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グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

びとうファイナンシャルサービスはお客様の利益のみに目をむけた金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーです。

洞爺湖サミット、実感わかないけど一定の成果?

2008-07-09 10:10:19 | Weblog
主要8カ国、アフリカ諸国やBricsなど、いってみれば世界経済ほとんどの部分を占める国のトップが、いま日本にいるんだから、ちょっと感慨深いものがある。東京の地下鉄や駅、空港、主要ターミナルなどいたるところで、目つきの鋭い警官がのし歩いているという感じだ。

ただ、これが東京や京都でなく、北海道それも山の上のホテルでやっているので、なにか近い感じがしない。G8首脳たちも、ホテルから一歩も出ず、連日会議だ。多くの首脳が千歳空港まで専用機で来て、そこからはヘリコプターでホテルに到着し、帰りもおなじルートで帰るのだろう。せっかく北海道まできたのだから、ごゆっくりといいたいところだが、昨今の世界情勢をみればなかなかそうもいかないのだろうが。

ところで、今回のサミットでの“地球温暖化へのG8首脳宣言”は、一定の成果を得たとして評価していいのではないか。米国が主張する新興国にも温暖化ガス防止をうながす内容も入り、2050年までに温暖化ガスの半減する目標を共有することになり、今後の取り組みへの世界的なレールを敷いた。これからは、主要国が、実際にどう取り組んでいくのかが焦点となる。お互い自国の利益ばかり考えず、地球的利益を最優先に、全体最適合で進んでほしいものだ。

バフェット&ゲイツ 後輩と語る

2008-07-08 09:35:13 | Weblog
今年2月NHK衛星で放映された『バフェット&ゲイツ 後輩と語る』が、本(DVD付)として出版された。小生は放映を一部しか見られなかったので、これを早速購入した。そして、放映を見た。なおウォーレン・バフェットはバークシャーハサウェイを率いる世界一の大富豪、ビル・ゲイツはマイクロソフトの創業者。

舞台の設定がいい。バフェットが1950年に卒業したネブラスカ大学の講義ホールで、報道・メディア、教職員を入れずに学生だけを相手にした、学生の21の質問に対する二人の応答という形式だ。78歳のバフェットにしてみれば、孫にも当たる学生に対して語る、後世に託すメッセージともいえる。そして、二人はあわせて総資産10兆円をもつ世界1,2位の大富豪ときている。

ここで、バフェットが答えた主なものを書いておこう。


●組織的にどういう倫理指導を行っているか?

→わが社には資金があり、多少の損失を出す余裕はあるが、評判を落とす余裕はない。新聞に出て、家族や友だち、近所の人が読んでいやな気持ちになるようなことはないかという新聞テストをやっている。


●100ドルを落としたら拾いに戻りますか?

→もしビル(ゲイツ)が10セント落として出て行ったら、私が拾う。-バフェットの車のナンバーは『Thrift-倹約』 自宅は、1957年に31,500ドルで購入した家のまま。


●過去にもらった最高のアドバイスは?

→父からもらった言葉-自分の『外側の得点表』より『内側の得点表』のほうがはるかに大事だ。自分の内側の得点、それに満足していれば幸せな人生を送れる、外側の得点ばかり気にしている人は、いささかむなしい人生ということになる。-


●誰にアドバイスを求めるか?

→鏡を見るよ。誰も責任をとらない大人数から生まれた判断は、優れたものにはならない。


●できるだけ早く経営陣に加わるには

→才能を持っている人というのは、その人の振る舞いが、そう感じさせる。また、できるようにしておくといいことがある。訓練して、人前でできるだけ楽な気分で話せるようにしておくこと。周りの人からよい点を引き出す才能を持つこと。そのような才能は、他人に対する姿勢から生まれる。これらができれば、それは莫大な利益をもたらす。


●成功に影響を与えたのは何だったか。何か習慣にしたことはあるか?

→自分にとってヒーローと呼べる人物をもつこと。2点アドバイスする。ひとつは自分にできるだけ投資すること。それが最大の財産。ふたつめは、なんでもいいから夢中になれるものを見つけよう。


●最悪の投資はなんでしたか?

