幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「仕事ができるとはどういうことか?」楠木健&山口周対談 ”結果を出す人”

2021-07-29 00:23:00 | 本の紹介
・あっさり言えば「成果を出せる」。これが「仕事ができる」ということです。

・『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』山口周著

・「役に立つ」はスキル、「意味がある」はセンス

・問題は解決すればするほど「量」から「質」にシフトする

・「論理」は常に「直観」を必要とする

・『直観を磨くもの』小林秀雄著

・ある繊維工場でなかなか製品の品質が安定しないという問題があって、どこかのラインに問題があるのか、どこかの工程に問題があるのかと分析してみたけれども、これといった原因がはっきりしなかった。このとき、不良品が出ているのはその日の天気の関係を調べていたエンジニアがいて、不良品は必ず大雨の日に出ていることを把握したんですね。この工場は繊維を洗うための水を川から取水していたんですが、大雨のときは川の水分中のミネラルが増えることで問題を起こしていたんです。この分析は「繊維の品質は転機に関係しているんじゃないか」という直観が先に立たなければ、やりようがありませんよね。

・弱い人ほど「法則」」を求める

・「アスリート型ビジネス」(数値化)と「アート型ビジネス」

・成功する外交官
1) 皮膚の色が違うとか、文化や宗教が違う相手であっても、その相手がいま非常に心配しているとか、怒っているというようなことに関する対人感受性が非常に強い。
2) 非常にフラットで建設的な人間関係が築けるはずだというビリーフ(思考パターン)ですね。
3) 政治的な力学に対する感覚です。フィクサーみたいな人がいたり、ある案件についてのキーマンみたいな人が必ずいて、成功している外交官にはそれを見抜く臭覚があるということ膜ランドは指摘しています。

・仕事ができるというのは、僕の考えはごくシンプルで、状況にかかわらず「人に頼りにされる」ということなんじゃないかなと思う。

・スキル稼業一本鎗でいくと、途中まではわりと順調にいけるんですね。しかし途中で厚い壁にぶち当たる。

・「やってみないとわからない」センスの事後性

・よい本を読むのは事後性の克服に有効ですが、読書それ自体が事後性の高い行為ですね。

・為末さんの場合、もともと100メートルのスプリントをやっていて、だけど100メートルのスプリントでは食えないというのでハードルに行って、そこで世界陸上でメダルと獲ってオリンピックにも日本代表で出場したという構図なんですけど、これがやっぱり競争のなかでの「身の置き場所」という話だと思うんです。

・ゴーンさんが来る前の日産は、デザイン担当とコスト管理担当が役員レベルでは同じ人だったんですよね。コストとデザインはトレードオフの関係にあります。この二つを一人の責任者が担当すると低レベルの妥協が生まれちゃうわけです。そこにゴーンさんがやって来て「お前はデザインをよくしろ」「お前はコストを下げろ」ということで二人の責任者に分けたんです。

・『小林一三 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター』鹿島茂著

・どこで勝負するかという「土俵感」
初めのうちはとにかく迷ったらやってみる。ところが、いつまでたってもそのやり方を続けている人というのは、たぶんセンスがない。「これが自分の土俵だ」という感覚がだんだんはっきりとしてくる。これもまた仕事ができる人の特徴だと思います。

・2004年に原田さんがマクドナルドに来たとき、初めはとにかくQSC(Quality, Service, Cleanliness)以外はやらなかった。メニューをいじらない、価格をいじらない、店を開いたり閉めたりもしない。とにかくそのときの手持ちの材料でQSCだけを徹底的にやった。オーダーが入ってから商品をつくることにした。そしてそのタイミングで「100円マック」をハイメるんですね。「あ、おいしくなっている」と思わせる。
まさにシークエンス、順番のアートですね。

・「インサイド・アウト」か「アウトサイド・イン」か

・「ネットフリックス」強さの淵源
ずいぶん古い会社で、初めの10年弱は単なる郵送のDVDレンタルの会社だった。

・アムセントとスコットの違い(南極探検)
スコット
 イギリスのエリート軍人で、イギリス海軍から支援された動力ソリに雪上車、馬、軍艦と準備万端で南極点到達を目指した。動力ゾリはすぐに壊れちゃうんです。壊れちゃうんだけれど、それを治せる技師を連れていっていないというように、作戦が箇条書き的に全部ブツ切りになっている。馬は寒さですぐに動けなくなるんですね。馬のための馬草を大量に積んでいてそれが膨大な荷物になってしまって、だけど馬は死ぬ。本人も含めて全員死んでしまう。
アムセント
 最初からイヌぞり一本だった。イヌそりに食料を大量に積んでいくんですけど、食料って食べていくうちに、どんどん荷物が減っていくじゃないですか。さらにデポ(前進基地)に荷物を置いていくんで、どんどん軽くなっていくんです。犬もそんなに必要なくなってきて、どうするかというとイヌも食料として食べている。

・僕の娘が学校を卒業して仕事を始めるとき、どうせ人間は三つぐらいしか同時に意識してできることってないので、毎年三つずつアドバイスしようと思って、1年目に次の三つを挙げたんです。
1)「常に機嫌よくしていて挨拶を欠かさない」
2)「視る」ということ。「これは!」と思う仕事ができる人を決めてすっと「視る」。
3)「顧客の視点で考えろ」ということ。

・島田紳助の「芸人は努力するな」の意味
芸能界でどこのポジションが狙えるのかと、それだけを考え続けると言っているんですね。
まずは売れている芸人の漫才をすべて収録して書き起こして、どこでどうボケて、どうツッコミ、どういう種類の笑いを取っているのか、ということを分析していく。すると「落ちのパターンは8割一緒」「つまらないネタを直前に入れると面白いオチが光る」といった具合に言語化が可能になるんですね。紳助さん自身は「お笑いに教科書がなかったので自分で教科書をつくろうと思った」と言っていますけど、もう完全に笑いの経営学なんです。

・『弓と禅』オイゲン・ヘリダル著

・『道をひらく』松下幸之助著

・センスとは「具体と抽象の往復運動」

・仕事ができる人は、自身の「意志」が先にくる。

・『イヤならやめろ! 社員と会社の新しい関係』堀場雅夫著

感想
仕事が出来る人は、どこを優先するかがある程度直観で感じることができ、それを信じて実践することの出来る人のようです。
どちらにせよ、とことん考えて突き詰めていくことなのでしょう。
そしてスキルが必要ならそのスキルも身に付けていく。
スキルはツールであって、目的ではないということです。

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