「花育」に役立ちます。
自然や環境に興味を持つキッカケになるかも知れません。
▼
既製品は、1枚2千円~3千円程するようです。樹木への取付方法として、神田上水公園では、スプリング(巻バネ)を使っていました。
先日訪問した横浜の小学校では、A4サイズで生徒が手作りしたと思われるプレートがついていました。
「生徒の手作り」は、私達の地域でも参考になる方法です。どんなアイデアが出るか楽しみです。
学校周囲の樹木には、防犯を兼ねて「淀四地区子どもを守る会」を入れてみました。
(追記) ブログと連結して、写真や記事を記載する予定です。
NHK・ラジオで、「森林総合研究所」の、「自然や森林浴とリラックス効果の研究」を紹介していました。
人類は500万年をかけて、自然に親しんで生きてきた歴史があります。現代は、その自然の中で生きてきた人類が、都市の中で生きています。必然的にストレスが生じやすく、それを緩和するのに、森林浴や自然に親しむ事が効果が有ります。ガーデニングでも効果があります。
人には、「自然や森林、木々や草花と親しむ事でリラックスする遺伝子」が綿々と受け継がれているのかも知れません。身近な、木々を眺めたり、草花の世話をする事も、人の心身の健康に効用が有りそうです。
花作家の、かわしま ようこ さんは、野辺の野草や雑草を、身の回りの品物を使って、活けています。「花ビン」を使わず、身の回りの捨てられない容器を生かす暮らしを楽しんでいます。 (参考:TV東京 2007.2.28)
昨年の10月25日に、「雑草生け花」を楽しむ人が増えているという記事を紹介しましたが、関連性が有ると思うので、紹介します。
500年余りの伝統を持つ華道芸術も、元をたどれば、身近な草花を神仏に供えたのが始まりといわれています。余り聞き慣れない「雑草生け花」という言葉ですが、身の回りの草花を使って生け花を楽しむ人が増えているそうです。
これまで見過ごしていたものを、発見し親しむ喜び。無心に生きる生命力に雑草の美しさを感じ取る。心が安らぎ、力が湧いてくる。命を奪わないように、採取には根を残す心遣いを忘れない。
(参考:2006.10.25 読売新聞)
金沢市立西南部小学校の金森俊朗先生は、田植え・妊婦・末期ガン患者・ニワトリの解体など様々な体験を教材にして、「いのちの学習」を30年以上続けている。
田植えや稲刈りまでの体験では、稲刈りをした後の水田に自然に生える二番穂(彦ばえ)を見せて、子供たちに、「命の持つ力」を実感させている。
最初の稲が実るまでに、4ヶ月もかかったのに、小さな二番穂にはもう花まで付いています。金森先生は、「何で花が咲いているんでしょう?」と質問を投げかけます。
それは、冬が来る前に実を作ろうと花を咲かせるからで、「生き物には命の危険を感じ取る力が有る」ことを子供たちに考えさせているのです。 (2006.11.7 読売新聞)
私達の地域の小学校の「ミニ田んぼ」でも、「二番穂」が元気に育ちました。金森先生の取り組みがとても参考になりました。
写真は、「ミニ田んぼ」の稲穂です。手前は最初に実った「二番穂」です。後ろは、比較のために刈り残した稲穂です。
資料を整理していて、園芸家で「こども電話相談室」の回答者としても知られた故・柳 宗民さんの新聞記事を見つけました。その、主な内容は…
草花は飾るだけでは無く、育てる楽しみを知ることが、ガーデニングを長く続けるコツです。苗は、花の咲く前の小さなものの方が植え替えても良く根を張るので、いい花が長い期間楽しめるし、値段も安い。
丹精込めて育てた植物が花を咲かせたり、手間をかけて種や苗から育てる喜びを知れば、草花の世界はもっと素晴らしいものになります。植物と長く付き合おうという意識を持って欲しいと思います。
こうした意識を子供の頃から培い、必要性が指摘されている「心の教育」の教材として、植物を育てることを見直してもいいのではないでしょうか。
(1998.7.6 読売新聞)
500年余りの伝統を持つ華道芸術も、元をたどれば、身近な草花を神仏に供えたのが始まりといわれています。余り聞き慣れない「雑草生け花」という言葉ですが、身の回りの草花を使って生け花を楽しむ人が増えているそうです。
これまで見過ごしていたものを、発見し親しむ喜び。無心に生きる生命力に雑草の美しさを感じ取る。心が安らぎ、力が湧いてくる。命を奪わないように、採取には根を残す心遣いを忘れない。
(参考:2006.10.25 読売新聞)
「雑草生け花」をたしなむ心には、「花育」に通じる共通点がいくつも有るようです。
花の楽しみ方を学び、花に対する知識や関心を高める「花育」が、品川区の児童センターで進められています。
「花育」を通して、自然を思いやる心や、創造力養い、感性豊かな子供を育てるのが狙いです。この講座は、品川区が子供にモノ作りに親しんでもらおうと、同区内に事業所がある生花卸売り会社「フローレ21」と協力して開催されました。
同区児童課の倉島さんは「花を通して、自然を思いやる心や季節感を育てたい。花を組み合わせて飾ることで、アレンジメントを工夫する力が養われる。集中力が高まり、キレない子供に育ってくれれば」と期待する。
農林水産省が、花の楽しみ方を学び、花に対する知識や関心を高めようとする活動は、最近「花育」と呼ばれるようになりつつあります。
切り花事情に詳しい法政大学経営学部・小川孔輔教授は「部屋に花を飾ることは心の安らぎになる。「花育」は、情緒が安定し、優しい気持ちを持った子供を育てる効果などが期待できる」と話している。(2006.10.17 読売新聞)
植物を育てることでストレスを解消しようという講座が23日、板橋区・上板橋健康福祉センターで開かれました。
土に触れたり、植物の色を見たり、収穫した作物を食べたり、植物が育つ過程を見守ることで、五感を刺激する「園芸療法」は、心身のリラックスの効果が有るといわれています。 (参考:5/24読売新聞)
私達の地域の小学校には、コミュニティ活動の一環として、花が植えられています。子供たちと地域の皆さんと協力して、キレイに花を咲かせ続けたいと思っています。
館山市の市内10の小学校で、放課後に「子ども華道教室」が開かれました。同市教育委員会は「このような体験をきっかけに、季節の花に親しむ豊かな心が育てば」とコメントし、今後も続ける予定です。
子どもの頃から花の楽しみ方を教えて、花の知識や関心を高め、心を豊かにする活動は「花育」と呼ばれ、近年、農林水産省や花業界の関係者が提唱し始めました。 (参考:読売新聞 2006.3.25)
私達が取り組み始めた「プリムラロード」も、地域・学校・子供が連携して、年間を通じて花の世話をすることで、「花育」に通じる要素が有ると思っています。