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こころ虹色水色空の彩

~心ニジイロミズイロソラノイロ~

空と水と石と花と夢とヘミシンク。

涙の別れ、再び

2012年08月06日 21時29分04秒 | 単なる日記 (ノンスピ)
私の仕事場が大きな幹線道路に面していまして、牛や豚などをたくさん乗せた
大型トラックがよく通るのですけど・・・

以前はなにげに見過ごしていましたけど、最近、かわいそうだなぁとか思う
ようになってしまい・・・。もうすぐされて食卓行きなんだろうなぁ・・

とか言いながらも、べつに私は菜食主義者とかでもないので、普通に今まで
のように豚肉とか平気で喰ってたりするのですけど・・・

っていうか、そもそも、今まであまり、そういうふうに豚がトラックに載せら
れて運ばれて行く姿自体をあまり見たことなくて、考えたこともなかった。

よく現代の小学生とか幼稚園児とかって、「鮭」と言えば、あの「切り身」
の姿のまま海を泳いでいると思っている子がけっこういるらしいですけどね。
お絵かきさせたら、なんか不思議な物体(つまり「切り身」の状態のもの)
が海を泳いでいるのが描かれているので、「なにこれ」と聞くと、「鮭だ」
と言うそうで・・・


そんなような感じで、豚肉とか牛肉って、ついどうしてももう「スライス」
されてトレーに綺麗に並べて盛り付けてあるのが真っ先に浮かんでしまうの
ですが、でも、考えてみたら、ちゃんとあの動物なんだよねぇ。わかっては
いたけど、なんかあまり考えなかった・・・


最近、犬を相手にしているので、(それも、けっこう虐待的なことを平気で
するスタッフが多く、私が必死でそれを制止し、一人で愛情かけてる感じ
なので)、言葉を喋れない動物の心とか、命のことを考えることが多くなり、
それで、そういう豚とか、牛などが載せられて行くのを見ても、いろいろ
思ううようになりました。

かと言って、「世界のみなさん、もう豚とか牛を食べないでください」と
思っているわけではないのですが。 それも止むを得ないことなのだと
思ってはいるのですが・・・。でも、やはり、あまりいい気持ちがしないのは
確かであり・・・

かと言って、じゃぁ、今度から自分だけでも豚肉食うの止めるのかって言うと
たぶん食べるだろうし・・・。って、その中途半端な考えはなんなんだよって
カンジで自分でツッコミを入れてしまいますが。


ただ、うまく言えないのだけど、「うーーーん。」と思ってしまいます。


心を閉ざしていた私が、意識改革をし、犬に出逢い、豚や牛が載せられた
トラックを毎日のように目にし・・・。

こういう流れ。


これも、なんか学びなのかなぁと思っているところ。

かと言って、自分がそこから何を学び、活かせるのかというと、今はまだ
わかりません。
ただ、今までなんとも思わなかったことを、「思う」ようになったということ
が目的なのかもしれないのですが・・





そして、大きな大型トレーラーが小さな軽トラなどを乗せているのとかも
通り・・

大きなトレーラーをみると、軽トラがすごく小さくみえて・・なんかかわいいなぁ
と。 親犬と仔犬みたいだなぁーーとか。

この軽トラが仔犬に見える時点で、もう相当やられてる気もしますけど。(笑)






ココちゃんが動物園のワンワンパーク的なところへ引き取られることに
なりました。

今日で最後のお別れをしました。
・・・って、何回お別れをしてるんだ、って感じですが。

こないだもお別れしたと思ったら、また帰って来て、3回、4回ぐらい繰り返し
てますけど。 今度は動物園だから、飼育のプロだからね。帰って来ることはない
でしょう・・・


今度こそは最後なんだなぁと辛く思いながら、シャンプーしてあげたり
遊んだりして・・・。
私の退勤後に、最後の挨拶がてら、抱っこしてその辺を歩いたり・・・


前回の時は、まだそこまで「情(じょう」はなかったのでしょうね。
悲しいには悲しかったのだけど、なんか今日とは違って、割とあっさり
してたんですけど。

今日は、「ココちゃん、元気でね。頑張るんだよ。他のワンチャン達と
仲良くするんだよ。 ココちゃん、ありがとね。 飼ってあげられなくて
ごめんね・・・。ココちゃんに出会えて嬉しかったよ・・・。ずっと
忘れないよ。」
なんて話しかけているうち、もう涙があふれて止まらなくて・・・


そしたら、ココちゃんは、優しい目で「どうしたの?」とばかりに、私の涙を
ペロペロなめて・・・。 そして、また私は泣くという・・・



店長とか他の人たちは、冷たいヤツなので、もともと一切世話らしき
世話は全然してなくて、犬達が足もとにジャレついて来ても、シカト
して犬を蹴っ飛ばすようにしながら歩き続けるような人で・・・



「だから言ったろー。俺たちはな、そうやって別れるのが辛くなる
からあまり情をかけないようにしてたんだよ。○○(私)は、可愛がり
すぎたんだよ。相手にしなきゃよかったんだよ。」

とか悲しがる私を見て言いました。


まぁ、そんな「別れるのが悲しくなるから冷たくしてた」などとは
体裁のいい言い訳で、単に、犬に興味がないか、ただ冷たいだけのこと
なんですが。 まぁ、ヤツラの普段の行動見てればわかりますので。


っていうか、男だから、私が持つような母性本能的なものは持ち合わせてない
のかわかりませんがネ。(イヤ、でも男性でも犬をかわいがる人っているしなぁ。)



でも・・・
ちょっと前の私なら、そうしてたかもしれません。
人や何かに対して、心を開いたり、好きと思うことは一切しないと
思ってましたから。

だから、懐いて来た大学生のコウちゃんにもあえて無関心を通して
きましたし。ただ、私の場合は単に無関心にしてただけで、べつに
意地悪したり、無視したり、冷たくしたりってのはありませんでしたけどね。

心を閉ざしてた時でも、最低限、人間としての礼節は尽くしたつもりでした。




でも、そんなんで本当にいいのかな。と思うようになったので・・・










今日流れる涙は、なんかいつもの涙とは違ってました。

今までは、いわゆる「両想い」というのが経験ないので、報われない
想い、ひいては自分を否定されたという辛く悔しく悲しい想いで流れる
涙ばっかりでしたので・・・。更には、こんな自分なんか消えてなくなれ!
という想いの冷たい氷の涙でしたが。



今日のは、両想いの涙でしたから・・・。だから、なんていうか暖かい
涙っていうのかな。


まぁ、相手は犬ですけどね。
これも、学びかな・・・

でも、ココちゃんと過ごした期間、あんなに楽しかったことはなかったなぁ。










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