小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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小千谷小学校の6年生を送る会で

2005年03月05日 23時02分03秒 | 新潟県中越大震災・地震
6年生を送る会に行きました。
1年生から5年生までそれぞれの学年が個性ある出し物をして、6年生にありがとうの気持ちを伝えました。
全校で1000人以上いる小千谷小学校。
低学年の子供たちも、講堂のみんなに聞こえるような大きな声で6年生にメッセージを送っていて立派でした。

中でも先生方のメッセージにはもらい泣きした人も多かったのでは?と思います。
職員全員でゆずの「栄光の架け橋」を歌い、6年生の担任の先生方が卒業生にメッセージを送るのですが
その愛情深く心のこもったメッセージには涙してしまいました。

「覚えていてください!くじけそうになったとき、思い出してほしいです!私たちは12歳の君が!君たちが!大好きでした!
ずっとそのままの君でいてください!応援しています!」

「156人!みんな違って!みんないい!その!あなたらしさを!これからも大切にしていってください!1年間ありがとう!」

マイクはなく応援合戦のときに張り上げるような声でした。
先生がたの中には毎日「がんばろう!おぢや」のロゴ入りトレーナーやウインドブレーカーを着ている先生がいらっしゃいます。
背中のロゴが輝いていました。

本当に愛情をもって接してくださっていたことが心にズシズシと響き父兄も6年生も何人も涙を拭いました。

「ありがとう」の意味を全身で学んだこの子たちが小学校から巣立ち、そしてきっとどこかで還元するのです。
大きな拍手で送ってあげたいと思います。