ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

世界一リッチなマラソン?アブダビ国際ザイード・マラソン

2008年01月26日 23時31分41秒 | スポーツ
23日の朝のことだ。最近使っているブラックベリーに奇妙なSMSが入っていた(写真)。2月28日にアブダビで開催される国際ザイード・マラソンの宣伝のようだ。ドバイマラソンの10キロの申込をする時に、携帯電話は登録しておいたから、番号は大方そこから漏れたに違いない。ただ、申し込み方法についての記述が一切ない。ウェブで検索しても、そもそも参加受付のホーム・ページが見当たらない。招待選手だけの大会のようだ。

変だと思っていたら、事務所のインド人社員にも同じSMSが来ていることがわかった。どうもエティサラットの携帯電話ユーザーに一斉に送られたもののようだ。そういえば、この国では、SMSのスパムメールというものをあまり受け取った記憶がない。SMSによる広告は規制されているのかもしれない。こんなメールが来るのは、もしやエティサラット自身が関与しているのではあるまいか。

18日のドバイ・マラソンの賞金総額は百万ドルで、世界一リッチなマラソン大会というふれこみだった。わずか4日後に発表されたこのマラソン大会の賞金総額は2百万ドルだというから、一気に2倍、アブダビのドバイに対する対抗意識があからさまだ。

ガルフニュースによれば世界記録保持者のハイレにも招待状を送ったということだが、ゴルフとはわけが違う。いくら賞金が大きいからといって、世界記録をかけて走ったわずか1ケ月後に2本目のフルマラソンを走るのは無茶だ。

UAEの首長国同士の意地をかけたこの試合の行方に注目したい。


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