・意外なことに妻と二人のこどもは“パパのうつ病”を歓迎したのだ。毎日、帰りは深夜、休日も仕事だ接待だと家を空けることの多いパパが、いつも家で寝ていてくれる。特に幼稚園の息子は、「ボクもパパの横で寝る」と大喜び。男性もそれをいやがらず、奇妙な一家団欒の構図が生まれたのだ。
それから3か月、男性のうつ病はかなり回復した。もうそろそろ仕事にも戻れる。という状態になったが、家族は「またあんなパパになるにはイヤだ」と反対。
結局、一家は、小さな町に引っ越して、夫はそこで妻の実家の仕事を手伝うことになった。
「“心の闇”にやられましたけれどね。いまとなってみると、これでよかったんですね。やっと人間らしい生活ができそうですよ」。最後の診察の日、男性は晴れ晴れとした笑顔を見せた。
そう、”心の闇“は時として、粋なプレゼントを与えてくれることもあるのだ。闇には悪い面ばかりあるわけじゃない。私はそう思う。
・性格を変えずに、行動を工夫してみる
コミュニケーション、とくに話をするということに関してスキルを身につけて、トレーニングしてみるのもいいなと思いました。
・本当に必要な「学び」ってなんでしょう。
私は、「人生の“ひきだし”を増やすこと」だと思います。
・『病牀六尺』正岡子規著
このあまり厚くないエッセイを読んでいると、私はいつも「たとえからだが動かなくても、やれることや楽しめることってけっこうあるんだな」となんだか勇気がわいてくるのを感じる。
・心配しすぎは時間のむだ
・診察室では、多くの回復した患者さんたちからこういう言葉を聞かされた。
「先生、うつ病はつらかったけれど、私、この病気になってよかった。自分にとって本当に何が大切か、人生とは何か、じっくり考えることができたから」
・診察室には、50代になっても60代になっても、「母親のことがどうしても許せない」という人がやって来ます。
・だれかを「うらやましい」と思った時に、「私が目にしているのはその人の一部だけ」と自分に言い聞かせることだろう。
・『妻を看取る日』垣添忠生著(国立がんセンターの名誉総長)
・『七十路の修羅』中澤正夫著(精神科医)
・『そうはいかない』佐野洋子著
・『妻と罰』土屋賢二著(哲学者)
・人間はどうしても他人と比べてしまいます。比べること自体は仕方ありません。ただし、その後に「あの人に比べて私はだめだ」と落ち込むのは意味のないことです。比べて自分の生き方の参考にするならいいのですが、勝ち負けを判断して自分を追い込まないことが大切です。
・いやなことがあったり、落ち込んだりしたときは、あまり原因分析、”犯人さがし“をしすぎないことです。「それは終わったこと」「仕方のないこと」と自分の中で区切りをつけ、マイナスの感情に心を奪われる時間を、なるべく短くするように心がけましょう。
そのうえで、「心地よい」「楽しい」「おいしい」といったプラスの感情を抱くことができる時間を、できるだけ長くもつようにする。それが、“しあわせ感”を高める近道ではないでしょうか。
感想;
良くないことが起きても、それをどう解釈して今を過ごすかが大きいのでしょう。
心配ばかりしていると、体調を悪くするホルモン(緊張を維持する)がでて、長い目で身体を蝕んでいきます。
今できることは何かを見つけてそこに意味や楽しみを見つけることなのでしょう。
他人と比較しても幸せにはなりませんから。
口角を5mm上げて笑うと、幸せホルモンのオキシトシンが出るようです。
それが身体にも良いとのことです。
これはできることの一つです。
それから3か月、男性のうつ病はかなり回復した。もうそろそろ仕事にも戻れる。という状態になったが、家族は「またあんなパパになるにはイヤだ」と反対。
結局、一家は、小さな町に引っ越して、夫はそこで妻の実家の仕事を手伝うことになった。
「“心の闇”にやられましたけれどね。いまとなってみると、これでよかったんですね。やっと人間らしい生活ができそうですよ」。最後の診察の日、男性は晴れ晴れとした笑顔を見せた。
そう、”心の闇“は時として、粋なプレゼントを与えてくれることもあるのだ。闇には悪い面ばかりあるわけじゃない。私はそう思う。
・性格を変えずに、行動を工夫してみる
コミュニケーション、とくに話をするということに関してスキルを身につけて、トレーニングしてみるのもいいなと思いました。
・本当に必要な「学び」ってなんでしょう。
私は、「人生の“ひきだし”を増やすこと」だと思います。
・『病牀六尺』正岡子規著
このあまり厚くないエッセイを読んでいると、私はいつも「たとえからだが動かなくても、やれることや楽しめることってけっこうあるんだな」となんだか勇気がわいてくるのを感じる。
・心配しすぎは時間のむだ
・診察室では、多くの回復した患者さんたちからこういう言葉を聞かされた。
「先生、うつ病はつらかったけれど、私、この病気になってよかった。自分にとって本当に何が大切か、人生とは何か、じっくり考えることができたから」
・診察室には、50代になっても60代になっても、「母親のことがどうしても許せない」という人がやって来ます。
・だれかを「うらやましい」と思った時に、「私が目にしているのはその人の一部だけ」と自分に言い聞かせることだろう。
・『妻を看取る日』垣添忠生著(国立がんセンターの名誉総長)
・『七十路の修羅』中澤正夫著(精神科医)
・『そうはいかない』佐野洋子著
・『妻と罰』土屋賢二著(哲学者)
・人間はどうしても他人と比べてしまいます。比べること自体は仕方ありません。ただし、その後に「あの人に比べて私はだめだ」と落ち込むのは意味のないことです。比べて自分の生き方の参考にするならいいのですが、勝ち負けを判断して自分を追い込まないことが大切です。
・いやなことがあったり、落ち込んだりしたときは、あまり原因分析、”犯人さがし“をしすぎないことです。「それは終わったこと」「仕方のないこと」と自分の中で区切りをつけ、マイナスの感情に心を奪われる時間を、なるべく短くするように心がけましょう。
そのうえで、「心地よい」「楽しい」「おいしい」といったプラスの感情を抱くことができる時間を、できるだけ長くもつようにする。それが、“しあわせ感”を高める近道ではないでしょうか。
感想;
良くないことが起きても、それをどう解釈して今を過ごすかが大きいのでしょう。
心配ばかりしていると、体調を悪くするホルモン(緊張を維持する)がでて、長い目で身体を蝕んでいきます。
今できることは何かを見つけてそこに意味や楽しみを見つけることなのでしょう。
他人と比較しても幸せにはなりませんから。
口角を5mm上げて笑うと、幸せホルモンのオキシトシンが出るようです。
それが身体にも良いとのことです。
これはできることの一つです。