→ひどい投資は何度かしたが、私は別に困ったりしない。人間はいろいろなミスを犯す。投資の判断を絶対に誤らないなんてことは不可能。いつまでもくよくよ悩むことはしない。何の意味もないから。明日という日がある。前向きに生きて、次のことをはじめたほうがいい。


●私たちは、世界をよりよく変えたいのだが、多くの人に影響を与えられる立場の人として、考えていることはあるか?

→みなさんは、日々、世界を変えている。人に囲まれて過ごす人生ですばらしいのは、優秀な人に囲まれるとその人たちにならって行動するようになることだ。あなたがどう行動するかが他の人の手本となる。だから自分で生まれたときよりすばらしい世界を後にしてこの世を去っていく方法はきっと見つかる。


●ものがあふれるこの社会で、お子さんに-どのように正しい価値観を教えていますか?

→その点は、大丈夫。うちの子どもたちは、私が金持ちとは思っていなかった。わたしの財産を子どもたちは相続しないことになっている。私の財産の99%は、いずれは慈善事業に寄付される。私は、莫大な富(5兆円)を継承することにまったく興味がない。


●今までの人生でビジネス以外の最大の成功を教えてください。

→私と同じくらいの年で、多くの人に愛されている人に尋ねると、全員が例外なく人生は成功だったという。ごく普通の仕事をしていたり、境遇は恵まれていなかったりしても、周りから愛されている人は、大きな成功を感じているものだ。

メール・マガジン-毎週3分で、資産運用を成功に導く!

2008-07-07 08:29:04 | Weblog
いま、着々とこのメルマガの全体構想を練りつつあります。要とするところは、毎週読むことが楽しみであり、かつ失敗ができない資産運用で、もっとも間違いなく成功に導くということが、メインテーマです。

みなさんに読んでもらって、簡単に理解していただけるよう、どなたにもわかりやすく書くつもりです。ただ、それでいて投資の真髄をはずさず、ちまたの『簡単に儲かる』式のノウハウ情報とははっきり一線を画しています。

『お金とは』(既に発行のNo.1)から始まり、株式投資、債券、投資信託、短期投資と長期投資の違い、人間の投資心理、いい会社の選び方、国際分散、真っ当な資産運用など広範囲にわたり、広い視点から見ていきます。

ぜひ下記から登録いただき、毎週の購読をお願いします。 また、お知り合いやお友達にも紹介くださいね!

毎週3分で、資産運用の成功に導くメルマガ!







ついにエアバスA380を全日空が買う!!

2008-07-04 07:10:19 | Weblog
これまで待ち焦がれた、日本の航空会社のエアバスA380購入がやっと現実のものとなった。これまで、日本はほぼすべて、航空機はボーイングという世界でもきわめて珍しい国だった。ここまで、ボーイングに忠義を尽くさなくてもというほどに、だ。ボーイングにとっては、コストパフォーマンスのいいお得意さま。ボーイングの航空機機体製造も、日本のメーカーが中核的役割を担っているが、言葉を変えればこちらもボーイング一辺倒。一方で、世界の航空機シェアは、ボーイングとエアバスで2分しているほど、2社互角の戦いをしている。日本は、この世界の動きからは別世界だったのだ。その中にいるのが、日本人利用者だ。

やや、今回のエアバスA380の購入も世界の潮流からは、遅きに失したというところだが、何事もはじめというものがあり、これがボーイング一辺倒から脱却する契機となってほしいものだ。日本航空も当然、ライバルが決断したからには、購入を考えるだろう。こういうところは右に倣え、でいい。考えるべきは、利用者のニーズだ。航空機に乗っている楽しみを味わいたいという欲求は強いものがある。航空会社は、これを無視してはいけない。

それと、技術への挑戦を果たす役割を持つものに対しては、積極的に支援するという姿勢も大事だ。いわば革新性への支援だ。エアバスA380の場合、オール2階建て、800人乗りといういわば技術の離れ業を成し遂げたことは、人間社会にとってはひとつの貢献といえる。

日本の航空会社は、これまで経営再建に忙しく(今も?)、機体調達に当てる予算も乏しかったのだろうが、世界の航空会社(特にアジア・オセアニア、中東)と伍して戦っていくには、新機種の導入は避けられない。なによりも、乗客に乗っている楽しみを提供するというスタンスを持ってほしいと願う。

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2008-07-03 08:58:46 | Weblog
メールマガジン第1号、ついに発行されました!!

