幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

【単独】伊藤穰一氏が「web3は世界を変える」と主張する納得すぎる理由

2024-06-26 00:47:00 | 社会
「web3元年」と呼ばれる2022年。米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ所長、金融庁参与などを歴任し、現在はデジタルガレージ取締役を勤めながら、起業家、ベンチャーキャピタリストとして社会変革に取り組む伊藤穰一氏は「web3によって世界が変わる」と断ずる。web3やNFT、メタバースを解説した『テクノロジーが予測する未来』を上梓した伊藤氏にweb3の本質と、これから訪れる本当の変革についてビジネス+IT編集部が単独インタビューで話を聞いた。

聞き手・構成:編集部 松尾慎司、執筆:吉見朋子
伊藤穰一氏
デジタルガレージ 取締役 共同創業者 チーフアーキテクト
千葉工業大学 変革センター長

 デジタルアーキテクト、ベンチャーキャピタリスト、起業家、作家、学者として主に社会とテクノロジーの変革に取り組む。民主主義とガバナンス、気候変動、学問と科学のシステムの再設計など様々な課題解決に向けて活動中。2011年から2019年までは、米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの所長を務め、2015年のデジタル通貨イニシアチブ(DCI)の設立を主導。また、非営利団体クリエイティブ・コモンズの取締役会長兼最高経営責任者も務めた。2016年から2019年までは、金融庁参与を務める。

<目次>
  1. NFTの登場によって本格化する「クリプトエコノミー」
  2. メタバースとVRがまったく違う理由
  3. web3を理解するためのWeb1.0、Web2.0とは
  4. web3によって社会はどう変わるのか
  5. DAOは国家、企業、コミュニケーションにも多大な影響を及ぼす
NFTの登場によって本格化する「クリプトエコノミー」
 皆さんの中には、web3を何かよくわからない世界、と受け止めている方もいるかもしれません。この大きな流れを理解するうえでカギになるのが、暗号資産(クリプト)によるクリプトエコノミーの成り立ちを知ることです。

関連記事:「意味は分かるが腹落ちしない」Web3.0というバズワード、なぜ注目を集めているのか?

 クリプトエコノミーとは、仮想通貨やトークンをベースとした新しい経済圏のことです。近年、何かと話題のNFTも、クリプトエコノミーで流通するトークンの一種です。

 私がクリプトと初めて出会ったのは、1990年代、暗号通貨に興味のある仲間とともに独自のクリプト開発を試みたのが始まりです。2010年代には、米国のMITで暗号通貨プロジェクトの立ち上げや、米国デジタル通貨の研究に携わっていたこともあります。ただこの間、クリプトが大きなトレンドに発展することはありませんでした。

 ところが、2021年初頭から突然、「クリプトエコノミー」が現実味を帯びてきて、今年は「web3元年」と呼ばれるまでになりました。

 クリプトもブロックチェーン理論もずっと以前から存在していたのに、なぜ突然、2022 年を「web3元年」とするのでしょうか。それはトークン全体の時価総額が上がると同時に、クリプトエコノミーのインフラが整い、NFTなどトークノミクス(トークン経済圏)が駆動するような「web3」を形成する条件が整ってきたからです。

 きっかけとなったのがNFTの大ブレークです。NFTが扱うのはアートやスポーツ選手の名プレー動画など、分かりやすいものばかりです。その分かりやすさが、これまで「ブロックチェーン」や「仮想通貨」にピンときていなかった層にも届きました。

 去年と比較するとややブームが落ち着いてきた感はありますが、私はむしろ今が好機だと捉えています。フィーバーが冷めて落ち着いた時こそ、人材やエネルギーが正しい方向に注がれるようになるからです。

メタバースとVRがまったく違う理由
 クリプトエコノミーの立ち上がりとともに脚光を浴びるようになった「メタバース」についての定義は色々とありますが、私はクリプトによって形成されたバーチャル上の経済圏のことだと考えています。

 バーチャルリアリティ(VR)自体は、1980年代からありました。米国のNASAで研究がはじまり、90年代にはゲームの世界で盛んに取り入れられるようになった技術です。ただこのVRを含めたXR(VR/AR/MRなどの総称)といった技術は、ディスプレイ技術やコミュニケーション技術を磨くためのもので、バーチャル上に経済圏を作るためのものではありません。

 一方、メタバースは、ほしいアイテムや土地を買ったり、売ったり、交換したりといったマネタイズがバーチャル上でできるものです。もちろん、一部のバーチャルゲームの世界では、似たようなマネタイズが行われるものもありました。

 ですが、それはそのゲーム内でしか通用しないアイテムであり、別の世界に持って行くことができないクローズドなものでした。しかし、web3やNFTを前提としたメタバースでは購入したアイテムや土地は、別のメタバースでも存在し続けることが可能になります。

 それを可能にしたテクノロジーが、「ブロックチェーン」技術です。ブロックチェーンとは簡単にいうと「暗号技術を使って決済(支払い)などの取引(トランザクション)を1本の鎖のようにつなげて記録する(その記録は誰もが閲覧可能)」という技術です。

 自分が所有しているトークン、たとえばNFTなどはすべてブロックチェーンに記録されますから、アプリケーションの縛りなく、その技術に準拠していればどこにでも持ち出すことが可能になりました。

 バーチャルリアリティやゲームではデジタル上の「道具」の一種にすぎなかったものが、メタバースではきちんとした「資産」として扱えるようになる。そういう意味で、メタバースはゲームより圧倒的にスケーラビリティのあるバーチャルな世界と言えるのです。
(続きは会員登録者のみ)


感想
 なかなか理解が難しいです。
本やインタビュー記事などから、少しずつ理解していくことが必要なのでしょう。

 社会の変更に置いて行かれないように、少しでもそれを取り入れて、少しでもより良くしていくことなのでしょう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