みいのしっぽ2016

主婦のきまぐれブログ

カチィンの森

2018-10-05 10:17:51 | 映画



   上越映画鑑賞会の第200回の前 勉強会がありました   浄照寺にて


   カチィンの森    約二時間   


 1943年にソ連国内の森で数千人のポーランド将校の遺体が発見された「カティンの森事件」を、巨匠アンジェイ・ワイダ監督が、実際に遺された手記や手紙を基に描き出す歴史ドラマ。

 1939年、西からドイツ軍に追われる人々とソ連軍に東から追われた人々が、ポーランド東部にあるブク川の橋の上で偶然出くわす。

 西側からはソ連の捕虜となった夫・アンジェイ大尉を探すアンナと娘のニカ、東側からは大将夫人ルジャがおり、彼らはそれぞれの目的地へ向かうため川を渡る。

  スタッフ
  監督・脚本
  アンジェイ・ワイダ
  原作
  アンジェイ・ムラルチク



    200回目の映画鑑賞会例会は アンジェイ・ワイダ監督の遺作となった  残像です その監督である


    アンジェイ・ワイダのことを知るための勉強会   上映されたのは カチィンの森 


    カティンの森事件は、第二次世界大戦中にソビエト連邦のグニェズドヴォ近郊の森で約22,000人のポーランド軍将校、国境警備隊員、警官、一般官吏、聖職者がソビエト内務人民委員部によって銃殺された事件。

    「カティンの森の虐殺」などとも表記する。Wikipedia


     恐ろしい映画でした   ワイダの父親もカチィンで銃殺されたポーランド将校のひとりだったとのこと

     戦争が終わっても この事件はタブーとされていた  ソ連とドイツに占領された 戦後ポーランドの痛ましすぎる傷跡

     将校の妻 大将の妻  その他いろんな階級の女性から見たポーランドの現実


     ブロンドの髪を売り 兄のお墓を建てようとしたアグニュシカの強い意志をもった顔


     彼女の髪で作るカツラを買ったのは 収容所に入れられ自分の髪が全部抜けてしまった女優の顔


     大将の妻が以前は家政婦だった女性(戦後は市長婦人)と対面したときの顔・・・・印象に残っています


     この映画の最後はドキュメンタリー映像。。  ソ連とドイツの報道の違い   ドキュメンタリーは真実でない場合もある


      前に見た光州事件の タクシー運転手の映画を思い出します   表現しずらい重い 暗い気持ちが心の中に残る映画ですが


      私にはまだまだ知らないことがいっぱいあるんだと思いました   それを知ってゆく方法のひとつに 映画があるんだな  これからも見ていかなくちゃなと思いました  
コメント
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