ともこもなこ !

ソプラノ大森智子のページです。
ふわふわと流れてゆく雲のように
あんなことこんなこと・・・

オ・レ!

2006年02月28日 02時51分10秒 | あんなこと、こんなこと
私のお気に入りのマンゴーオレ。
大学の自販機にあるんですけど、
ホイップ入り(HOT)のを愛飲です。
マンゴーの香りに生クリームの風味、あぁ癒される~。

皆さまもどこかでお見かけになりましたら、是非!


ところで今日は(もう昨日、でした)、発表会のための最後のレッスン。
みんなドレス着るだの靴買っただの裸で歌う?だの
とっても楽しそう~。

明日の(もう今日、でした)健闘を祈ります。
オ・レ~!!

うたのこと (2)

2006年02月26日 18時51分20秒 | うた
三重から美野里へ。
昨日はコーラスワークショップだった。
私は受講生の皆さんに素敵な宿題?を出した。

「次までに『旅』2曲を暗譜してきてください~」


暗譜。
暗記とか暗唱とか、必要なくなってしまった世代の方には、大変な作業、だと思う。
でも、暗譜のもたらす意味は大きい。

歌を自分に引き寄せるためには、自分の実感としての歌にするためには、
「楽譜を見る」という作業から離れる必要が絶対にある。
体の中のさまざまな感覚をフルに使わなければ、いい歌は歌えない。
楽譜を見ていると、‘視覚’は楽譜に奪われてしまう。そして‘歌う’より‘読む’ことになってしまう。

暗譜するためには努力が必要だ。
方法はさまざまで、ひたすら何度も歌ったり、歌詞を朗読したり、楽譜を写真に見立てて念写?する人もいれば、
紙に書いて部屋のあちこちに貼って覚える人もいるらしい。
私は、何度もしゃべるし何度も書きます。歌詞を紙に何度も書いて目にも手にも覚えさせます。
それでも悲しいかな、最近覚えるのに時間がかかるようになってきてるように思う
中学生の時、私、実は演劇部だったのですが、あの頃は台本を1度2度読むだけで丸暗記してたくらい、
覚えることに関して自信持ってたんだけどナ・・

とにかく、かかる時間は人それぞれだけど、絶対にいつかは覚えるもの!
覚えて初めて、やっと歌詞が自分の中から出てくる実感が得られるはず。
そして、そこからですもの、その歌詞の意味を声で表す作業は。

本番まであと2週間。
皆さんがんばって


・・・私もソロステージ、がんばって覚えます~




本番!

2006年02月25日 23時56分05秒 | おんがく
遅ればせながら・・
ステージラボ・ランチタイムコンサート、無事に終了いたしました!

どのようなコンサートになったかと言うと・・・

受講生をA班・大森組、B班・田中組の二班に分け、
それぞれアーティストの特性を生かしたコンサートを企画するというものでした。

さて、いきなり会ったばかりのアーティストにどんなコンサートを企画するのが適当なのか、
最初はお互い探り合いで足踏み状態。
はじめにこのお話をいただいたとき、コーディネーターの小澤さんが
「大森さんのやりたいようにやってください」と言ってくださったので、
‘このラボのときだからこそ、この集まった人たちだからこそのものをやりたい’と思ってました。
なので、いわゆる「リサイタル形式」のようなものは避けたいと皆さんにお願いしました。
みんなであーでもないこーでもないと悩み、挙げ句にふっと湧いてきたのが、ブログ。そこからは、早かった!

『ユージという青年が、バイト先のコンビニによく訪れる女性に恋をし、
どうやら彼女は音楽家らしいことがわかり、、、』
恋の顛末を自分のブログで日記風に綴り、その時々の感情とリンクする歌を私が歌う。
舞台をユージの部屋(たたみに座布団、ちっちゃなテーブルの上にノートパソコン)とコンサート会場に二次元化、
ブログを読むユージ役を、舞台上(いい味出すぎ!)と陰アナ(味しめちゃったでしょ?)
の2回線に分けたりと、みんなで持ち寄って膨らませたアイデアが、見事に完成されたステージをつくりあげました!

脚本(絶対食べていかれる!)、照明(ミラーボールまで、注文多くてごめんなさい)、舞台監督、ステマネ、
小道具(ちゃぶ台がなかったのが残念でしたね)、プログラム(似顔絵上手すぎ!)、客席案内、等々、
どの人も適材適所、当日たった一度のリハーサルだけで、あんな素敵な舞台を創れて、
今回その場にいられたことに感謝したし、私は歌いながら感動してました。

もちろん、B班も、田中・白石コンビにふさわしく、渋くてギンギン(←白石用語)なステージを創り上げてましたよ!

みなさん怒涛の4日間を終え軽い(というよりヘトヘト?)疲労感の中、閉講式を迎えていらっしゃいましたが、
どうぞ、こんなことはもう懲り懲りだとかアレルギーだとかトラウマだとかになってしまいませんように!
それぞれのお仕事場に戻っても、今回のクレバーでユニークで、そして熱い時間を忘れてしまいませんように!
いつも高熱だと疲れちゃうから、時々微熱って感じで、愛されるホール作り、頑張ってください
また皆さんにお会いできる日を楽しみにしてます


あ、写真は、帰りのJR津駅にて。
「つ」ってかわいらしいでしょう?

