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ドンバス~ヘルソン、ロシア編入の住民投票実行を決定

2022-09-20 22:26:39 | WW1&2
ハリコフの戦いがウクライナでの戦争のターニングポイントです、とかいう仮想戦記を売り込んでいる西側さんですが、別に何にもターンしなかった。

ルガンスク、ドネツク、ヘルソンがロシア編入の住民投票を行うことを決定した模様。それも、数日中に。一説には23日とかいうのを見た。

Kherson region decides to hold referendum on becoming part of Russia

また、ザポロージャもやると言ってる。

 


ということで、下図で色のついたところがいっせいにやる模様。
ハリコフは当面対象外なので引き上げてたら、ハリコフ大決戦を挑んできた奴らがいて、無駄に死人が出たって感じだろうか。

(黄色は、ロシアの防空システムが撃ち返したものなので、一番左のヘルソンを心配しなくても大丈夫)


現在、ドネツク西部でロシア側が前進しているようなので、ひょっとするとこれはこのままアルテモフスク(バフムト)を落として、ドンバス西部の要塞化の基盤になっているスラビャンスクを落として全ドネツク解放まで行ったりするのだろうか・・・。

まだ空軍戦力を全開で使ってるわけじゃないので、それを使って地上ターゲットを爆破するという攻勢に出るのなら、そんなに難しいことじゃない。親ロ派の一般住民が避難して、市街地での人質作戦が大規模な被害をもたらさない恰好になっていれば、できることはたくさんある。

(プーチンは7月に、まだ何も始まってない、と言っていたことを思い出す
ボリス・ジョンソン辞任&まだ何も始まってない by プーチン


それとも、住民投票→ロシア編入が成立してから、ロシア領土となったドネツクで今まで火力支援以外ではあまり出ていなかったロシア正規軍も投入して作戦をする、とか? 

そうなった場合は、現状既にウクライナ側の戦闘可能な兵士(当局者のナチ野郎がみだらに、不謹慎に、不道徳に徴兵したために、何がなんだかわからないうちに前線に立たされたかわいそうな人たちじゃない、意思を持って訓練を受けた兵士ということ)の4割ぐらいはNATO諸国からの外国人だろうと言われる状況からすると、NATO対ロシアがより明白になる。

なんでもっと早くそうしなかったの?と思う人がいそうだけど、そりゃもう、ドンバス地域の特に西側がまんべんなく要塞化され、町という町にNATOウクライナの支持者がいるような状況の改善が必要だったからでしょう。

これが2月のドンバスの様子。




だから、戦いながら240だか250だかの市町村を1つづず解放していった。兵器壊して、戦闘のたびに大量のナチ兵が死んだ。脱軍事化であり、脱ナチ化。

また、その間に、彼ら同士でどっちつかずの奴とか、実は親ウクライナみたいな人たちとそうでない人たちの間のいさかいがあって、殴り合いがあって、考え直したりしつつ決着していったという経緯もたくさんあるでしょう。これも重要。要するに、実のところ内戦みたいなものですからね。敵だけど、ずっと敵でもないような、あるような人たちの間のいさかいに立ち向かう必要もあった。

多分、モスクワ野郎が出て来て破壊してさーっと片付ける、ではそれが故に敵対する人を作る結果となるからダメだったんだと思うんだな。だからドンバスの民兵が主体になって戦ってた(ちなみに、ドンバス民兵は必ずしもドンバス出身者たちだけでもなく、2014年のクーデターに抵抗した他のウクライナの地域の人たちもいる)。

他方、脱軍事化によって、ゼレンスキー率いるNATOウクライナが当初持っていた兵器、弾薬の類以上に膨大に壊されている。つまり、西側が供給したものも相当破壊されている。これはある意味でロシアと西側との戦争の先取りの戦争だとも言える。武器を破壊してるんだから。

ついでに、NATO諸国が供給した兵士も、100人や200人じゃなくてその上の桁数で破壊されていると思われる。

モノの戦果は例えばこんな調子。9月15日付け。



当時とは兵器のバラエティーが違うから比較できないけど、装甲車、戦車、車両、砲台のついた重火器、といったものでいえば日本の帝国陸軍1つ分以上のものが壊されてるのではなかろうか。

このへんがずっしりとした「戦果」だという視点は、西側のメディアを見ていては全然気が付かない。なにせ、イギリス国防軍はロシア軍は3月には弾丸がきれる、兵員がいなくなるという戯言語ったわけですから。


上記の住民投票の話を受けて、ロシア下院で議長のボロディンさんが、もしロシアが解放したウクライナの地域がロシア連邦への編入を願うのなら、我々は支持をする、しかしその決定は、あくまで彼らの意思に基づくものでなければならない、云々と演説してる。

 


■ オマケ

まだ先は長いので、このへんも記憶しておかないとですね。

西側のスタンダードの教説である「アメリカは無敵」を信じる人々にとって深刻だったのは、2022年のアメリカは1941年のアメリカではなかったというあたり。

弾が足らないのはロシアではなかった



コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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戦争はこれからのようだ (金 国鎮)
2022-09-21 13:26:34
ロシアのウクライナに対する軍事進攻は前半と後半から成る。前半はプーチン政権の戦争、これは終わったようだ。
後半はロシア軍の戦争、最近ロシア軍が作戦を指揮しているようだ。これからのようだ。

日本の大手メディアの話は欧米のメディアのコピー。
さて北の人民軍は何時登場するだろうか?
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ナチだからなぁ (ブログ主)
2022-09-21 04:14:28
ローレライさん

対ロシアというのは、やらないで、俺は強い、奴らは弱いと騒いでいる時が華で、ホントにやったら終わりだと思う。
返信する
粛々と戦争するロシア! (ローレライ)
2022-09-21 00:49:09
粛々と戦争するロシア、混ぜ返しの突撃してジノサイドを大勝利扱いする西側!
西側陣営はロシアの厭戦だけが武器である。
返信する

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