妻の介護に来ているヘルパーセンターのコーディネータが本当に使えない人で、ヘルパーの交代をなかなか言って来ず、間際に連絡してくる始末だ。また、妻の病状や食事の状態等の把握ができていないようで、ヘルパーにちゃんと情報を入れたり、注意点等を指示したりすることが全くできていない。新しいヘルパーを回してくる時も、事前にヘルパーの情報については全くなく、ただ、見学に行くという連絡のみ。今日、新しいヘルパーが見学に来たので、コーディネーターから病状や食事の状況について説明があったかとそのヘルパーに尋ねてみtが、特に聴いていないということだった。
これでは、長い間ヘルパーを頼んでやってもらっていても、人が変わると、また新たに一から教えていかなくてはならない。また、妻の病状はどんどん進行して、食事等もしにくくなっているのに、全くの新人に介護なんてできる筈もない。そのため、ヘルパーがどんどん変わるという悪循環を招いている。連絡調整の悪さや認識不足に腹を立てた私は、そのコーディネーターを出入り禁止として、他のコーディネーターに代わってもらうように話した。
ヘルパーは一生懸命やってくれているのは良く分かるし、感謝しているが、そのヘルパーさんたちを束ねるコーディネーターがこんな具合ではどうしようもない。確かに、この業界、給料は安いし、待遇も良くない、これで優秀な人材が集まる筈はないと頭で分かっているのだが、利用する当事者としては、被害は甚大で、早くこの状況を何とかして欲しいと思う。
ところで、社会保障費は年々増大しているため、介護報酬は毎年削減されている状況の下、介護職員の待遇向上には程遠く、したがって、人材確保も難しい状況が続いているようだ。政府は、安い海外の労働者を介護の方にも導入しようとしているようだが、そうすると、ますます介護職員の給料が下がり、介護職員が確保できなくなっていくのは、火を見るよりも明らかだ。何とか抜本的な対策を望みたい。