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ガソリン、1リットル200円時代へ!!

2008-07-02 07:37:31 | Weblog
いよいよ信じられない価格帯にガソリンが入ってきた。4月にはガソリン税騒動で、120円から140円で行ったり来たりしていたのは記憶に新しいが、それからもどんどん上がり180円を軽く越えてしまった。

さぞかし、乗用車を運転している人にはこたえるだろう。特に地方の人は、自動車が交通の手段ということだから、一家に2台も3台も車があって、お金の出は加速度的だ。今度のお盆の里帰りが注目だが、車の利用が今後相当減ってくるのではと見たい。既にロードサイドの外食店の売上が冴えないという。

景気は余りよくないのに、家計に響くガソリン高は他にも波及する。生活必需品が上がっているのはこたえる。景気減速下のインフレという、日銀にとってはもっともハンドルしにくい状況ができつつある。昨年は金利をあげるためタイミングを測っていたが、今はその動きはない。

問題は、ガソリンの上昇が止まらず、まだまだ上がる気配が濃厚なことだ。さらに各国政府も打つ手なしとして、流れに任せているのが実情だ。どこまで上がるのかだれにも予想もつかない。こういう状況は、バブルといってよいのだろう。

1980年代後半の日本のバブル、2000年代の米国住宅バブルから見て、3~4年続いてはじけるとすれば、このガソリンバブルは、そろそろ終わる段階に入っていると希望的に期待したい。

本を読む本

2008-07-01 07:57:30 | Weblog
最近上のタイトルの本を読んだ。アドラーという人が書いた本だ。いわば本をどう読んだらいいかということを述べた本だが、良書といってよいだろう。

本とどう向きあうかは、本当に大事なことだと思う。なぜなら、人と会う、聴く、見るというのと同じかそれ以上に、本を読むことにより得る情報や学びが多いからだ。

だからこそ、どう本を読むかが大事だ。というのは、本を読むにはかなりの時間を割くことになるからだ。貴重な時間をどう効率的に本を読むことに使うかは、大変大事だ。一冊の本に10時間使うか、1時間で済ませるか。この差は大きいだろう。そして得るものは変わらないとくれば、どう本を読むかの取り組み姿勢は、生活の中でかけがえのないものになる。

こういうことが書かれている本だが、要は本には駄作もあり、良書もあり、それを判断し、自分の読み方で読むということだ。この本にも書かれていることだが、本を買ったらすみからすみまで全部読むことを義務付けられているような考え方が当たり前のようにまかり通っているが、そうではないという。

ある本を読む目的は何か、本への批評も必要だし、すべてを吸収するように飲み込むことがいいとは限らない。あたりまえだが、間違っていることも多いのだ。自律的に読書に臨むという姿勢が大事という。

また、この本で面白いのは、良書を読むべきだとしていることだ。たとえば、アリストテレス、マッキャべリ、シェイクスピア、ダーウィン、ニュートンなどなど。そして、これらの本の構成が実によくできていて、読む人の力を高めるというようなことを言っている。難解な本だからこそ読むべきで、そこから得られることは大きいといっている。通読後また読めばいいとも言っている。

またあらたな読書への臨み方を知った思いだ。

掃除をする効用

2008-06-30 08:37:38 | Weblog
掃除、整理・整頓というと、面倒あるいは肉体労働、疲れる、後回しなどということばが、口をついて出てきそうだ。これを、家族、子供にいうと、口やかましい親父といわれかねない。

ところで、はたして、掃除をするということは、物理的に身の回りがきれいになるだけかというと、そればかりでない効用があるようだ。

というのは、掃除をしている過程で、頭の中も掃除されるというメリットがありそうに感じるからだ。ほこりを叩けば頭の中のほこりもきれいに除かれ、いらないものをすてれば心の中もすっきりさわやかになるように感じる。また、ことの運び方も合理的になり、無駄がなくなる。

