花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

未熟な実(その2)熟した時と随分趣きが違いますが、

2023-08-19 | 草木の実
前回は自宅からの未熟の実でしたので、今回はご近所からの未熟の実です。
散策していて、花を撮とろうにも端境期のようなものですの実でご容赦ください。
皆さんの良く見る熟した時の実のイメージと大きく違うと思います。

ヤイトバナ(サオトメバナ)  別名:ヘクソカズラ 
果実は核果で直径約5mmの球形。熟すと黄褐色になる。

ウツギ(空木) 
花の後にできる果実は直径5ミリほどの椀型。木質で硬く、先端が少し凹む。できはじめは緑色だが、10~11月になると黄褐色に熟して種子を蒔き散らす。

ミツバウツギ(三葉空木) 果実は先の尖った軍配形。
 
ハコネウツギ  果実はさく果。 長さ2.7〜3cmの円筒形、先端は細くなる

マサキ(柾)  熟すと3~4つに裂けて、種子が飛び出す 


ツルウメモドキ(蔓梅擬)
秋になり黄色い実は完熟すると果皮が3つ裂ける「さく果」で、
実が裂けると中から「仮種皮(カシュヒ)」と呼ばれる赤い付属物をまとった
種子(大きさ約4mm)が外にでます。全く印象は違い過ぎですね。


ノブドウ(野葡萄)    地方名でイヌブドウ、カラスブドウ などもある。
熟すと青紫や赤紫になります。
ノブドウの実はブドウタマバエやブドウガリバチの幼虫が
寄生するため、ほとんど食べることができないでしょう。

エノキ(榎)
エノキの実は8月頃から色付き始め、9~10月に熟す、直径は6~8ミリほど。


チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔) 別名:ダチュラ  有毒植物
最初はシロバナヨウシュチョウセンアサガオかと思いましたが、葉に鋸歯が無いので、

ノイバラ(野茨 )   別名:ノバラ 
花よりも目立つ実(偽果)は、秋から冬にかけて赤く熟し、ジャムや果実酒等に、


キツネノカミソリ
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)です。


ガマズミ(莢蒾)
秋は真っ赤な丸い実を枝いっぱいにつけ、野生動物もよくこの実を食べる。
まだまだ赤くなります。 


オニグルミ(鬼胡桃) 
黄緑色の厚い果皮に包まれた実の収穫時期は10月ごろになります
 

ヤマブキ(山吹)  実がつくのは一重咲きのみです。

クリスマスホーリー
常緑の葉と美しい赤い実が特徴、緑と赤のクリスマスカラーは、装飾に好まれます。

実はまだまだ多くありましたが、長くなり過ぎますのでこれで締めます。
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これは何だ? 異常な形のものが草木についている。

2023-06-07 | 雑記
植物は衣食住においても人間の生活に役立っています。
草花は綺麗な花を咲かせて私たちを癒してくれます。
人間も体調が悪い時もありますが、草花は何も言ってくれませんが、
自然観察をしていると、時々植物にも異常なものがついていることがあります。
植物学者ではありませんので、深く調べるつもりはないですが、観察の記録として
残しておくもので、あまり気持ちがよいものではありませんのでスルーして下さい。

植物にかかりやすい病気でよく目にするのは、葉が白くなっているうどんこ病ですが、
カビによる褐斑病、さび病など他にもあるようです。

又、虫こぶとは、植物組織が異常な発達を起こしてできるこぶ状の突起のこと。
虫癭(ちゅうえい)ともいい、それらはさまざまな寄生生物の寄生によって、
植物体が異常な成長をすることで形成される。

オニタビラコ浮腫(ふしゅ)病という病気 
浮腫病菌がつくる「菌えい」だそうです。 中からは虫がでてきません。
最初は虫こぶの影響かと考えていましたが間違っていたようです。
これはあちこちで見掛けますが、そもそも草名は違いますが、
大きな茎が異常に大きくなるのを別の場所で見たことがあり気になりました。
最近その場所にいったら既に枯れて倒れていました。

