ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

うちにある「鉄道コレクション」

2017年08月18日 01時11分14秒 | 写真

 2015年3月22日、私は静岡鉄道の新静岡駅に行きました。そこで買ったのが、トミーテックから発売されている「鉄道コレクション」の「静岡鉄道1000形(分散冷房車新塗装)2両セットB」です。ほぼ未開封状態のまま、現在に至りましたので、別パーツやシールなどを一切付けていません。

 静岡鉄道1000形は、東急7200系と設計の基本を同じくすると言ってよい車両で、1973年から1985年まで、東急車輌製造で造られたオールステンレス車です。もっとも、既に東急8000系が登場していたこともあり、T型ワンハンドルマスコンが採用されています。

 正面こそ独自のスタイルですが、側面は東急7200系そっくりです(冷房キセの向きなどは違うでしょうが)。ただ、静岡鉄道1000形の場合、最初は非冷房車として登場した編成には改造によって集中式の冷房装置が設けられました。この点は東急7200系と異なります。これに対し、当初から冷房車として登場した編成には、東急7200系と同じく集約分散式の冷房装置が備えられています。

 模型はクモハ1009+クハ1509の2両編成を再現しています。この編成から、最初から冷房車として登場したそうです。実車について記すならば、当初は全12編成とも無塗装でしたが、現在は塗装が施されたり何らかのラッピングがなされたりしています。

 東急7200系は菱形パンタグラフを採用していましたが、静岡鉄道1000形は編成によってパンタグラフの形が異なり、集中式の冷房装置を備える編成は菱形パンタグラフ、集約分散式の冷房装置を備える編成は下枠交差型のパンタグラフを採用しています。

 新静岡から新清水までの静岡清水線は、長らく、この1000形に統一されていました。しかし、2016年にA3000形がデビューし、徐々に1000形からA3000形に置き換えられることとなっています。既に廃車される編成も出ています。

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