500年余りの伝統を持つ華道芸術も、元をたどれば、身近な草花を神仏に供えたのが始まりといわれています。余り聞き慣れない「雑草生け花」という言葉ですが、身の回りの草花を使って生け花を楽しむ人が増えているそうです。
これまで見過ごしていたものを、発見し親しむ喜び。無心に生きる生命力に雑草の美しさを感じ取る。心が安らぎ、力が湧いてくる。命を奪わないように、採取には根を残す心遣いを忘れない。
(参考:2006.10.25 読売新聞)
「雑草生け花」をたしなむ心には、「花育」に通じる共通点がいくつも有るようです。
花の楽しみ方を学び、花に対する知識や関心を高める「花育」が、品川区の児童センターで進められています。
「花育」を通して、自然を思いやる心や、創造力養い、感性豊かな子供を育てるのが狙いです。この講座は、品川区が子供にモノ作りに親しんでもらおうと、同区内に事業所がある生花卸売り会社「フローレ21」と協力して開催されました。
同区児童課の倉島さんは「花を通して、自然を思いやる心や季節感を育てたい。花を組み合わせて飾ることで、アレンジメントを工夫する力が養われる。集中力が高まり、キレない子供に育ってくれれば」と期待する。
農林水産省が、花の楽しみ方を学び、花に対する知識や関心を高めようとする活動は、最近「花育」と呼ばれるようになりつつあります。
切り花事情に詳しい法政大学経営学部・小川孔輔教授は「部屋に花を飾ることは心の安らぎになる。「花育」は、情緒が安定し、優しい気持ちを持った子供を育てる効果などが期待できる」と話している。(2006.10.17 読売新聞)
小学校のフェンス沿いに、緑化とシールドを兼ねた、「ベニカナメモチ」の植え込みが行われました。春になると、燃えるような深紅の新芽が吹きます。今からとても楽しみです。
植栽の立ち会いをされていた、新宿区・道と緑の課の方と、私達の地域活動や、プリムラロードの事を話しました。先々、これが元で、何かの「花」を結ぶかも知れません。