ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

FOMA N705i

2008年05月17日 22時25分02秒 | ICT
ビックカメラ渋谷東口店で、FOMAN705iを購入する(写真左)。

使っていたL600i(写真右)は、床に落としてディスプレイを割ってしまい、ディスプレイにビニールシートを貼って使っていた。ドバイでは、ドコモの携帯はiモードを利用して会社のメールを読むためだけに使っているので、これでも特段の支障はない。だが、基本料金の安いバリュープランに変更するためには、電話機を買い換える必要があるらしい。正月に一時帰国した時は、まだ905iしか発売されていなくて、様子をみることにしたが、その後ラインアップも大分充実してきたようだ。

選択の基準は、まず3GとGSMの両方の国際ローミングに対応していること。UAEでは3Gローミングがようやく始まったが、出張の可能性がある他の湾岸諸国では3Gの導入が遅れているからだ。これでおよそ半分の製品が失格となる。

次は折り畳み式であること。これは趣味の問題だが、ボタンをいつの間にか押してしまうストレートタイプやスライド式の携帯電話に私はどうしても馴染めない。

最後に、機能は多くなくてもいいから価格は安いに越したことはない。

1時間はいただろうか、売場をいったりきたりしながら、最終的にしぼり込んだのが、L705iとN705i、そしてN905iμ。L705iは、さすが世界で戦っているLG電子の製品だけあり、機能が少なくシンプルなのが好印象だ。たが、それで3万円するのはコストパフォーマンスが悪過ぎると感じた。結局、価格がほぼ同程度のN705iとN905iμの決戦の末、ワンセグ機能がついている前者がGPS機能を備えた後者を接戦で制した。購入価格は4万2千円ちょっとだった。

基本料金だが、タイプSSという最も安いプランが、これからは継続利用割引とファミ割で1100円ちょっとになるという。なお、端末の代金が安くなるとあれこれ勧められたオプションは、解約が簡単そうだと思ったiチャンネル(税別150円)だけ申し込み、帰りの電車の中でiモードを使って解約。釈然としなかったが強制加入という説明を受けたケータイ補償サービス(税別月額300円)も、帰宅してから151に電話して解約する。

感想だが、端末料金と電話料金の関係が見直されて、基本料金が安くなったことは積極的に評価できると思う。ただ、そのかわりに予想どおり高くなった端末を新たに購入しなければならないのには、疑問を感じる。また、ワンセグなど日本でしか使えない機能が満載では、日本の携帯電話メーカーが世界で戦う足枷にならないのだろうか。

端末にSIMロックがかかっている状況が変わらなければ、根本的な問題は解決しないのかもしれない。

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