このことから今回の事が気になり他のものをアップしてみましたが、、、

ウコギトガリキジラミ
ヤマウコギの葉柄と小葉のつけねにウコギトガリキジラミが虫こぶをつくります。   


▼サツキのもち病
もち病は、ツバキ類(ヤブツバキ、サザンカなど)とツツジ類(クルメツツジ、サツキなど)だけに
発生する病気です。
サツキの葉先がぷくーと膨らんでいます。 葉にほかのものがくっついたみたいですね。 
これは「もち病」という病気です。 原因は担子菌に属するカビです。

▼エノキに付く虫こぶ  エノキトガリタマフシ 

ケヤキハフクロフシの虫こぶ

クヌギエダガイフシ クヌギの別の場所にできる虫こぶもあります。 


以下色々な部位での虫こぶと思いますが断定できていません。
▼?? 

▼虫こぶ **コブアブラムシ? **草名


ヌルデ(白膠木)にできるヌルデハイボケフシ、キブシにできるキブシハコブケフシ、
モチノキにできるモチノキハクボミフシは、どれも葉にできるゴール(虫こぶ)です。

イスノキ、ヨモギの虫こぶ2019/01/26に投稿済
以前のクヌギの虫こぶ2018/01/20 からの抜粋
 <一口メモ>
 虫こぶの名前は、
 植物の名前 + 虫こぶの出来た場所 + 虫こぶの形 +フシ(虫こぶを表す)
 ノブドウの場合は、 ノブドウ ミ フクレ フシ 、
  となっているようです。

▼アケビの蔓の一部ですが何かよくわかりません。

余談です、葉の上で似てますが虫こぶではありません。
葉の上に立派な実がなるハナイカダです。これから黒い実になります。


また、内容が不十分なものになってしまいました。
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昆虫観察(5月) 青白い美貌のラミーカミキリから益虫のテントウ虫まで。

2023-05-30 | 昆虫
前回の昆虫観察は、チョウ目でしたが、名前が分からずに
どうも消化不良をおこしたように気分があまりよろしくなかった。
そこでもう少し分かり易いを虫をと思いカメムシ目と甲虫目に狙いを定めて
選んでみました、
結果今回は数が多い甲虫目で少しでも挽回したいものです。

<甲虫目>
ラミーカミキリ
カミキリムシ科フトカミキリ亜科  大きさ 8-17mm 時期: 5-7月
薄青色と黒色にきれいに色分けされたカミキリムシ。体表にはビロードのような材質感がある。 
カラムシ、ムクゲなどの葉や茎を食べる。幼虫もこれらの植物の茎や根を食べる。

ヒメシロコブゾウムシ
ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科 大きさ 11-14mm 時期: 4-8月
灰白色で、背部の中央が黒くなったゾウムシ(体は黒色だが、灰白色の鱗片でおおわれている)。 
ウド、タラ、シシウド、ヤツデなどの葉を食べる。

ホソクビナガハムシ
ハムシ科クビホソハムシ亜科 大きさ 6.8-7mm 時期: 4-8月
頭部、前背板は銅黒色で、上翅は黄褐色~赤褐色をしたクビホソハムシの仲間。
アカクビナガハムシ、キイロクビナがハムシなどと似ているが色の違いでこれにした。

ベニカミキリ
カミキリムシ科カミキリ亜科  大きさ 13-17mm 時期: 4-6月
前胸、上翅が赤色で、前胸には黒紋があるカミキリムシ。上翅はふつうは無紋だが、黒紋がある個体もいる。頭部、触角、脚は黒色。近縁のヘリグロベニカミキリと異なり、前胸の側縁に黒色部はなく、全体に毛が少ない。

