ともこもなこ !

ソプラノ大森智子のページです。
ふわふわと流れてゆく雲のように
あんなことこんなこと・・・

めるへんたいむ (4)

2006年03月19日 01時49分00秒 | めるへんたいむ
めるへんたいむの時間です。
今回は、というわけで、能祖将夫さんの詩をご紹介させていただきます。

能祖さんがこれを見たら「え~、もっといいのあるでしょ~」とがっかりされるかも?
はい、もちろんもっと素晴らしい詩はたくさんあります。
それらは追い追いご紹介します、まずはこの2篇でお許しくださいませ。
なんと言われましても、私はこの2つの詩がとても好きなんです~



    共鳴の原理           能祖将夫

 
    なにかが震えます
    震えが伝わっていきます
    ほかのなにかを震わします
    これが共鳴の原理

    うたいます
    空気が震えます
    震えが伝わっていきます
    あなたの鼓膜を震わします
    で、あなたの心も震えれば
    ほらね、それが、あなたとわたしの
    共鳴の原理



    こころもかるく


    ぽかぽかお日さま照る日には
    天(あま)の子、天(あま)の子、こころもかるく
    あなたにあいたい青い鳥
   
    ぴゅーぴゅー風が吹く日には
    風の子、風の子、こころもかるく
    かみもかつらもかきみだせ

    あおあおお空が晴れた日は
    空の子、空の子、こころもかるく
    ソプラノ歌手のそろいぶみ

    ぽっかり雲が浮かぶ日は
    雲の子、雲の子、こころもかるく
    くいしんぼうのくたびれもうけ

    ざあざあ雨がふる日には
    雨の子、雨の子、こころもかるく
    愛のあいさつアマガエル

    きれいな虹がでた日には
    虹の子、虹の子、こころもかるく
    にっこりにんまりにしきごい

    きらきら星が光る夜(よ)は
    星の子、星の子、こころもかるく
    ホームシックのほあんかん


ね、いいでしょ~

キラキラ!

2006年03月19日 01時48分04秒 | おんがく
グリーンホール相模大野での「絵本deクラシック」に行ってきました。
劇場プロデューサーでもあり詩人でもいらっしゃる能祖将夫さんの特集ということで、
能祖さんの作品(詩や絵本)に音楽を合わせて楽しんじゃおうというコンサート。

素敵な時間と空間!
ピアノの白石光隆さん、竹村浄子さん、ヴァイオリンの礒絵里子さんによる美しい演奏の中で、
能祖さんが創られた言葉の数々がキラキラと、彼自身の穏やかで心地良い声に乗って、
ホールの空気を温かく、切なく、爽やかに満たしていました。
なんか、いろんなことを感じさせたり思い出させてくれる、本当にいい演奏会だったナ

前に茅ヶ崎で「メルヘンな午後」コンサートをしたときにドビュッシーの「こどもの領分」の絵を描いてくださった
カトケンや彼女の久美さんにも久しぶりに会えたし(カトケンさん、絵本の出版日が決まったら紹介しますので
お知らせくださいね!)、ウン、いい一日をありがとう!

写真は打ち上げ二次会にて、今日の主役たち、左から白石さん、礒さん、能祖さん。
Bravi!! 

ヴァイオリンの音もヴァイオリンを弾く姿も美しい、ナチュラルビューティー礒絵里子さんのブログ、
ブックマークいたしました~!