ポーランドからの報告

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首都ワルシャワ I

2006年09月28日 | 観光ガイド

ポーランドの首都ワルシャワは、政治、経済、文化の中心で、ポーランド全体をリードする街です。地理的にもちょうどポーランドの中心(やや東よりですが)に位置し、グダニスク、トルン、ポズナニ、ヴロツワフ、カトヴィツェ、クラクフ、ウッジ、ルブリン、ザモシチ、ビヤウィストクなど国内主要の街に電車で2~3時間で到着することができます。

ワルシャワ中央駅に降り立ち地上出口に出ると、まず目に入るのが、なにやらでーんとそびえたつ建物。スターリンからの贈り物として建設された文化科学宮殿です。当時高層建築のなかったワルシャワの街にはおよそ不釣合いで、建築当時からワルシャワ市民に評判悪く、「スターリンの立てた共産主義の墓石」「ワルシャワでもっとも景色がよい場所は文化科学宮殿のてっぺんだ。なぜなら文化科学宮殿が見えないから」などとさんざん揶揄されてきました。一時は取り壊す案も出ましたが、その後周辺にも高層建築が立てられ、なんとか調和のとれた街並みになりました。宮殿の内部にはテレビ局や大学、カルチャースクール、バー、ナイトクラブなど多数のテナントが入っています。

   

ワルシャワの街を歩いていると、スモールライトを浴びてスケールが縮んでしまったような、そんな気分になります。まずイェロゾリムスキエ通り、マルシャウコフスカ通りをはじめ道路の幅が広すぎ、そして文化科学宮殿が場違いに馬鹿でかく、しかも街のどこからでも目に入るため、文化科学宮殿が近いのかと思って歩いてしまうと結果とんでもない距離を歩いてしまうことになり。。。そんな距離感が狂う街です。


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