エグリトラカミキリ
カミキリムシ科カキキリ亜科  大きさ 9-13mm  時期: 5-8月
胸部は黒色、上翅は灰色で黒い紋がある小さなカミキリムシ。胸部には細かい毛がはえている。
*5/31追加 似たものにクロトラカミキリがいますが、上翅外角の違いがあり、
尖っているのでこちらにした。 

ジョウカイボン
ジョウカイボン科ジョウカイボン亜科  大きさ 14-18mm 時期: 4-8月
触角が長く、スマートな体型の、茶色っぽい甲虫。一見、カミキリムシの仲間に似ている。  

クロハナムグリ
コガネムシ科ハナムグリ亜科  大きさ 11-14mm 時期: 5-8月
全身が黒色で、前翅の中央部に線状になった茶白色紋があるハナムグリ。 
本当に花にむぐりっぱなしで全身が捉えられない。気が短い人には待つ時間がもったいない?


シモフリコメツキ
コメツキムシ科カネコメッキ亜科  大きさ 13.5mm前後  時期: 4-8月
光沢のある銅色で、灰色毛が斑紋上にはえているために、霜降り模様に見えるコメツキムシ。
前胸部の側面後方は長く突出している。
この写真では分かりませんが、胸部側面後方の突起を確認しました。

ルリクビボソハムシ
ハムシ科クビボソハムシ亜科 大きさ 5.5-6.2mm 時期: 5-8月
全体に青藍色で光沢のあるクビボソハムシの仲間とありましたので、
草陰のものを写したので色が正確でないので違うかもしれません。

クロウリハムシ
ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科 大きさ 6-7mm 時期: 4-9月
頭部と胸部が赤みがかった黄色で、上翅と脚は黒いハムシ。
カラスウリ類の葉を好んで食べ、他にダイズ、エノキ、シソなども食べる。  

ナミテントウ
テントウムシ科テントウムシ亜科 大きさ 4.7-8.2mm  時期: 3-11月
「赤地に細かい黒紋」「黒地に大きな赤紋」「全体が黄赤色」など、模様にいろいろなバリエーションがあるテントウムシ。大きさはナナホシテントウとほぼ同じ。
テントウムシは、 アブラムシをエサとして食べてくれるのがナナホシテントウやナミテントウなどの
テントウムシで益虫として生物農薬として使われています
もしかしたらトホシテントウかも     シロジュウホシテントウかも。

テントウムシの蛹(左)と幼虫(右)        ナナホシテントウの蛹? 

最初はカメムシ目もと思いましたが多くなりそうなので次の機会に見送りました。
昆虫も暫く佇んでいるとどこからともなく表れてきます。
小さな虫でも一生懸命に生きているんだなとささやかながら元気をもらっています。
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今秋も過ぎ去っていく、草紅葉のチガヤ、エノコログサ。紅葉、蔦紅葉、他。

2022-12-12 | 紅葉
今年も残り少なくなって気力が少し下がり気味で、ピリッとしてません。
今回は11月末からの投稿洩れからで取りつくっております。

日本の木々の紅葉の様は世界に誇れる美しさです。
しかし、木々に対して草はどうしてあまり身近な所では紅葉は見掛けませんが、
日光の戦場ヶ原の草紅葉は有名ですね。トダシバ、アブラガヤ、シモツケなどらしい。
じつは草や低木の中には、モミジやイチョウが紅葉するように、
秋になると赤や黄色に葉の色を変えるものがあります。それを草紅葉と言われています。

