ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

ドコモ905iとバリュープラン

2008年01月03日 23時54分18秒 | ICT
今回の一時帰国の際の買い物リストの中に、かっこつきで書いておいたのがドコモの新しい携帯電話905iだ。

11月に一時帰国した際、ドコモの携帯電話を利用休止したのは書いた。だが、今回のように一時帰国した時にエティサラットの携帯電話は気軽に使えないし、ドバイでもiモードを使って会社のメールを読むことができなくなるのは思ったより不便だ。今日、自由ヶ丘のブックオフに行ったついでに、ドコモショップをのぞいたら思いがけず営業していた。利用休止してから2ケ月も経っていないが、同じ番号を使えるのが90日以内ということもあり、この際なのでタイプSSという一番基本料金が安いプランで復活することにした。ファミリー割引や1年割引を適用して基本料金が2000円ちょっとで、無料通信分1000円を含むという説明だった。
           
11月に一緒に食事したドコモの友人は、今度出る905iの仕上がりはなかなかいいらしいと言っていた。発売後の売れ行きも最近になく好調のようだ。

端末の仕上がりよりも気になるのが、料金プランだ。905iからは今まで端末の代金を基本料金に載せていたのを改め、基本料金を安くするかわりに端末は一括か12回または24回の割賦払いで購入できるようになると言う。総務省の研究会の提言を踏まえた措置のようだ。

国際的に見れば、基本料金を含めた電話料金で端末のコストを補填している今までの方が異例だった。今回の変化は電話会社や端末メーカーがグローバル化する競争に勝ち残っていくためには必要なステップだと思う。ただ、まだ電話会社が端末の仕様を決めたり、SIMロックをかけたりすることがなくなったわけではない。SIMロックフリーの端末がたくさん出るようになるのはまだ先になるのかもしれない。

結局、905iを買うのは止めた。端末の値段がドコモで5万円以上、ビックカメラなどの量販店でも3万円以上。ドバイで見れないワンセグがついても有り難みはないし、日本にいたら真っ先に使っただろう2in 1も、エティサラットのSIMカードを挿して使えないなら差し向きは無用の長物だ。1月下旬には705iが発売されるようだが、仕様を見る限りこれも結構高くなりそうだ。

そもそも、バリュープランはこれから発売される端末を買わなければ適用されないというロジックもよくわからない。過去に1円で買った同じ端末を、補填がなかったとしたならいくらという値段から月額基本料の中で端末代金に充てていた分を引いた差額を払うことでバリュープランの適用を認めるという制度があればベスト。ただ、これは財務的なインパクトが大きすぎるから無理だろう。

せめて現行販売されている端末のラインアップ全てに、バリュープランを適用できるような価格設定ができないだろうか。少々高くても、私ならドバイで十分用が足りているシンピュアLをもう一台買うかもしれない。

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