ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

携帯電話の入手方法(4) SIMロック

2007年01月24日 23時28分26秒 | ICT
携帯の“カギ”解除 SIMロック 市場活性化へ検討 総務省(産経新聞) - goo ニュース

今日は会社の同期入社の新年会があった。幹事が気をつかってくれて、ドバイに赴任する私とニューヨーク駐在から帰国したばかりの同期との歓送迎会を兼ねている。私もいれて17人も集まって、最近では珍しく集まりがいい。みんな、同じ会社に20年も勤めているのもすごいが、無礼講で言いたい放題言えるのが楽しい。ドバイについて、質問ぜめに会うが、大体はこのブログに書いたことばかりだ。明日メーリングリストでURLを周知しようと思う。

さて、引用した記事は、ドコモの友人(れっきとした部長さん)に教えてもらったものだ。彼によれば、現時点でドコモブランドで販売している全ての携帯電話にSIMロックがかかっているとのことだ。「現時点」というのは、これを変えようとするプレッシャーが総務省からかかっており、将来はわからないからだ。

私自身、SIMロックの話は前から知っていたのだが、せいぜいドコモの携帯電話をauやソフトバンクのユーザーが利用できないくらいのことで、海外では別だろうと思っていた。また、NECなど国内メーカーの製品はそうでも、モトローラやLGといった海外のメーカーの製品はSIMロックの対象外だと思いこんでいた。

SIMロックを正当化する理由として、通信事業者からメーカーに支払われる販売奨励金や、それに伴う端末の低廉化があげられている。SIMロックを解除したらただちに端末の価格は上昇するであろうとも言われている。本当だろうか。

ドバイで携帯電話を物色しているが、安いのはモトローラの99ディルハム(約3000円)、ノキアなら150ディルハムからある。電話だけの機能であれば、これで十分である。

日本のメーカーは、日本というマーケットでこそシェアを保っているが、海外に出ると、ソニーエリクソン以外は見る影もない。これは、日本のマーケットしか通用しない特殊な仕様で携帯電話を作らされているため、海外のマーケットとのコストの割り勘がきかなくなっていることがあるのではないか。

日本人のものつくりの能力から考えて、まともに戦ってフィンランドやスウェーデンの会社に負けるわけがないと思う。

昼休みに東京八重洲地下街にあるノキアショップを訪ねる。お目当ては日本語仕様の携帯で現時点唯一SIMフリーのE61というスマートフォンだ。残念ながら品切れで、2月中旬まで入荷の予定はないと言う。ウェブの直販も同様に入荷待ちだが、価格はウェブの方が2千円安く5万8千円程度と言う。ガジェット好きの私としては、大いに購買欲をそそられる。

うーん、でもちょっと高いなあ。もっとたくさん、SIMフリーの携帯電話がでてくればいいのにと思う。日頃は総務省のやることにあまり感心しない私だが、日本の携帯電話のSIMロック解除には珍しく賛成だ。


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