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ほんとなの五輪 &モスクワは集団免疫が目算に入る

2021-03-26 21:34:56 | WW1&2
真面目に思うわけだが、本当に東京五輪をやるのだろうか? 

聖火を日本中に走らせるらしいけど、なんかこう、これで終わりにしたらいいんじゃないか・・・みたいな感想が去来する。選手はお休みして、国民が聖火をまわして、わーわーわー、おめでたい、おめでたい、おめでたいでござるよー、みたいにして手打ちにするってどうだろう?

で、あれだけ深刻に語っていた(今もいる?)コロナはどうなるわけ? 私は最初っから、これはペストでも結核でもないのでこんなに騒ぐ必要なしという考えなので、規制が緩むのはまったく歓迎なのだが、だがしかし、一方で、新規感染者が何人出ました大変ですのニュースは流れ続け、他方で、わっしょいわっしょい外に出てみんなして聖火をもてあそび、その上でオリンピックをやろうというのはどこで整合性がとれるんだろうかと不思議になる。


そんな中、世界有数のPCR実施、陽性者多数、関連死も含めると死者も結構な数いましたという国のロシアさんでは、既に1月からナイトクラブの時間規制もないので、スポットで注意されることはままあるが(デモするな、みたいな)、それ以外はかなり日常に戻っている感じらしい。

そして、現在のところ、モスクワの住民の43~44%がコロナの抗体持ちだろうと思ってると、モスクワ市の社会開発担当副市長が言ってる。

Nearly half of Moscow residents now 

Speaking as part of an interview with RIA Novosti published on Friday, Anastasia Rakova, the Russian capital’s Deputy Mayor for Social Development said, “We are systematically measuring the level of population immunity. Between 43 and 44 percent of Muscovites have antibodies, on average.”

この感じは、コロナ担当の副首相が3月上旬に、夏までに全国で集団免疫が達成されるんじゃないか、と言っていたことと話があってる。

Russian Deputy Prime Minister Tatyana Golikova has been charged with handling much of the government response to Covid-19. At the beginning of March, she said that, while the situation was still “quite serious,” herd immunity would prevail across the country by the summer.

全国的に、というのは既にだいたいそうなっている地域があるから。全体的に欧州側でひどく、アジア側でひどくない、って感じだったようにみえた。密集度の差かもしれないけど、そうでないかもしれない。誰もよくわからない。

現状こんな山。右側で立ち止まってるレベルが9000前後。その5~6割が欧州部、残りが糞広いシベリア、極東といった感じだと思う。



PCR検査の回数は一貫して多数で、だから一度も切れずに陽性者が多数いる。他方で、病院のベッド数も多数、ワクチンも3種類あるし、治療薬の選定もいろいろ試して確立していった。

つまり、ワクチンで治ります、みたいな話半分のアイデアには目もくれず、一貫して、疫学チームによる疾病対策が行われたと言っていいんじゃないですかね。ずっと基本再生産数とか抗体持ちの人数とかを追いかけてる様が傍からも見えた。いやほんと、どうあれ、すごい演習になったでしょう。こんなことそうそうあるもんじゃない。

散発的なものを超えて拡大し始めたら、集団免疫が達成される以外に終わることはなく、それによる被害を軽くするためにこそワクチンがある、という考えだから、時々出てきた成人人口の何割にワクチンを打つという発言は、その時々の抗体持ちの人の数とバランスさせながら出てくる数字ということになる。

したがって、昨今西側メディアがうるさく書き、EUのグレート・リセット派の総大将みたいなフォンデアライエンが大声で言ったいたような、ロシアのワクチン接種率は低いです(なんで外に売るんだ、と言いたい)、というのは、それ自体ではたいして意味がない。ワクチン接種した方がいい地域で低いなら問題、という個別具体的な問題がメインだから。

簡単にいえば、十分に罹患者が多ければワクチン接種は少数でも集団免疫になる。罹患者が少ない中でワクチンで集団免疫を達成しようとすれば、非常に多数の接種が必要になる。

ということを考えながら日本のことを思うと、私はやや心配になっていたりする。



初期はあきらかに日本人にはかかりにくい感染症だったっぽいけど、変異が続いていけばそのうちそうでもないということになったりして?というリスクが出てきたのではなかろうか。

そうなった場合、感染者が現状とても少ないわけだから(死者数を考えてそう言えるでしょう)、それは即ち急拡大のリスクがあるということを意味するかもしれない(反対の議論としては、そもそも日本人の自然免疫は強かった、ぐらいか)。

今更遅いけど、去年の夏に若い人たちを自由にして感染するならする、という形にして、無料の発熱外来でも作って医療のバックアップをしっかりし、高齢者に移動制限をかける、ってのが一番よかったんじゃないかと思っていたりする。

これをできなくしたのが、陽性者が出ると犯罪者が出たみたいに騒いだマスコミと、放置すると42万人が死ぬとかいって煽った面々、他方で、ゼロコロナを目標にすべきだとかいう考え、そして、集団免疫は優生思想に繋がるとかいうアホな誤解でしょう。

あと、何度も書いてますが、始まりはどうあれ(私はいろいろ疑ってる)、現実に罹患者がいることは事実でしょう。それなのに、コロナは茶番であると言い切ってる人たちも問題がある。そういうのは誤解を生み、理解を拒む態度を養成しがち。


■ オマケ

コロナによるパンデミックは昔もあったかもしれない




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1 コメント

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Unknown ()
2021-03-27 03:13:25
戦争もそうですよね。
騒ぐだけ騒いで「で?どうやったら終わるのか?」を考えない。

ロシアの対策は何事においても常に目的を見失わない。ただ国力があるというだけでは無いんですよね。
勿論ロシアが強大な国だから好き勝手されないというのもあるのですが。
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