DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

便利さの影に危険が潜んでいる!

2016-01-06 10:25:24 | 雑感

 今日の朝日新聞の朝刊に、大学等で複合プリンターの情報が外から見える状態になっていたという記事が載っていた。パソコン1台毎にプリンターを接続するのは全くの無駄、プリンターを共同で使えるようにすれば、一台で済み、省スペース、省マネーにつながるというのは常識的な発想だし、当を得ているように思う。市役所等でも、盛んにプリンターの共有化が進んでいると思うし、家庭でも、LANで、パソコンやテレビ、ビデオ、プリンターと繋いでいるところも増えていると思う。しかし、LANで繋がっている以上、LANに侵入されてしまうと、それらの情報が外部から見られてしまうという危険があるということらしい。

 以前、現役で働いていた頃、複合プリンターを入れたときに、LANの担当者からプリンターの情報を一回毎に消去しなさいとしつこく言われたことを思い出した。当時は、サーバーの容量が少なく、メモリーが不足してしまうのを解消したいという理由だったようだ。まさか、外部から見られてしまうということまで考えられていなかったように思うが、今、考えてみると、一回毎に消去しなさいという指示は正解だったように思う。

 マイナンバーの安全性がとかく取りざたされているが、市役所の複合プリンターにパスワードが設定されている施設がいったいどれだけあるのだろうか?印刷した住民票などの証明書類の情報がプリンターに残っていると、外部から見られてしまうことが考えられ、当然、マイナンバーについても言えることなのだ。まあ、私に見られるかというと、知識不足のため、それは不可能なのだが、ハッキングに興味があり、知識を持っている人ならば、難なく情報を手に入れることが出来るだろう。中には、その情報を悪用して、利益を得ようとする人も出てくるやも知れない。まさに、SFの世界だ。

 SFと言えば、題名など詳しいことは忘れてしまったが、昔、映画で、銀行で端数処理した金額をすべて自分の口座に入るようなコンピュータプログラムを作成し、世界中の銀行で端数処理した分を集めたという映画があった。当時は、全くのSFだったが、今や、現実の世界になって来たということなのだろう。情報ネットワークの世界は、不可思議で、とても危ない世界だということを改めて思う。

コメント
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