イヌタデ、スベリヒユ、エノコログサ、ドウダンツツジ 、、、その他多くあります。 

秋から冬にかけ、チガヤの葉は紅葉して赤紫色を帯びて美しい。
落葉するのではなく、葉緑素を減らした結果、緑色が失せて赤くなるのである。



エノコログサの草紅葉、イネ科には,葉っぱが赤くなる種類が多くあります。 


木ではモミジの紅葉が圧倒的な存在ですが、センダンの葉も黄葉してます。

ススキは花穂の花が咲き終わって実になると、白っぽく毛羽立った穂ができる。 

イチョウの葉も黄葉していよいよ地面を黄色く落葉が敷き詰めていきます。

道行く人もなし、車だけ通り過ぎていきます。


エノキに巻き付いている蔦紅葉です。
 
  
 ドウダンツツジの紅葉


ミューレンベルギア・カピラリス    別名:ムーレンベルギア
ミューレンベルギア属 、多年草、アメリカ東南部原産、花期:10月~11月、
ススキのようなような植物で、ピンク〜赤紫の穂をなびかせ、日が当たるととても美しいグラス類です
花色はピンク系の他に、白色もある。
背景にススキを配して、



イトススキ?

カエデ(モミジ)
カエデ(モミジ)カエデ科カエデ属の総称で、数え切れないほどのモミジの種類があります。 
イロハモミジとヤマモミジ等は、切れ込みの数や葉の周囲のギザギザなど、
見比べてもとても似ていて違いがわかりづらいです。 
ここではパスしました。


まとまりのない内容でしたが、これらを見て今年の秋もお終いとしています。
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ご近所も秋色に染まって来た。そして秋留台公園も秋色に。

2022-11-12 | 散策
ご近所の山間のモミジも色づき始めました。
これから暫くは晩秋の風情が楽しめます。

今回は紅葉状態のみを見て頂ければ有難いです。
 




家から比較的に近い場所に、都立秋留台公園があります。
そこにも出掛けてみましたが、12日と13日に産業祭は開催される為に、
駐車場が封鎖されて会場作りが行われていました。
臨時駐車所に止めて運動公園を見てきました。(11/10秋留台公園にて)



 

 

 

 

駐車場もテント村如く当日は賑やかに込み合うんだろうなぁと思いました。
この公園には全天候型 トラック 400m 8レーンやバラ園、芝生広場や展望台があります。
今回は秋色の様子と言うことで紅葉状態を主の投稿でした。

現在カエデ(モミジ)カエデ科カエデ属の総称で、数え切れないほどのモミジの種類があります。
イロハモミジとヤマモミジは、切れ込みの数や葉の周囲のギザギザなど、見比べてもとても似ていて違いがわかりづらいです。 
イロハモミジの多くは、四国や九州を含めた太平洋側に多いそうです。
葉のギザギザや紅葉する時期で見分けるようです。
今回の出て来た木々は、イロハモミジ、イチョウ、ケヤキ、エノキ、ハナミズキ等でした。

本日は産業祭を開催しているでしょうが、人混みの所は今の所敬遠して、
もっぱら人が少ない所だけを徘徊しています。
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チョー地味な野草花、ミズタマソウ、クワクサ、エノキグサ、ウチワゼニクサ他。

2022-09-08 | 野草(花)
花と言うには、彩りはなく、あまり目立たない花を集めてみました。

ミズタマソウ(水玉草)
アカバナ科ミズタマソウ属、多年草、花期:8月~9月、
毛の生えた果実が露が付くと水玉に見えることから。


クワクサ(桑草)
クワ科クワクサ属、1年草、花期:9月~10月、
地味な草で目立ちにくい。葉がクワの形に似ていることが和名となった
葉腋に球状の花序を形成し、目立たない紫色を帯びた緑色の花を咲かせる。
1つの花序の中には雄花と雌花がある。
球状の花序は直径約5mm、雄花と雌花が混在している。
咲き始めたところで花らしくなっているのはまだなかった。


エノキグサ(榎草)   別名:アミガサソウ
トウダイグサ科エノキグサ属、1年草、花期:8月~10月、
花序は葉腋につき、上部に小さな雄花が穂状につき、基部に編笠状の総苞に抱かれた雌花がつく。
 

