ソニー・エリクソン Z610i

突然国際電話がかけられなくなった携帯電話の料金の上限設定を解除してもらうついでに、トレード・センターのエティサラットのアウトレットで、３Ｇ対応の携帯電話、ソニー・エリクソンのZ610iという機種を購入する。９９５ディルハム（約３万３千円）だった。

正確に言えば、売っているのはエティサラットではなく、セル・コムという携帯電話ショップだ。ＳＩＭロックがかかっていない国ではどこもそうなのかもしれないが、当地では電話会社が携帯電話の端末を売るということはなくて、電話会社のアウトレットに端末を売る会社が同居する形態をとっているようだ。電話会社と端末販売会社間の契約がどうなっているかはわからないが。

３Ｇ対応の携帯電話を探したのは、日本に一時帰国する際に、国際ローミングを利用して同じ端末でＵＡＥの電話番号が使えると思っているからだ。ドコモからの正式アナウンスはまだだが、ドコモのＦＯＭＡが当地で３Ｇローミングで使えているのと同様、エティサラットの携帯電話が３Ｇで使えるようになっているはずだ。日本で、ＳＩＭロックがかかっていない携帯電話が売られていればよいのだが、当地に赴任する時点では、ノキアの１機種があるだけだった。

３Ｇ対応では、他にノキアのものが９８０ディルハムで売られていたが、ソニエリにしたのは、日系（スウェーデンとの合弁だが）で唯一世界の携帯電話のマーケットで戦い続けているのに敬意を表したいのと、コンパクトのように開閉できること、また業務用だから重要性は低いとはいえデザインがおしゃれなこと、という３つの理由による。

日本でも同じデザインの機種をみたような気がするが、今いくらで売られているのだろうか。まさか１円ということはないとは思うが、もしそれに近い値段で売られているなら日本の携帯電話のビジネスモデルは相当病的だという気がする。