ともこもなこ !

ソプラノ大森智子のページです。
ふわふわと流れてゆく雲のように
あんなことこんなこと・・・

しんしん

2007年08月30日 22時36分22秒 | あんなこと、こんなこと
昨日は久しぶりの玉川グリーン。

秋の合唱祭で歌う『北の宿から』を練習しました。



♪あなた 変わりはないですか
日毎 寒さがつのります♪


都はるみ演歌の名作、これも阿久悠さんの作詞だったんですね。


♪あなた 死んでもいいですか
胸が しんしん泣いてます♪



‘しんしん’泣くって、どんな感じでしょう?

そういえば先日の『銀河鉄道の夜』にも出てきたのでした。


「・・・ジョバンニはそっちを見てまるでぎくっとしてしまいました。
天の川の一とこに大きなまっくらな孔(あな)がどおんとあいているのです。
その底がどれほど深いかその奥に何があるか、いくら眼をこすってのぞいても
なんにも見えずただ眼がしんしんと痛むのでした。・・・」



‘しんしん’を辞書でひいても
ピンとくる訳はないのですよね。

でも、どちらの‘しんしん’も、腑に落ちる。


もともと、こういった擬態語?擬声語?
重なっている言葉、好きなんです。



美しき日本語 (*^_^*)



あ、写真は花巻の宮沢賢治記念館に行ってらした
団員の方にいただいた藤城清治さんの影絵のしおり

私も行ってみたい!

群読音楽劇『銀河鉄道の夜』

2007年08月28日 21時03分15秒 | あんなこと、こんなこと
先週は、桜美林大学主催の群読音楽劇『銀河鉄道の夜』に参加させていただいてました。


宮沢賢治の名作を、オーディションで選ばれた学生や一般市民の方が朗読、群読しながら
(と言ってもほとんどお芝居になっていましたが)
ピアノとパーカッションの音楽も入り、舞台化したものです。

私は、その中に出てくる「星めぐりの歌」「賛美歌」「家路」の歌の指導で参加してました。
(ほとんど見てただけですが



賢治の独特な世界が、能祖さんの詩的で細やかな脚本と演出、
美しい照明と相変わらず素晴らしい音楽によって無限大に広がって、
それはそれは素晴らしかったです!!


役者さんを撮ってなかった。。
役者やりたかったピアノの佐山さん



たった5日間の稽古だというのにその世界を精一杯現そうとした役者の皆さんによって
本番では、劇場の空間いっぱいに、賢治が死ぬまで求めていた

「ほんとうの幸い」

が満ち溢れていたと思います





打ち上げでいただいた花束 


星の形の水晶も!



実は、私のむすめ(弟子のことです)も2名、オーディションを経て参加しておりましたが
それぞれにいろんなことを感じ吸収してくれたようで、それがとてもうれしかったですね。
勧めてよかった



桜美林の学生さんたちも、とってもいい子ばっかりで
舞台の上は無垢な魂がキラキラと、セットの水面に反射していましたよ
皆さん、これからも頑張ってくださいね





夏の終わり、清々しいものたちに包まれた、幸いなる数日間でした

想い

2007年08月28日 20時19分17秒 | おんがく
皆さま、お変わりありませんか?



気づけば1週間以上ブログの更新お休みしておりまして、ごめんなさい・・

今日からまた再開です!
どうぞよろしゅうお願いいたします~




さて、先週末は新潟県魚沼市へ行ってきました。

懇意にさせていただいてる小出郷文化会館での『魚沼コーラスセミナー』の
お手伝いをしてきました。


これまでに何度か関わらせていただいていて、その度に集まる皆さんの
音楽に向き合う姿に感動していたのですが
今年は震災や市町村合併のあおりのための不具合にも負けずたくさんの受講者の方々が集まり
今まで以上の素晴らしいセミナーとなりました。