カラムシ(茎蒸)      別名:クサマオ (草麻苧) 、マオ (麻苧) 、チョマ (苧麻)
イラクサ科ヤブマオ属、多年草、花期:7月~9月、
草丈は高さ1~1.5mになる。
葉は互生する単葉で、広卵形で先は尾状にとがり、縁にはそろった低い鋸歯があります。
葉の裏面には白色の綿毛が密にはえます。
葉の裏面に綿毛がないものを アオカラムシ という。


ホソアオゲイトウ(細青鶏頭)
ヒユ科ヒユ属、1年草、北米原産、花期:7月~10月、
葉腋や茎先に花穂を多数つける、花穂に雌,雄、両性の花が混じる。
茎は直立して枝分かれし、しばしば赤紫色を帯び、上部には軟毛がはえます。  


ウチワゼニクサ(団扇銭草 )  別名:タテバチドメグサ
ウコギ科チドメグサ属 多年草 北米原産 花期:6月~8月
やや湿った土地や水中に群生する。 
地下茎を伸長し、そこから葉柄を伸ばして団扇のような円形の葉を展開する。
葉腋から葉柄と同長かやや短い花茎を出し、上部の節に小さな緑白色の5弁花を数個ずつ固めてつける。
葉の形状からウォーターマッシュルームやウォーターコインなどの名で呼ばれることもある。

チョウジタデ(丁字蓼)
アカバナ科チョウジタデ属、1年草、花期:8月~10月
葉腋に1個づつ黄色の1㎝弱の花をつける、花弁は4~5枚。花径約1cm。
葉‎: ‎互生し披針形で軟らかく長さ5~10㎝で全縁。
似た花にヒレタゴボウがありますが、花径が2cmくらいと大きい。葉の付き方の違いがある。

イラクサ科のアオミズ、カラムシ、アカソ等花は派手さがないので覚えにくいですが、
至るところで生い茂っているので、再度、取りまとめて投稿してみたいと思っています・
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筋金入りの樹木のど根性。

2022-02-21 | 雑記
川沿いの土手を散歩していてみていましたが、今初めて取り上げました。
こんな筋金入りの樹木がありました。
当然日時をかけてここまで成長したのですが、その生命力の強さに
驚きます。

フェンスが有り、木が先に植えられていて大きくなったのか、色々な木があります。

これはつる性木ですのでフジのつるかもしれませんが、上部は切り取られていました。

   

エノキかもしれませんが、針金をぶち切っている部分も見えます。



ニセアカシアの木も鉄骨を横切って成長しています。
パイプをガッチリと咥えている部分は幹幅が少し膨らんでいます。
ガード下から伸びて来て頑張って支えているようにも見えます。
僅かな距離にこれ位ありますから探せばもっとあるかもしれません。

どうなるんでしょうか?
クワの木かもしれませんが、これからどうなるんでしょうか?
こんなものはいくらでもあります、そもそもここに木が必要だったのかとも。


番外編
隣合った違う木が合体し部分的に密着しています。


僅かな石の間から松とツツジの木々が伸びています。
 

いずれも木々の生命力の強さを感じます。
環境への環境への整備は大切ですが、人間の世界でもそれぞれ各人の環境は違うのですから、
その環境に負けずに強く生きていかねばなりません。
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寒い日に、常緑つる性の木が目立っています。キヅタ、セイヨウキヅタ、オカメヅタ他

2022-01-30 | 植物
当然ながら落葉樹は冬には、葉を落として枯れ木同然の寂しい佇まいです。
しかしそれらの樹木にしっかりと取りついている木もあります。
散歩途中でかなり大きな木に巻き付いているのもありました。

キヅタ(木蔦 )  別名:フユヅタ(冬蔦)
ウコギ科キヅタ属、常緑つる性植物、花期:10月~12月、
他の樹木や岩に付着しながら成長する。
葉は直径2~7センチの肉厚な革質。表面は光沢のある濃緑色で裏面は淡い黄緑色。縁は波打つ。
花後にできる果実は直径6~8ミリほどの球形で水分を含む。
果実が黒紫色に熟すのは翌春4~5月で、中には数個の種子が入っている。
 
