日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本。国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

核大国だったウクライナは欧米に騙され核を放棄した結果ロシアの侵略を招いた

2022-04-21 09:50:25 | 安全保障
ソ連崩壊後独立したウクライナは約5000発もの核兵器を持つ世界3位の核大国であった。チェルノブイリ原子力発電所事故の経験もあり核に対し否定的であったウクライナに対し各国は非核化を求めた。米英露に加え仏中国も核兵器を放棄すれば、我々が安全を保障すると請け負った。

しかし、約束した当事者のロシアは2014年にクリミア半島を一方的に編入し、今年2月には全面的に侵略を開始し、中国はそれを批判せず、米英仏の三国は批判と経済制裁は実施したもののロシアに対しウクライナの安全を守るための軍事的行動は何一つとろうとはしない。

これは一つの教訓である。北朝鮮が核を放棄しないのは国策としては正しい判断であり、もし米国となんらかの約束をし実際に核を放棄したとすれば、数年以内に何らかの口実で攻撃されるだろう。

日本も日米安保条約があるからと安心しているといずれ痛い目に合うことになる。米国が日本の為に自国民を危険にさらしてまで戦争を選択するとは限らない。国際社会では自国の国益が全てである。

不可侵条約を無視して日本に宣戦布告した旧ソ連が例外というわけではない。国益と比較すれば条約などはただの紙切れであり何時でも反故にできる。

自国の安全は自国で守るしかない。ウクライナがまがりなりにも欧米各国の支持を得られているのは、自国の力で抵抗できているからである。


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真実は一つとか正義は必ず勝つとか努力すればなんでもできるとか、こんなとを本気で信じていれば負け組になるしかない。

2022-04-20 10:08:28 | 教育
ドラマやアニメの世界では真実は一つであるとか、正義は必ず勝つとか、努力すればなんでもできるとか、と語られることが多い。親もまた子供に対してはこのようなことを言いたがる。

しかし、現実は決してそうはならない。正義は必ず勝つのではなく相手より力がある場合だけ勝利することができる。自分が正義だと確信していても、勝つにはそれ相応の準備と力が必要なのである。

真実もまた一つではない。確かに事実は一つしかない。しかし真実というものはその事実を認識し皆がそれを信じて初めて真実となる。

多くの立場の違う人がいるところでは、それぞれが信じることが真実となり、複数の異なる真実が存在するのは普通のことである。

ウクライナ問題一つをとってみても、ロシア人の真実とウクライナ人の真実は異なる。ロシアが完全勝利すれば、ロシアの真実が世界の真実となる。

真実なんてものは誰にもわからない。日本と韓国で慰安婦や徴用工に対する見方が異なるように、誰もが納得しうる真実を提示することは不可能に近い。

神が真実を人間に提示したという歴史的な事例は無く。真実とは人々が信じることでしか真実足りえないことから、その事実を信じない勢力が存在する限り、その事実は真実にはなりえない。

その事実を真実にする為には、より多くの証拠を提示して説得しそれを信じる者を増やすか、信じようとしない者を抹殺し、それを真実と認める者を多数派にするしか方法はない。

また、努力すればなんでもできるという嘘も不幸な人間を生んでしまう元である。才能の無い者はどんなに努力しても才能のない分野で大成することはできない。これは厳然たる事実である。

多くの人間が才能の無い分野に固執し、人生の貴重な時間を無駄に浪費している。努力すればなんでもできると言う前に、自分や子供にどの分野の才能があるか、見つける為により多くの分野をかじってみるべきである。
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ウクライナの悲劇ではっきりした憲法9条という寝言

2022-04-19 09:52:50 | 憲法
日本国憲法第9条を文字通り解釈すれば、日本は軍隊や武器を持たず、国際紛争に巻き込まれても、これを解決する手段としては武力を行使しないとなっており、軍隊や武力は保有しないとしている。

これをウクライナにあてはまると、ロシアが侵略してきても抵抗せず侵略されるままにまかせ、ひたすら話し合いの場を設けて相手に侵略をやめるよう説得することになる。

何という現実性のなさだろうか。こちらが危険な武器を保有していなくても保有していると断罪され攻撃されるのはイラクを攻撃したアメリカの例が示している。

ロシア側からの明らかな侵略にもかかわらず、ロシアではウクライナ側の侵略と主張しロシア人の多くはそれを信じており、明らかな侵略と理解しながらもロシアを批判しない国も多い。