『歌を歌いたい!』

想いを一つにした人々の歌う歌声の、なんと力強く温かいこと


感動をたくさんいただいた1日でした


セミナーが終わってからは、昨年コンサートをさせていただいた興珊寺(こうざんじ)へ伺って
お参りさせていただきました。
昨年のコンサートの模様はこちらから


興珊寺さんは、お優しく素敵な奥様とともに、何だかとても居心地のよいところなのです



お寺の観音さま。視線を感じたので。。




あとは、新幹線の時間までご住職と文化会館の館長とで銘酒「緑川」をいただきながら
懐かし話に花を咲かせて魚沼を後にしたのでした。



魚沼はちょうど夏祭りの最中で、山も稲穂の葉もあおあおとして、
二週間ほどの短い夏を精一杯輝かせていました。




地は揺れても、人は揺るがない。



そう思いながら新幹線の中で爆睡していた私でした~

ふらぺちーの

2007年08月18日 20時48分49秒 | あんなこと、こんなこと
今日は大学関係のお仕事で
こどもたちへのコンサートでした。


チェンバロをお借りしてピアノと音を比べて聞いたり
(当然歌い方も変わります)

プロジェクターやスクリーンもお借りして
音楽絵本やったりと
例によっててんこ盛り。

こどもたち、何か感じてくれてたらうれしいな。



協力してくださった皆さま
ありがとうございました!


それにしても、久しぶりの本番
なんだかヘトヘトです。

身体も心も夏バテかな。



帰りがけに寄ったスタバで
「あずきクリームフラペチーノ」



甘くてしみわたる。

團伊玖磨記念 八丈島サマーコンサート

2007年08月06日 17時00分41秒 | うた
夢の八丈島より戻ってきました
(写真は八丈島在住の西野さんと、ちょうど遊びにきていた宮本さん
二人が高校の吹奏楽部だったときに歌を教えに行ったことがあって
約10年ぶりの再会!)



作曲家の團伊玖磨さんは八丈島に別荘を持ち
そこでほとんどの作品を創られたそうで
島にはとても縁の深い方だったそうです。

毎年行われているサマーコンサートに今年のゲストでお招きいただきました。



本番はとっても楽しかった

出演は
NHK児童合唱団ユースの皆さん(澄み渡る清々しい歌声!)
ハッピーサックス奏者の小串俊寿さん、ピアニスト・作曲家の星出尚志さん、
ラテンパーカッショニストの横山達治さんによるサックストリオと私。


私はソロの曲のほか、サックストリオの皆さんと
『マイ・フェア・レディ』から“踊り明かそう”を。

久しぶりにミュージカルナンバーなど歌いましたが
皆さんのスピード感がすごくて、スリル満点で楽しかった!

3人の演奏はもちろんお人柄もサイコー
特に横山さんのトークは、舞台ソデで聞いてたんですが、あまりに笑いすぎて
お腹がよじれてしまい、これではとても歌えなくなるので途中で席を外してしまったほど


「音楽は楽しまなきゃ損!」
3人の演奏はとにかく弾けまくりで素晴らしかったです


お客さまも素晴らしかったです。
盛大で温かく深い拍手をありがとうございました!
最後に皆さんと歌った團さんの『花の街』、お客さまのいいお声が耳に残っています。





えー、ここからは恒例?のグルメコーナー
八丈島には独特の食文化があり、初めて食べたものだらけ!




『島寿司』ヅケにした魚のお寿司ですが、面白いのはワサビを使うのではなくて
洋がらし! でもね、いいんですこれが!!



               
                 
               島で獲れるオナガダイや赤サバ(といってもサバではない)など、高級魚ばっかりですよ~
                島とうがらし(超辛!)をお醤油に少し混ぜていただくのが島流 ピリッとしてやみつきに!




                
                『くさや』です!! 初めて食べました!わ!クサッ!お口の中が・・でもあれ?とまらない!





『マグロの燻製』この島では魚のレヴェルが非常に高いので、
マグロくんはあんまり威張れないみたいです。
目玉のところがトロトロでコラーゲン奪取で摂取~!!
          



はぁ~ 食べちゃった(また)





コーディネーターの牟田さん、教育長の金川さんはじめ教育委員会の皆さん
大変お世話になりありがとうございました!
皆さんの温かいお人柄と厚いおもてなしの心、すっかり島が大好きになりました




金川さん手作りの獲れたてパッションフルーツやメロンや島オクラ!





帰りの飛行機からは、いままでずっと霞がかっていた八丈富士のてっぺんも見え
いよいよ山は緑濃く、海は青々と輝いていました。



また来ます、美しい島