ともこもなこ !

ソプラノ大森智子のページです。
ふわふわと流れてゆく雲のように
あんなことこんなこと・・・

オペラ『仮面舞踏会』を終えて

2013年02月23日 12時26分38秒 | あんなこと、こんなこと
いまは
京都に向かう新幹線の中です。
富士山は
すっぽりと雲の中。




皆さま!
寒さにも雪にもインフルエンザにも
ノロウィルスにも花粉にも負けず
お元気でお過ごしでしょうか!!


1月あたまから始まった
オペラの立ち稽古
毎日が濃ゆくて濃ゆくて
全神経総動員で向かわないとでしたので
ブログお休みさせていただいてました。
永らくお待たせしてしまいごめんなさい!


おかげさまで
2月10日に行われました
藤原歌劇団公演
オペラ【仮面舞踏会】
無事に終了いたしました。
満席の東京文化会館
ご来場くださいました皆々様
ありがとうございました!

北は北海道から
南は九州・沖縄まで
全国さまざまなところから
大好きな人たちもたくさん応援に来てくださって
お見守り、ご声援くださいましたこと
あらためて
本当に本当にありがたく
心に染み渡りました!
多くの方々に支えていただいて
この舞台に立つことができたのだと
ありがとうを何べん申し上げても足りません!






約10年ぶりのオペラ舞台
役柄が男の子(設定は14歳!)
貴族の所作をわきまえていること
天真爛漫でありながら
凛とノーブルな男の子

ただ明るくコミカルに
間違えて描かれることもありますが
決してそういう役回りではない
このオスカルという人物は
音楽面も演技面でも苦労の連続でした。


そんな私を
粘り強く導いてくださいました
演出の粟國淳さん
(淳さんと一緒にまた仕事できるという想いで
1も2もなくお引き受けしたのでした)
The・イターリアのヴェルディワールドへ
優しく細やかに支えてくださいました
指揮の柴田真郁さん
副指揮の山崎さん、諸遊さん
コレペティの皆さま

そして
そして
歌は
さまざまな意味で
やはり最強な楽器であることを
いかんなく示してくださいました
素晴らしい共演者の皆さま!


合唱も助演も合わせると
およそ100名のキャスト
オーケストラ、スタッフの皆さまも合わせ
総勢250名の大・大カンパニー!が
魂込めて創りあげた舞台

その中の一員として今回参加できましたこと
このうえなく幸せ
とてつもない感謝の想い
それを文字でどう表したらよいか
まとまりがつかず
終わってからこんなに経ってしまいました。。。



本番でお客さまをお迎えし
舞台上と客席とで
熱い空気の(ような)対流が生まれ
膨らんでいって初めて
オペラという総合芸術は完成するんだと
(もちろんそれはコンサートにおいてもそうですが)終演後のカーテンコールの中で
ひときわ感じました。



この時代に
高いチケットをお求めくださり
そして満員のお客さま
本当にありがたいことです。
これからも
藤原歌劇団、よろしくお願い申し上げます!







さて
舞台終わった翌日から
大学の試験やら打ち合わせやら
レッスンやらリハーサルやら
あわただしく過ごしております。

数日間だけ
温泉で癒されたり
友人とご飯したり
髪の毛さらに切りに行ったり
(オスカルの髪型は
地毛をカールしてもらってましたが
裾が長いということで
ゲネプロの日、メイク室でバッサリ断髪式!
結構短くなりました♪)
ボーッとしたり
(私にはこれが非常に大事)




充電も完了したところで
明日は
滋賀県栗東市にて
久しぶりのコンサート
愉快な方々と楽しみます。


その前に
ぶらり途中下車なのです!

つづく