ドイツ語教室で、ドイツの学校の話が話題に出た。その中で、ドイツの小学校は午前中で終わり、午後は家で過ごすのだそうだ?そこでふと、共稼ぎの夫婦の子どもはいったい誰が面倒を見ることになるのだろうか?と思い、先生(ドイツ人の女性)に質問してみた。そうしたら、先生は、「祖父母が居るから、祖父母が見るでしょう!」と、当然のように答えが返ってきた。これは小学校に限ることではない、幼稚園だってそうだ!もっとちゃんと見なくてはならない筈だから・・・。教室にいた女性たちから、「オーペアメーティフェンを頼んでいる家では、その人の仕事の一部でしょう!」と声が上がった。ほーほー、そういうことが一番先に頭に浮かぶか、日本の爺婆は!やっぱり自分の趣味が優先かい?
日本ではどうなのだろうか?祖父母は自分の趣味や付き合いに忙しくしていて、孫の面倒をちゃんと見ようという気持ちが薄いように思うのだが・・・・。まあ、日本の場合、祖父母の住まいとの距離が離れている場合が多いので、そう簡単に面倒を見るということもできないという事情もあるのかも知れない。それに、祖父母との距離があまり近すぎると、気疲れしてしまう嫁さんもいることだろう!また、祖母と夫が精神的に癒着しているため、何かと細かいことまで口を出してくる祖母もいるやに思う。親子であっても、家庭を持ったら、一個の個人として距離を置くことができるように、親子互いに自立する必要がありそうだ。
昔から、スープの冷めない距離という言葉があるが、仲良く付き合いを続けるように、互いに必要な時に気軽に助け合いできるように、子供夫婦との距離をどうするか、考えてみることも大切なことだと思う。