ステージラボ

2006年02月23日 23時51分12秒 | おんがく
いまは三重県津市にある三重県文化会館にいます。

ステージラボと言って、全国の公共ホールの職員さんたちが集まって、
人々に愛される生き生きとしたホールをめざして研修していらっしゃいます。
講師として参加のアーティストは、ピアニスト白石光隆さん、
サクソフォン田中靖人さん、私の三人。

明日行う「ランチタイムコンサート」の企画から構成・照明・舞台監督等の
すべてを受講生の皆さんと、一緒に考えよう!という試み、、、


なんだか面白くなりそう!!!

結果は明日お伝えします!
あ、写真は今日の打ち上げでの白石さん。
(本番以上に気合い入ってマス!)

めるへんたいむ (2)

2006年02月21日 23時40分58秒 | めるへんたいむ
めるへんたいむの時間です。
今日は、まど・みちおさん。

まどさんの詩は、知らない人はいない「ぞうさん」をはじめ、「やぎさんゆうびん」「不思議なポケット」
「いちねんせいになったら」などなど、童謡になっている詩を挙げたらきりがありません。

まどさんの詩の好きなところは、まずひらがなが多いところ。(私はひらがな好き
詩全体がやわらかくって優しいです。
そして、限りなく平易な言葉を使って書いていらっしゃるので、詩がスッと寄り添ってきてくれます。
まるで私の隣で寝ているネコのように。

まどさんは今年で97歳!今も書き続けていらっしゃる(ハズ!)
あと100年くらい書き続けてほしい・・



    うたを うたうとき          まど・みちお


    うたを うたうとき
    わたしは からだを ぬぎすてます

    からだを ぬぎすてて
    こころ ひとつに なります
    
    こころ ひとつに なって
    かるがる とんでいくのです
   
    うたが いきたい ところへ
    うたよりも はやく

    そして 
    あとから たどりつく うたを
    やさしく むかえてあげるのです




いつも、こうありたいな (こころのぜい肉が・・・)

4年間

2006年02月20日 23時59分35秒 | うた
今日は大学で卒業発表会のための練習。

私が大学の講師になって初めて受け持った学生たちが卒業する。
ペーペー先生の私によく4年間もついてきてくれたなぁと思うと、とっても感慨深いのです。
特に1年目の6月に骨折し、いきなり2ヶ月も入院しちゃったから、しょっぱなからこの先生大丈夫かしらって
思いっきり不安になっただろうなぁ。
復帰してからも、こんどは旅の仕事が重なって休講が続いたりで、それぞれ不満もあったことでしょう

ほとんどが音楽療法や作曲科の副科の学生。
ただ中にはピアノ科から声楽科へ転科、卒業後は藤原歌劇団の研究生へ進む子まで出て、
上手くてもそれなりでも、みんな歌が好きだから続けてきたんだなぁ、というのがよく分かります。
(え、単位のために仕方なく?!) 


私は「いい先生」ではなかったけれど、「演奏家」として、音楽の喜びや表現することの意味や、
伝えるということの大事さは教えてきたつもり。

それぞれ何かを感じて巣立って行ってくれたら、私はうれしい。
でもね!困ったときはいつでも古巣へ戻っておいで!

あぁ、卒業前に、発表会前に、もう泣いちゃいそうだよ~

マイナスイオン

2006年02月19日 21時54分05秒 | あんなこと、こんなこと
昨日も美野里のワークショップだったのですが、
開始時間が変わり空き時間ができたので、
奥久慈というところにある「袋田の滝」へ連れて行っていただきました。

日本三大名瀑のひとつというその滝は「氷瀑」としても有名で、
冬は滝が凍ってしまうんだそうです。

りっぱ!
冬枯れの山の中、幅73m、高さ120mの堂々たる滝。
いくつものすじ状に水が流れ落ち、「氷瀑」というより「半凍り」状態。
(写真だと分かりづらいですね)
春が近づいていることを感じさせてくれました。
マイナスイオンもたっぷり浴びて、ほんと気持ちよかった~


夜からのワークショップは、滝効果?で快調な滑り出し!
・・だったんですが、最後は、私怒ってしまったぁ

回数が限られている中で何かを作り上げるとき、努力無しではいいものはできない。
それはプロもアマも関係なく。
甘えを表に出してしまうことは簡単だけど、皆それを我慢して頑張ってるわけで。


体の中のマイナスイオンもどこかへ消え、帰りの特急の中での焼酎のせつない味ったら・・。

ワークショップはあと4回。
次はいい練習しましょう

ワークショップ

2006年02月18日 12時22分53秒 | うた
いまは茨城県の美野里町にある「みの~れ」というホールに
コーラスワークショップの指導で来ています。

このワークショップは今年で3年目、受講生の方々とも旧友のように、
和気あいあいと楽しい時間を過ごしています。
ホールは600席。声が素直に一番後ろまで響き、クリアー
かつ温かみのあるとてもいいホールです。

指揮は樋本英一さん、ピアノは石井美紀さん、毎回素晴らしい指導をされるので
私もいい勉強させていただいてます。
コーラスワークショップと並行して、このホールの芸術監督で詩人でもいらっしゃる
能祖将夫さんがつくられる詩による朗読ワークショップも行っていて、
本番ではコーラスの間に詩の朗読が入る、ほんわか素敵なステージです。

本番は3月12日、私は第1部のソロステージを受け持ちます。
お近くの方、ぜひ足をお運びくださいませ!