こちらが如何に平和を愛し武器を放棄し戦争の意思がなかったとしても、現在の情報操作技術をもってすれば、凶悪な侵略を企てている国家に仕立て上げるのは簡単にできる。

最後に頼れるのは国をまもる強い意思とそれを実現できる武力の保有に他ならない。現在の世界情勢において、武器を持たず一方的に戦争を放棄すれば平和が維持できると考えるのは幻想にすぎない。

同様にアメリカに任せていれば日本の安全は保たれると考えるのもまた幻想である。アメリカはアメリカの国益に合致するから日本を守るにすぎない、日本の安全とアメリカの国益を秤にかければアメリカは常に自国の利益を優先する。

結局のところ自分の国は自分で守るしかない。
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ロシアは何故ウクライナを攻撃したか

2022-04-18 09:57:11 | 安全保障
ロシアによるウクライナ侵略はウクライナ側の予想外の抵抗で長期化しており、当初のロシアの思惑を大きく裏切り、ロシア経済やロシアの国際的地位に大きなダメージを与えている。

プーチン大統領は何を考えてウクライナ侵略を決断したのだろうか。その理由を考えてみよう。

NATOのこれ以上の拡大を阻止するというのがプーチン大統領の以前からの主張であり、これがウクライナ侵略の動機の一つであることは間違いない。

このことは当然アメリカやNATO加盟国は当然知っていたはずである。それにもかかわらずウクライナのNATO加入を明確に否定はしなかった。ロシアがウクライナのNATO加盟を阻止しようとしたのは納得のできる行動ではある。

もう一つは、ロシアがウクライナを侵略してもアメリカやNATOとの戦争にはならないという確信である。かねてよりプーチン大統領は超音速ミサイル等の新兵器の誇示と核兵器の使用を躊躇しないと世界に発信しアメリカやヨーロッパ諸国にロシアと戦争になれば核攻撃を覚悟しなければならないというメッセージを与えてきた。

これに対しアメリカのバイゼン大統領やヨーロッパの主要大国はロシアとの武力対立は望まないというメツセージを発信しており、プーチン大統領としてはウクライナを侵略しても欧米との戦争にはならないという確信を抱いた。武力をもっていてもそれを使用しないと宣言すれば抑止力にはならない。

最後にこれが決定的だとおもわれるのが、ウクライナの戦争継続能力に対する過小評価である。

プーチン大統領は北京オリンピックの閉会からパラリンピックの開始までの短期間でウクライナを降伏させられると考えていたようだ。

プーチン大統領はクリミア半島での成功体験から、ロシアが攻撃すればウクライナはすぐに降伏するだろうとみていた。それがウクライナ侵略を決定的に後押しした最大の要因である。

もし、今日現実になっているように、ウクライナがこれほど徹底的に抵抗すると予想していれば、ロシアによるウクライナ侵略はおこらなかっただろう。

個人の喧嘩でもそうだが、舐められ甘くみられるようではいけない。日本も敵性国家から甘く見られるようであれば、いずれ戦争に巻き込まれることになる。武力の保有しいざとなれば戦う意思を示すことは戦争抑止の為に不可欠である。

現にロシアは日本に対しても侵略計画を検討しており、それが実行に移されなかったのは、電撃的な勝利が不可能と分析したからにほかならない。
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立憲民主党が略称として民主党を使用するらしいが何の反省もないようでは信頼に値しない

2022-04-15 09:43:21 | 立憲民主党
立憲民主党は、夏の参院選で「民主党」の略称を使用する方向で調整に入った。民主党の略称については国民民主党との間で多くの案分票が生じたため、両党で扱いを協議したが、進展が見通せないと判断した。

立憲民主党が民主党という名に拘ることから見えるのは、過去の民主党政権への反省がないだけでなく、むしろ過去を栄光と考えているように思えるということである。

国民の期待を受けて誕生した民主党政権は、経済復興に失敗しただけでなく、公約を無視し消費税増税や社会保障の国民負担増を実施し、結果的に国民負担は増えたが経済も財政も改善させることはできなかった。

さらに東北大震災と原子炉事故の処理に右往左往し国民の信を失い政権の座を追われた。本来であればその失敗を総括し国民に詫び新たな政策を提示すべきである。

しかし、立憲民主党は過去の失敗を総括することなく、あたかもそんな失敗はなかったかのように無責任に政権批判をつづけているだけである。反省がない限り立憲民主党は旧民主党体質から脱却できず、再び政権の座につくことはありえない。
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