社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

銀行の愚行

2007-12-29 22:20:39 | 日常
今年の年末年始は土日と巧く繋がり、
9連休になる会社も多いようです。
しかし、企業によっては4日の金曜日から出社の会社
もあります。
特に金融機関にその様な会社が多いと思います。

これは、某銀行の子会社の話です。
何年前かの正月休み、今年の様に長い連休のなった時がありました。
しかし、金融機関の為4日が金曜日に当るので出勤となります。
そこで、その子会社の社長は金曜日を休みにして連休としました。
従業員は大喜びです。
しかし、後で大問題が起きました。
それは、休みの金曜日に親会社の役員が年始の挨拶に来たのです。
ところが、会社は休みになっているということで、
子会社の社長はすごく怒られたそうです。

この話を聞いて、何か腑に落ちないものを感じました。
親会社の役員が怒ったのは、何に対して怒ったのか?
自分達が出社しているのに、事前の報告もなく休みにしたことでしょうか?
もしそうなら、とんでもないことです。
つまり、自分達にことしか考えていないといことです。
子会社の社長は、1日中途半端に出社するなら休みにして連休
にすれば従業員も喜ぶし、気持ちを新たに年始をスタートしようと
考えたのです。
経営者として、従業員のモチベーションを挙げる為に決断しました。
しかし、親会社の銀行役員はどうでしょう?
自分達の立場のことだけ、従業員のことなど一切考えていないでしょう。

この話はほんの一つの話です、
しかし、この中には銀行の体質が如実に浮き彫りにされています。
全ては自分達のことが一番優先される考え方、それが今の銀行のスタンスです。
従業員、お客様のことは二の次なのです。
そんな銀行には頭のいいエリートが沢山います。
確かに勉強は優秀でしょう、しかし人として人間として立派な人は
極僅かなのです。
ましてや頭取と言われる人達などは論外です。
そんな人の集まりの銀行、だから倒産の危機にあったのです。
税金を投入され生き残りましたが、今またサブプライムローンで
同じ過ちを繰り返しています。
銀行も社会保険庁も同じです。
親方日の丸体質、それが日本の社会を動かしているのです。
恐ろしく悲しい現実に気づいていますか?