花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

佐渡帰省編(22-2) 佐渡金山、道遊の割戸、道遊坑の散策。

2022-10-15 | 佐渡
佐渡の前回はトキでした、今回は、佐渡と言えば必ず出てくるのは「佐渡金山」です。
佐渡金山と言う鉱山はなく、相川金銀山の坑道跡を利用して、
江戸時代の採掘の様子を再現した観光施設(「史跡 佐渡金山」)の名前です。
それが観光客により認知されるようになり、相川金銀山は通称「佐渡金山」と呼ばれるようになりました。 
 
その象徴が「道遊の割戸」です。
V字に見える部分は、江戸時代に鏨(たがね)と鎚(つち)を使って人力で真っ二つに掘り割られた露頭掘りの跡です。

見学コースは、
宗太夫坑:江戸初期の手掘り坑道跡  代表的なコース 900円
道遊坑:明治期に開削され休山時まで使用された坑道、 900円
ガイド付き山師コース:予約が必要、山師気分で、坑道を本格的探検。2400円
アイランドミラージュ:MRグラス「NrealLight」を装着した状態で坑道歩く3000円

今回は、一般的な道遊坑コースからです。
道遊の割戸 山頂が真二つに割れた道遊の割戸は、佐渡金山のシンボル的な存在。
坑道を含め、トロッコ、機械工場、粗砕場など多くの設備が操業当時の姿のままで残されています。  
坑道内をあるいてから、機械工場など見て、
                                         高任立坑、大規模な大立堅坑は工事中か幌が掛けてあった。
高任神社を経て道遊の割れ戸へ
 
山頂部の割れ目は幅約30m、深さ約74mにも達します。
粗砕場とトロッコ
ナナカマドをはじめノコンギク、イヌタデ等咲いていましたが、春には桜が綺麗だと思います。
坑道内通路(20分)及び地上散策路(20分)含めて所要時間は約40分です。

開削された坑道は、まるでアリの巣のように拡がり、
総延長は何と約400km(佐渡~東京間)に達していたそうです。

佐渡島の金山は、世界遺産(文化遺産)の登録を目指していましたが、
ユネスコから22/2/1に提出した推薦記載内容の不備があるとの理由で、
23年の登録審査が受けることが出来なくて、見送りとなっています。
また強制労働の問題がらみで、韓国からの登録反対が持ち上がっていますので、
水路の表現の不備となっているようですが、なぜ修正が出来なかったのか、
どうなるのでしょうかよくわかりません。

史跡 佐渡金山は、我が家から歩いて10分程の所にあります。
昔は家近くでも見えていあましたが、周りの木々が生い茂り見られる所は少ない。
実は、このブログのヘッダーの写真は、この道遊の割れ戸の上部部分です。
割れ戸の裏側は、こちらです。
無数の横穴が開いています。

金山と家との途中に無宿人の墓があります。
相川に眠る水替人足たちの墓
1853年に水替人足として働き坑内で亡くなった無宿者28名の出身地、戒名、名前、年齢を
刻んだ墓碑が山中に建っています。
遊郭遊女および無宿人に関わる水子の供養等も

お参りした人が鐘をついている時があります。

次回は、少し山を下った選鉱場跡に移りたいと思います。
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