ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

新二子橋から(1)

2024年01月04日 17時00分00秒 | まち歩き

 東京の三宅坂から静岡県沼津市までの国道246号は3桁国道ですが、赤坂見附、青山一丁目、表参道、渋谷、三軒茶屋、駒沢、用賀、玉川、溝口、荏田、長津田を通り、首都高速3号線および東名高速道路と並行する主要な道路の一つです。また、東急田園都市線は、ほぼ全線に渡って国道246号と並行することとなります。

 東京都世田谷区から神奈川県川崎市高津区に出る際に多摩川を渡ることになりますが、国道246号の場合は二子玉川駅付近から二子新地駅付近までの二子橋と、それより上流にある新二子橋の双方のコースがあります。今回は新二子橋を渡ることとします。

 右側が神奈川県川崎市高津区、左側が東京都世田谷区です。二子玉川ライズ、かつて富士観会館であった場所に建てられたマンションが見えます。その間にあるのが二子玉川駅です。

 奥に見えるのが二子橋です。現在は道路橋と鉄道橋とが別になっていますが、そのようになったのは1966年春のことです。二子橋の真ん中に線路が敷かれ、大井町線の電車が走っていたという時期もあったのでした。そもそも、現在の田園都市線の二子玉川駅から溝の口駅までの区間は、玉川電気鉄道が開業させた区間であり、軌道線でした。戦時輸送の強化のために線路の幅が改められて大井町線の電車が走るようになりましたが、二子橋の部分は単線でした。

 鉄道用の専用の橋梁が建設され、そちらに電車が走るようになっても、長らく国道246号は二子玉川駅前を通り、二子橋を渡るというルートでした。1974年に新二子橋が竣工、1980年に東京・横浜バイパスが全面開通し、国道246号のルートは変わりましたが、世田谷区玉川から二子玉川駅、二子橋を経て新二子橋に至るルートも国道246号のままです。そのため、写真では右側に見える道路も国道246号です。


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