パソコンの中を整理することも大事な作業と、最近よく感じるようになってきた。こうすることにより、妙にパソコンの中を動きやすくなり、作業がずっとすいすい進むようになる。

また、溜めてやるのではなく、いつもすこしずつやるのがコツだろう。なぜなら、溜めてやるからこそ疲れるからだ。掃除、整理・整頓は、何かやればいつもそのあとについてくるものとでも考えておけば、ちょうどいいのかもしれない。

会社でも、常に整理・整頓、朝掃除を心がけるところがあるが、この作業は、物理的にきれいになるよりも、人間の気持ちに働きかける効果が大きいといえるのではないか。

というわけで、小生も掃除、整理・整頓を面倒がらずにこころがけたいと思っている。

メルマガをつくる!!

2008-06-27 08:45:32 | Weblog
ホームページをリニューアルすると同じく、現在メルマガづくりにチャレンジしている。

ところで、小生はこれまでメルマガという言葉は知っていたが、その発行へのプロセスや仕組みには疎かった。そのため、感覚的にあまりぴんと来なくて、自分自身がメルマガをつくるのに、宙を駆け巡るような状態だった。

インターネットでメルマガのつくり方というような情報を検索して、読んでみると、これがなかなか奥が深い。要するに、日刊や週刊、隔週刊、月刊などの情報誌のようなものを発行するということだ。量の少ないものもあれば、朝刊、夕刊まであるものもある。広告満載のものもある。

一言でメルマガといっても、中身はさまざまだ。発信元はまぐまぐが最大手のようだが、そこから発行されるウィークリーまぐまぐには、新規発行のメルマガが満載されている。いろいろなジャンルがあり、お好みのジャンルから好きなものを選んで登録できる。

発行する側からは、この新規掲載のランクの上位に載せるのはどうしたらいいかというようなテクニックまであるようだ。また、発行しては消えるメルマガが多く、長く読者をひきつけておくのには、地道な努力が必要という。

そこで、小生もまもなく、メルマガを発行するべく準備にいそしんでいるが、最初が肝心という。あらためてお知らせするが、その際には、みなさん、ぜひ登録していただきたい。

中国産うなぎを国産と偽装-相次ぐ食品偽装問題

2008-06-26 11:50:13 | Weblog
このところ続く消費者を欺く食品業者の行為を見ていると、この国は大丈夫なのかと思ってしまう。内部告発が、こういったなかなか表に出にくい行為を白日の下にさらす働きをしている面があり、社会的浄化作用が働いているといえるのがせめてもの慰めではあるが。

どうしてこう次々と、安易に消費者を欺く行為がつづくのかとあきれてしまう。大量の中国産を安く仕入れて国産と偽って高く売り、犯罪と知りながら利益を多く稼ごうとする行為で、まったく言語道断だ。消費者は、国産それも有数の産地のものと思って安心して買い、食べる。その表示が偽装で、値段が本来であれば大きく違うものを買わされる。消費者は、食品産地判別のプロではないのだから、信頼してその産地のものとして受け入れる。だからこういうことが起きると防ぎようがない。

肉の産地偽装、料理の使いまわし、食品の賞味期限偽装など、人間の道徳の最低のところが守られない事件が、それも弱者の立場にある消費者をだます意図がある事件が、留まることを知らない。

特定の人が被害を受ける窃盗とか詐欺とは違い、この手の行為は、単なる刑事事件では片付けられない。あまりにも社会性が強いからだ。今回の事件は、まだ氷山の一角かもしれないと思うと、おもわずスーパーや食品店で商品を見るにも、これ本当に国産?などと、じっくり見たくなってしまう。こういう本来は時間の無駄は、社会の効率性からやめにしなければならない。法改正をして、こういう行為をするとかならず会社がつぶれるような、一罰百戒、見せしめ的罰則を持たせる必要があるだろう。それとも、いつもどおり、罰金、業務停止命令だけで、すでに社会的制裁を受けているということで済ますのだろうか。