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「熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録」井川意高著 ”大きなストレス(期待)/人は弱い/人を助ける仕組みが機能せず”

2023-12-31 16:54:54 | 本の紹介
・小学生から始めた1000点100円の家族麻雀(小学4年から)

・2泊3日の初カジノでは、種銭の100万円は失っていいと思っていた。その種銭はどうなったのか。なんと私は見事に大勝ちし、オーストラリアから日本へ帰国するときには100万円が2000万円まで膨らんでいたのだ。

・電話一本で振り込まれ続けた無担保の借金群
 なぜ106億8000万円もの資金を、子会社から次々と無担保で借り続けることができたのかか。ここは多くの読者が首を傾げる疑問だと思う。普通の株式会社組織では考えられないような単純な方法で、私は子会社に常識はずれの貸与をさせていた。
 子会社からカネを借りるにあたっては、私から子会社の役員に直接電話連絡を取っている。資金調達の理由について、多くを説明することはなかった。
「個人的に運用している事業がある。支給X億円貸与を頼む」
そう説明すると、
「わかりました」
と言ってすぐに資金を調達してくれた。貸与に協力した役員は、東京地検特捜部の取り調べに対して
「井川家が怖かった」
という旨お供述をしている。

・大王製紙を担当する監査法人のトーマツは、2010年7月29日の段階で資金貸付に気づいた。トーマツが経理担当者にそのことについて尋ねると、担当者は「井川の判断で事業活動の運転資金に充てている」という旨の返答をしたらしい。トーマツはその説明に納得し、さらに厳しく追及することはなかった。
 その後、2011年5月6日に私はトーマツの担当者と面談している。
「個人的に事業を手がけており、その運転資金として使用した。つなぎの資金が必要になった」
 そう説明し、2011年9月末までにはすべての借金を返済すると回答した。トーマツの担当者とは2011年8月3日にも面談しており、このときも「9月末までに返済する」と回答している。
 大王製紙には常勤監査役が2名おり、そのほかに弁護士2名、元国家公務員1名による非常勤の社外監査役を置いている。監査役会が開かれたときにも、不正貸与についてのチェック機能は働かなかった。

・カネの貸し借りは人間関係を破綻させる

・検事は調子抜けしながら、こう言ったものだ。
「井川さん、もっと気の利いたおカネの使い途はなかったんですか」
「気の利いた使い途というと・・・」
「悪い政治家や役人に裏金を渡すとかですよ。せっかく、特捜がここまで動いたのに、井川さんお巨額の借り入れの使い途は、99%がギャンブルで、残りの1%は飲み食いですから」

・いつ誰と、いくら賭けて麻雀をやったのかしつこく訊かれるのかと思いきや、麻雀の話題はこれっきりで終わってしまった。ただの雑談だったわけだ。あとでこの話を弁護士の大室先生にしたところ、
「検事も麻雀をやっているからだよ。だから検察は賭博罪は捜査しないんだ」
と言っていた。

・106億8000万円の借り入れ金と保釈金3億円

・東京地検特捜部に逮捕される直前の2011年10月、私はある精神科医のもとを訪れた。精神科医の診断書によると、私には「抑鬱状態」「アルコール依存症」「ギャンブル依存症」の三拍子が揃っているそうだ。

・マカオで多くのカジノを所有するカジノ王スタンシー・ホーが吐いた名言がある。
「客が勝って帰るのは怖くない。客にはいくらでも勝ってほしい。負けた客がカジノに来なくなるのが一番怖いのだ」

・創業者・井川家から独立した大王製紙
2012年6月26日、井川家は大王製紙並びに関連会社のすべての株式を北越紀州製紙に売却している。
株式売却が合意に至ったおかげで、一審判決を前にして私はすべての借金を返済することができた。

・懲役4年の実刑判決

感想
 創業家三代目の長男として親の厳しい躾と勉強、それに応えるために、親の会社に入っても一生懸命頑張って来た。
 社長を引き継いでもその期待に応えるように頑張って、それなりの実績を残してきた。
 そのストレスを解消するためにお酒に、そしてギャンブルにのめり込んでいたようです。

 マカオのカジノはその場でいくらでもお金を貸してくれたそうです。

 カジノはたまに勝つことがあるので、その喜び、ドーパミンがいっぱい出る、をまた体験したくて自分が見えなくなってしまったようです。

・お金をいくらでも借りられた。
 ・マカオのカジノの仕組み
 ・社長でお金が自由に使えた
 ・創業者家だったので、子会社に無理が効いた
・監査法人が機能していなかった。

 読んで思ったことは人は弱い。
弱い人を守るための仕組みが必要だということです。

 大阪万博の後には税金をまたたくさん使って、カジノを行います。
税金を使って、著者のような博打にのめり込む人を増やすだけのようです。
もうけるのはカジノ経営者だけのように思います。
 大阪府は貧困対策と犯罪対策にまた税金を使ったり、治安の悪化を招くだけのようです。

 カジノの怖さとデメリットを持って大阪府市民は学んでいただきたいです。
大阪にはカジノではなく、もっと夢のある、健康的な産業育成にお金を使って欲しいです。
 社会を悪くすることに税金を使ってどうするのですか?
日本には、パチンコ、競馬、競輪、ボートとたくさんギャンブルあります。
宝くじもギャンブルです。
かつ最近はネットのギャンブルもあります。
設備使わないギャンブルにこれからはさらに移ってきます。

 大阪万博の大赤字だけでなく、カジノの大赤字と治安悪化が目に見えるようです。
大阪府市民は子孫にマイナスなものを残して子孫にどう説明するのでしょう。

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