な詐欺ではないだろうか?」 

・ディズニー・プリンセス映画の長寿を支える3つの戦略
1) 時代の変化に対応しつつ、時代を先取りした
2) フェミニズム運動が変えたジェンダー規範に対応する
3) 商品性と啓蒙性の両立

・日本企業が学ぶべきディズニー7つのコンテンツルール
1) 時代に対応しつつ進歩的になりすぎない
2) 正確さと分かりやすさのトレードオフ
3) 事業の成功は規範変容の担い手としての責任につながる
4) 容姿よりも性格重視の時代へ
5) 昔の資産を再定義して活用する
6) ヒロインの解放はヒーローの自由につながる
7) 英ディズニー「現代のプリンセス・ルール」
 (1) 人に優しく
 (2) 健康に暮らそう
 (3) 本は表紙ではなく中身で選ぶ
 (4) 正直になろう
 (5) 信頼できる人と友だちになろう
 (6) 自分を信じよう
 (7) 悪を正そう
 (8) 全力を尽くそう
 (9) 忠実であろう

・ディズニー・プリンセス(7人)
1) 思いやりがあって前向きな白雪姫
2) 優しさと決断力を持つシンデレラ
3) 気立てがよく上品なオーロラ姫
4) 好奇心があり冒険好きなアリエル
5) 勇敢で広い心を持つベル
6) 意志が強く親切なジャスミン
7) 探求心と豊かな想像力を持つラプンツェル

・ビジネスの新教養
1) 女性を担当にするだけでは失敗する
2) 性別・年齢を超え「違和感」を表明できる組織へ
3) KPIをはっきりさせ、レビューを怠らない
4) 男女の役割意識は変化する
5) 控えめすぎるのはソン。良い取り組みはアピールを
6) 国外にジェンダー視点を踏まえたメッセージを出そう

感想
女性を蔑視するような発言をする議員さんたちがよくいました。
最近では、徳光さんが「この間、(さんまさんに)お目にかかった時も本当に若々しかったですね。まだ、AKBの1人や2人は妊娠させられますよ」と発言し炎上しています。
”妊娠させる”との言葉が全体の文脈の中で、セクハラとなっているようです。
妊娠させるではなく、まだ”子どもをもうけられる”と発言されたら良かったのです。

明石家さんまさんは66歳。
AKBの人は20歳前半くらい。
その年齢差も問題なのだと思います。

この徳光さんの発言をカットせずに放映したディレクター含む局側の問題もあるのではないでしょうか。
また、徳光さんの発言を笑った出演者の意識も低いかと思います。

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