川崎市の歴史を語る際に欠かせない二ヶ領用水は、多摩区の上河原堰および宿河原堰で多摩川から水を取り入れ、多摩区、高津区、中原区、幸区を流れます。ほぼ府中街道に沿う形となっていると表現してよいでしょう。私が小学生であった1970年代後半には、水質汚濁が進んでドブ川になっていましたが、現在では改善が進み、溝口では鯉が泳いでいる場所もあります。
今回は、中原区宮内2丁目の様子です。今でも大小の工場が点在している地域ですが、緑化も進んでいるようです。
二ヶ領用水沿いの一部が宮内遊歩道となっています。上小田中1丁目との境界に近い場所で、国道409号(府中街道)にある東急バス宮内西バス停が最寄りとなります。鉄道であればJR南武線の武蔵新城駅が最寄りとなりますが、少し離れていますので、歩くと20分以上はかかるでしょう。
小学生時代、二ヶ領用水沿いを自転車でよく走っていました(うちから1キロメートルほど離れていましたが)。今よりも工場が多く、このような遊歩道は整備されていなかったと記憶しています。宮内遊歩道がいつ整備されたのかはわからないのですが、おそらく水質改善とともに取り組まれたのではないでしょうか。ちなみに、高津区の坂戸1丁目と二子6丁目との境界にある旧平瀬川の二子坂戸緑道は、1970年代後半において公園として整備されていました。
二ヶ領用水沿いの道路の道幅は狭く、一方通行の箇所もあれば自動車通行不可の箇所も多いので、自転車か徒歩でめぐることをおすすめします。
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