小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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松之山 婿投げ すみ塗り

2008年01月16日 00時16分57秒 | 小千谷(新潟)
急遽、松之山の「婿投げ・すみ塗り」に行くことになり、車をすっ飛ばして行ってきました。
「婿投げ」は十日町市松之山地方に300年ほど前から伝わる小正月行事。
前の年に松之山から嫁をもらった婿は、村の若い衆に騎馬戦のように担がれて薬師堂へ連れていかれます。
みんなでお神酒をいただいたあと、その婿は胴上げされ、薬師堂から5メートル崖下の雪の上に勢いよく投げ落とされるのです。
(よそものに集落の娘をとられた男たちが腹いせにはじめたといわれているそうです。)

和服姿の婿が雪の上をごろごろと転がり落ちるさまはテレビでよく見ていました。
楽しそう~
いちど生で見てみたいっ

ですが、あまりに突然決まったので、松之山に着いたときには残念!「婿投げ」は終わっていて、これから「すみ塗り」がはじまるというところでした。

松之山で恒例の「婿投げ」(新潟日報)

この「すみ塗り」は、お正月のしめ飾りや門松、神棚の御札、書初めなどをみんなで持ち寄り高い塔をつくって火入れをし、その賽の神を焼いた灰をおもむろに雪と混ぜ混ぜしてスミをつくって
「おめでとう~~!」といいながら手当たり次第に顔に塗りあうというものです。
(無病息災・家業繁栄祈願)



今年度の主役のお婿さん&お嫁さん




おまわりさんも~!






リポーターもカメラマンも。






神主さんも。
みなさんこのとおり
私も塗っていただきました。

たのしかったぁ~