



-------------------------------------------------------------------------------
ジョージ6世(コリン・ファース)は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていた。妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)はスピーチ矯正の専門家・ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていく。ライオネルは、診察室では私たちは平等だと宣言、ジョージ6世を愛称でバーティと呼び、自分のことはライオネルと呼んでくれ、と主張する(が、ジョージ6世はは決してライオネルと呼ぼうとはしない)。ライオネルのユニークな吃音矯正のレッスンが始まる。1936 年、ジョージ6世の兄エドワード8世は人妻との恋を選び、王位を退き、ジョージ6世即位。ヒトラーの率いるナチスドイツとの開戦直前、不安に揺れる国民の心をひとつにするため、ジョージ6世は、世紀のスピーチに挑む……。
-------------------------------------------------------------------------------


アカデミー賞好みな作品、です。
ライオネルのユニークなレッスンも、二人の友情も、英国王室のスキャンダル


この作品では「名前(呼び名)」がとても重要

ジョージ6世には、家族だけに許される「バーティ」という愛称、即位する前の「ヨーク公」・「殿下(Your royal highness)(Sir)」。即位後は「ジョージ6世」、「陛下(Your Majesty)」と、様々な呼び名があり、場面や人間関係によって使い分けられ・・・逆に、呼び名で人間関係をうかがうこともできます。「あまりにもドイツ的」なのであっさり却下された「アルバート」という名もありましたね。
ライオネルとジョージ6世の身分の差を超えた友情



う~ん。深い

即位が決まったジョージ6世に、幼い娘たち(いつもはもちろんパパ、と呼びかける)が、お辞儀をして「陛下」と呼んで出迎えるシーン。
ジョージ6世の妻も、前半ではかなり呼び名にこだわるシーンが多く・・・ライオネルが夫をバーティと呼ぶのは嫌だ、と言ったり、ライオネルの妻に対して「最初は妃殿下(Your royal highness)、慣れてきたら奥様(Madam)と・・・」と言うシーン。その一方、ラストでは彼女だけは「ライオネル」と呼びかける・・・。
場面ごとでの呼び名が、その時々での人間関係と気持ちを表わしていて・・・そこに注目して観ると、ますます面白い

いい映画でした。