11/5に撮った時のものに花弁は落ちて僅かに雄蕊のみが少し写っていました。

常緑樹も葉は枯れて落葉となりますが時期をずらしているので年中緑色に見えているだけです。


エノキにびっしりと張り付いている木、キヅタとは違うようです。

▼?  多分つる性の木と思いますが、直ぐ近くでなかったので、後日調べ直しです。
*1/31追加分です。
10m以上の高木に張り付いています。  根元付近では蔓とは言えない太さです。 
 緑色の葉も見られます。
別の木ですが、蔓が木に張り付いて根が出ています(付着根型樹木です)
以上のことから現在のではテイカカヅラ(キョウチクトウ科テイカカズラ属) と思われます、
花が咲く時期に決めます。

ハツユキカズラ    (同じキョウチクトウ科 / テイカカズラ属 です)
**まで追加分

セイヨウキヅタ(アイビー)   別名:ヘデラ
ウコギ科キヅタ属 常緑つる植物 花期:6月~7月、
崖や壁などによじ登って成長する。また、垂直面以外の場所でも地面を覆うようにして成長する。

ツタは、落葉するブドウ科ツタ属ですが、今の時期崖一面に垂れ下がっているので、
セイヨウキツタの仲間ウコギ科キヅタ属のオカメヅタかと思います。

オカメヅタ   別名:カナリー・キヅタ、ヘデラ・カナリエンシス 
カナリー諸島原産、アイビー と似ているが、それより葉が大きい。
掌状に3中裂し、光沢がある。 葉柄も7~30センチと長く、互生する。
老木になると葉が小さくなり、裂け目も 小さくなって卵形に近くなる。 
本種は、見かけはツタのようであり、名前にもツタ(ヅタ)の文字があるが、
ツタの仲間(ブドウ科ツタ属)(ナツヅタ(夏蔦))と分類上は全く違うもので、
日本産のキヅタ(フユヅタ(冬蔦))の近縁種である。  

家周りのあちこちにあるアイビー
    
                   ツルマサキ エメラルドガイティー

樹木はあまりよくわからないので間違っていたらごめんなさい。
ご教示頂けたら幸いです。
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この時期になって宿り木が目に付きました。

2021-12-18 | 植物
この時期大きな樹が葉を落として

宿り木とは、他の植物の幹に根を張る寄生木で,日本で,セイヨウヤドリギとして親しまれている 。

ヤドリギ(宿り木 ・ 宿木 ・ 寄生木)
ビャクダン目ビャクダン科ヤドリギ属、常緑多年生植物、
日本のヤドリギはセイヨウヤドリギの亜種とされ,基亜種の果実が白く熟すのに対し、淡黄色になる。
宿主樹木はエノキ・クリ・アカシデ・ヤナギ類・ブナ・ミズナラ・クワ・サクラなど で、
写真は多分エノキとケヤキに寄生しているものと思われます。
枝は緑色の円柱で、二あるいは三股状に分かれます。葉は対生で、葉質は厚くて細長く、
先は丸く、長さ3~6 cm、幅0.5~1 cm程です。
雌雄異株で、2~3月に黄色の花は咲きますが、小さくてあまり目立ちません。
 受粉は虫が行ってくれるんだそうです。 
11月~2月ごろに実をつけます、果実は直径6 mm程の球形で、早春に薄黄色に熟し、半透明になります。
これとは別に橙赤色の実を結ぶものはアカミノヤドリギといいます。
ヤドリギやアカミノヤドリギの枝や葉を乾燥させたものを生薬ソウキセイ(桑寄生)といい、
血圧を下げ、利尿、頭痛の緩和、リウマチ 等に薬草として利用されているようです。
 
