小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
(リンクはご自由にどうぞ。ただし転載はご遠慮ください。)

極楽パンチ

2008年05月28日 15時02分53秒 | 小千谷(新潟)
毎年夏至に開催される100万人のキャンドルナイトの賛同イベント極楽パンチ
今年もやります

今年は 6月22日(日)

■極楽パンチは、福岡在住の本徳聡さんが「新潟県中越大震災の復興イベントに」と集めてくださった義援金を元に、2006年から始まりました。
 2004年10月23日午後5時56分、私たちは予期せぬ震災に遇いました。あらゆる日常がその瞬間から一変しましたが、地震から4年が経とうとしている現在、多くの人々が元の生活を取り戻しています。
 しかし生活が元に戻って、それで終わりにしていいものなのでしょうか。
 ライフラインが使えない不便な生活は、今の文明がいかに自然を無視した生活であったかを思い知らされるもので、このことは私達が常に自然と繋がっていることを教えてくれるものでした。
 私達は何か出来ることがあるはずです。
 辛い経験を消し去るのではなく、新たな方向に変化させていく。極楽パンチは自然との関わりを新たな展開へ変えていく為の情報発信の場です。


極楽パンチブログ 極楽パンチとはより

キャンドルナイトライブ、チケット、フリーマーケットなどの詳しい情報については極楽パンチブログをどうぞ。

フリーマーケット出店を検討されている方はお急ぎを~とのことです。

☆「極楽ハンチ」で検索してこられた方へ
画像では「極楽ハンチ」に見えますが、「極楽パンチ」です。

↑☆訂正・追記しましたw

逃避

2008年05月28日 03時39分30秒 | 新潟県中越大震災・地震
中国・四川省の大地震のニュースをみなさんはどうごらんになっているだろうか。
私はこの地震が起きた日から先週末までの2週間、この話題から逃げていた。

ネットや新聞のトピックは見ていた。
というより目に飛び込んでくる。
テレビでも地震のニュースが流れると足をとめた。
被害がどんどん拡大していることはそれだけでもわかる。

夕飯の支度をする私は夕方6時のニュースをゆっくり見ることはできない。
やれ、ごはんができた。
しかし7時のニュースも見せてもらえない。
子供たちはバラエティー番組を見たがるからだ。

新潟県中越沖地震が発生した昨年7月。
あのとき食い入るようにニュースを見たがる私たち親に対して子供たちはしらけた表情で
「まーた地震のニュース?クイズとかアニメ見せてよ。」という・・
ちょっとふてくされた態度をとっていたことを思い出した。

「私」もここ2週間ほど、あのときの子供たちと同じだったのかな、と振り返る。
身体が精神が・・・更なる被災地で起こってしまったことを受容する器がなくて、ニュースを見聞きすることを避けたがっていたような気がする。

あの『見たいけど見ないふり』の『ヘンな感じ』は【防衛機制】だったんだ。
’逃避’だったんだ。

本当は気になっていた。
だけどあえてブログでは話題にしたくなかった。
ブログに書くとコメントとレスという形で真正面から向き合わなくてはならないから。

週末、中国・四川大地震の特集番組を2つ見た。
ゆっくり見た。
「(中越大震災と)いっしょだ・・」と思うことがいくつもあった。
風景が重なった。

中越大震災のときにも小千谷に支援に来てくださった方々が現地に行っていることをメディアをとおして知った。

今回ばかりは達成感より無念のほうが多いだろう。
その無念の想いをこの人たちはどういうふうに消化するのか。
この人たちはどうやって 『こころのケア』 をしているのか。

そんなことを考えた。

身の丈でいい。
飾らずに。
今、小千谷はこんなですよ、と。
今日はこんな楽しいことうれしいことがありましたよ、と。

小っちゃなことでもいいから
発信する意味があるのかな、と。
そんなことを思ったのでありました。