偏平足は足首はもちろん、膝関節、股関節、骨盤の関節、脊椎の関節など体全体へ影響をします。
でもやはり一番ダイレクトに影響されるのは足首、足底の構造です。
足底には足底弓と言って弓状構造を持っています(解剖学的には3つの足底弓があります)。
偏平足の人はそのうちの一つが通常よりも潰れている状態を言います。
いわゆる土踏まずが発達していない状態です。
これにはいろいろな原因が考えられるのですが、そのうちの一つに後脛骨筋の筋力低下が考えられます。
後脛骨筋というのは、ふくらはぎの筋肉の一番奥(骨に一番近いところ)にある筋肉で、地面を蹴るときに強く収縮します。
深層部にある筋肉なので、普段ほとんど意識することはないのですが、足首のコンディションにとっては非常に重要な筋肉です。
それでは後脛骨筋の筋力強化はどうしたらいいのかと言いますと、爪先立ち運動(カーフレイズと言います)を行なうと良いですね。
爪先立ちになったとき(収縮ポジション)で足の外側(小指側)に体重を乗せるようにすると、さらに後脛骨筋をアイソレートすることができます。
運動中、この筋肉の動きを意識することは難しいですが、なるべく頭の中で想像して行なうようにするとさらに効果的になります。
以前DrSの授業で長腓骨筋の”筋力低下”でも影響するとおっしゃいました。 未だ納得できません。
龍之介さんはぼくの授業を受けたことがあるんですね。今度メールください。
長腓骨筋の筋力低下も影響します。よく覚えてましたね。
このことに関する説明は次回のブログで書きたいと思いますので、少々お待ちください。