ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

エティサラット ブラックベリー・ボールド発売へ

2008年10月01日 23時04分48秒 | ICT
紹介しそびれたが、昨年の暮れ以来仕事で使っている携帯電話の端末はブラックベリーのカーブ(Curve)8300という機種だ。

ブラックベリーは最近ではduも取り扱いを始めたが、購入した当時は中東でいち早く発売したエティサラットしか販売していなかった。UAEの携帯電話には珍しく、SIMロックがかかっている。使い始めた動機は、周囲で使っている知人から、情報通信関係に少しは詳しいと思われている私に、度々相談を持ち込まれたからだ。自ら使ったことがないものは他人に教えられない。

ドバイにいる駐在員の多くにとって、ドバイにある事務所はベースステーションでしかなく、ここから湾岸諸国やアフリカなどに頻繁に出張している。そんなビジネスマンにとって、会社との連絡のため、重いPCを持ち歩きたくないという欲求は強い。メールを自動的にダウンロードしてくれる機能を持つブラックベリーの日本での普及率がさほど高くないのは、iモードなどの代替手段があるせいもあるが、外国人の(そして、おそらく日本人にも?)評判がすこぶる悪い個人情報保護法のせいだろう。ブラックベリーは、特に欧米のビジネスマンに圧倒的な人気を誇っている。

私に寄せられる質問で一番多いのは、「ブラックベリーで日本語のメールを読むにはどうしたらよいか」。これについて書くと長くなるので、別稿に譲るが、なんとかブラックベリーで日本語が読めるようになると、きまったように聞かれる次の質問が、「これ日本でも使えないか」と。

残念ながら、答はノー。なぜなら、これまでUAEで販売されてきたブラックベリーの通信方式はGSMで日本でのローミングが可能な3Gに対応していなかったからだ。かくして、「日本で使えれば最高なんだがなあ」と日本人駐在員を嘆息させることとなる。

この問題を解決するであろうことが期待されるのが3Gに対応したブラックベリー・ボールド。エティサラットが10月7日に発売予定という。日本でも、ドコモが近々発売予定らしい

気になる価格は明らかにされていない。iPhone 3Gに対抗しようとしているのか、エンタメ機能を高めているようであるのがビジネスマンにはかえってうっとうしい。だが、本当に日本でも使えれば、ドバイの日本人駐在員にとって福音になりそうだ(ただし、日本で使えなかった場合の責任は負いかねるので、悪しからず)。

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