枝分かれ部分についているのが花芽と思いますので、春先に撮れると良いですが、

歌手五木ひろしの「宿り木の花」と言う演歌の曲があるようでした。
目立たない花だと言うのに、どの様な歌詞が付いているか気になり、
調べてみたら、3番に、”♪出来る事なら人並み咲きたいだろう宿り木の花よ♪、、♪”
とありました。歌い方と相まってしんみりとするのでしょうね。

明るい色彩の無い投稿になってしまいましたがこれでお終いです。
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つる性野草花続編、アメリカホドイモ、アオツヅラフジ、ガガイモ、他

2021-08-07 | 花の写真
21/7/20のつる性野草花の続編です。
ホドイモをその時に投稿しましたが、その時に
ホドイモの別名をアメリカホドイモ(アピオス)としてましたが、
今回別物だったアメリカホドイモがあることが分かりました。(7/20分訂正済)

アメリカホドイモ(アピオス)  (*wikipediaではアメリカホド)
マメ科ホドイモ属、多年草、北米原産、花期:8月~9月、
茎はつる性で2~4メートルとなる。 葉は5~7枚の小葉からなる羽状複葉。
夏に葉腋 から花軸を出し、10~13個の蝶形花 をつける。
 
アピオスとはインディアンのスタミナの源と言われる,栄養満点の植物です。
在来種のホドイモの多くは野生で栽培は極一部ですが、アメリカホドイモは栽培が主です。
参考までに7/20投稿のホドイモの花を載せておきます。

アオツヅラフジ(青葛藤)  別名:カミエビ
ツヅラフジ科アオツヅラフジ属、つる性落葉木、雌雄異株、有毒植物、
青い実は以前にも投稿してますが、花は初めてかもしれません。
前回は雄花、だけでしたので今回は雄花、雌花を載せておきます。
雌花
前回の雄花                                                   実の写真は以前に投稿済のものから

ガガイモ(蘿藦、鏡芋 )
キョウチクトウ(ガガイモ)科ガガイモ属、多年草、花期:8月、
淡紫色の花径約1cmの5弁花を数個固まってつける。
内側に長い毛が密生する。柱頭は長く花冠から突き出ている。
イモは根でなく実の形からで割れた実の内側が鏡のように光るのでカガミイモ(鏡芋、輝美芋)の名がつき、
これが訛ってガガイモとなったとしている。

クズ(葛)
マメ科クズ属、つる性多年草、花期:7月~9月、
根を用いて食材の葛粉や漢方薬が作られ、万葉の昔から秋の七草の一つに数えられている。 
葉腋から総状花序が上向きに立ち上がり、濃紺紫色の甘い芳香を発する蝶形花を房状に密集してつけ、下から順に咲かせる。

つる性野草とは言えませんが7月に投稿する機会を逃したので、
トケイソウ(時計草)
トケイソウ科トケイソウ(パッシフロラ)属、多年草、熱帯アメリカ原産、花期:5月~10月、
特徴的な造形美のある美しい花が魅力の熱帯植物です。


ホドイモをアメリカホドイモとして間違えて投稿してしまったので、反省しきり、
ブログでも載せたからには正確でなくてはなりませんが、
間違える原因として、自分で間違って覚えていた、ネット等の情報を正しいと思いそれをコピーした、
正しく覚えていたが、投稿するときにプリントミスをした(先日トリロバをトロリバとしてしまう等)
又、地方により全く違う名前で存在するものもあります。
田舎佐渡での頃は、樹木のエノキはヨノミノキ、魚のメバルはハチメなど全然違っていました。
色々な状況がありますが、いずれにせよ間違いは防ぐようにしなければなりません。
複数回の見直しや、違う情報と比較するなどしていくつもりです。
ネット情報も本当に正しいものばかりでないことも頭に入れておく必要があります。
それでも疑わしいものがある時は、諸氏によるご教示をお願い致します。
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