スポーツドクターSのざっくばらん

スポーツ障害専門カイロプラクターによる奮戦記。

今日はちょっと難し目のお話

2006-07-29 16:13:55 | カイロプラクティック

前回、土踏まずを発達させるためには「後脛骨筋」という筋肉を強化することが大切ですというお話を書きました。

長腓骨筋という筋肉も土踏まずの形成に重要な役割を持っています。

この筋肉は膝の外側(腓骨頭)から始まり、ふくらはぎの外側を沿って下に向かって伸びていきます。

踵で足底に入り込み、母趾の方に(第1中足骨)伸びていきます。

言葉で説明するよりも百聞は一見にしかずということで、こちらの図を参考にしてみてください(tendon of peroneus longusが長腓骨筋の腱という意味です)。

つまり長腓骨筋は足底で外側から内側に入り込んでいる筋肉ということになります。

足底はこの筋肉の腱になっていますが、よく観察するとちょうど土踏まずあたりを通過しています。

長腓骨筋の腱は土踏まずの形成に重要な部分を占めていることがわかると思います。

この筋肉の主要な作用は足首の外反ですが、足底の図を観れば想像できるかもしれませんが、母趾の底屈にも作用します(正確にはFirst rayの底屈)。このことも土踏まずの形成に重要な意味を持っています。

 

スポーツ障害専門カイロプラクティック



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2 コメント

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質問です (ぴっぴのまま)
2007-09-05 12:18:01
娘の足のことで、いろいろ見ていました。
現在6歳ですが、4歳から体操教室と新体操教室を本人の希望ではじめましたが、
5歳の頃、腰が痛いと本人が言い始め、整骨院に行ったところ、わが娘には、幼稚園課外のスポーツは、過度ということで、腰と背中に張りがあるとのこと。今年の3月には辞めましたが、その通院時、気になって、娘の足の外側の骨が他のこと比べてすごく出っ張っているのです、つまりtendon of peroneus longusが長腓骨筋の丁度真横に、図で言うと骨が足外側に向かって、出ているのですが、この部分の上下に筋肉などがついていなくて、ぼっこりと、左右対称ではなく、左足?だったと思いますが、そちらのほうが、整骨院の治療が終わった後も、ぽこっとしたままです。突然で、大変恐縮なのですが、私自身も背中の痛みで色々治療に大変な日々を送っているので、わが娘にだけはこんな思いをさせたくないと、無理を承知でお伺いしました。小さいうちに気をつけた方がいいことなど、どうか教えて頂けますか?現在の娘は特に何処にも痛みや違和感はないそうです。
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Unknown (Dr.S)
2007-09-05 12:41:59
コメントありがとうございます。

娘さんのこと、心配ですね。

足首については、もう少し詳しい情報が必要です。それと非常に気になるのは、娘さんの腰痛です。この年齢での腰痛は、一般成人の腰痛とは重要度が違います。自覚症状はないとのことですが、将来的に何らかの問題が起こってくる可能性もあります。

もしよろしければ、こちらにメールをいただければ、詳しくご説明します。

drsakakibara@yahoo.co.jp
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