花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

つる性野草の小さな実。センニンソウ&ボタンヅルの実、ウリ科の実

2020-09-29 | 野草(実)
実りの秋になると、野草の実も色々なものが実を付けています。
その中で、蔓性で比較的に小さな実のものを選んでみました。
花として投稿済が殆どですので、詳細は省略しました。

センニンソウ(仙人草)
そう果は多数、卵形、長さ7〜8mm、扁平で厚いふちがつき、寝た毛がある 、
果実には長い毛のある花柱が残る。花柱を含んだ集合果の直径は約3cm。 
11月頃になると、この花柱に白い長い毛が生えて、仙人のヒゲのように見える。

ボタンヅル(牡丹蔓)
そう果は多数、長卵形、長さ4mm、白毛がある。花柱は長さ10mmで羽状。 
花もセンニンソウ、ボタンヅルは非常に似ていますが、実の付き方も似ています。
ヒゲが短いのがボタンヅルと思った方が良いと思います。

参考までに、同じ上記と同属のキンポウゲ科センニンソウ属のクレマチス(9/22撮影)


オキナワスズメウリ(沖縄雀瓜)
名の通り沖縄には、自生しているようですが、この近くでは園芸種ですが、毎年同じ場所にあります。
花には雄花と雌花があるが雌雄同株。雌雄とも花は白で小型、径は1cmほど 。
数年すると毎年夏にこぼれ種で発芽する 。
茎には毒性があり食べると食中毒症状になる。
最初は緑色で、白い点線・ストライプを除いて、だんだんと黄色から赤色に染まってきます。
果実は球形で径2cm 、小さな実は彩があり可愛いです。

スズメウリ(雀瓜)
ウリ科スズメウリ属、1年草、
雌雄同株。雌花、雄花ともに葉腋に単生するが、枝先では時に雄花が総状につくこともある。
雌花は下部の子房が目立つ。  
果実は直径1〜2cmの球形または卵形で、熟すと灰白色になる。 右:雄花

カラスウリ(烏瓜)
朱色の果実と、夜間だけ開く花で知られる。 花は19/9/14(ウリ科の花)参照
雌株にのみ果実をつける。果実は直径5〜7cmの卵型形状で、形状は楕円形や丸いものなど様々。 
熟する前は縦の線が通った緑色をしており光沢がある。


アレチウリ(荒地瓜)
北米原産、雌雄同株。 
雄花と雌花はそれぞれ別の花序につき、雄花序は長さ10〜15cmでまばらに雄花がつく。雄花は直径1cm。 
果実は長卵形の液果が数個集まってつき、金平糖のように見える。表面は軟毛と刺が密生する
雌花                  雄花
 

ヤマノイモのムカゴ
葉腋にしばしば珠芽(ムカゴ)がつく。 果実とは別ものです。食べることが出来る。

アオツヅラフジ(青葛藤)
果実は核果。直径6〜7mmの球形で、10〜11月に粉白を帯びた黒色に熟す。


ノブドウ(野葡萄)
ブドウ科ノブドウ属に属するつる性落葉低木でした。野草とは違いますが、
果実はブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生して、虫えいを作ることが多く、
紫色や碧色などになる。正常な果実は少ない。
虫えいは虫瘤(虫瘤)とも言われて、大きさも膨れていきます。
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