MOMOSE'S DOOR Day book in New York

NY在住のシンガーソングライターが『自称シンプルライフ』を語ります。ぷぷっと笑ってホロっとなるよなDay book.

悲劇もまた喜劇なり

2009-03-13 05:49:21 | day book in NY 2005~(FC2)
気がつけば3月。にも関わらず、

今年のNYは寒いね~

っと、まわりの誰もが言うほど
突然雪がどかんと降ったりなんぞしている今日この頃。

そんな中。

My sonどもに日本のワビザビの心を伝授するべく
即席プチエココタツたるものをこさえてしまった為、
気がつけばこのdaybookも、
まるで支払いを滞納している我が家の家賃のごとく2ヶ月も滞っておりました。

>人間、足元から暖められるとヘナチョコ人間になるのです>すんません..

ちなみに我が家の快適プチエココタツとはこれ。

ざかざん!



用意するもの)

電気毛布。
かけ布団。
ちゃぶ台2つ。

手順)

一番下に電気毛布を敷き、ちゃぶ台をセット。
そしてちゃぶ台の上に布団をかけ
もうひとつのちゃぶ台を無理矢理のせればできあがり~。
電気毛布なので何気にエコ。
まっ、ちゃぶ台が微妙にグラグラしますがその辺はご愛嬌で。

ってなわけでして、
以前こさえた力作”なんちゃってタタミ”としっぽりあいまみあった
この快適プチコタツにはいり、足元をぬくぬくさせながら
ここ最近プチはまっていた手作り和風ピザなんぞを
もふもふワシワシと幸せいっぱいな気分で食していた矢先。

ガリっ

っという鈍い音と共に口の中に異物感を感じたのです。

いや~な予感。

おそるおそる口の中で転がる異物を取り出してみると。

あああ”””~~~~~~!!!!!!

どういう経路で混入したかは定かではないのですが
ほどよくアボカド状になったMy sonのミニカーのタイヤに
私の大事な差し歯がまるでオブジェのごとく
ネチっとつきささっておるではあ~りませんか。

うお~~~~~!!!
とれてもうたーーーーーーーーーーー

>一瞬にして気分は下り坂。

どよ~ん...orz

とはいえども、オブジェ差し歯を片手に途方にくれながらも
このままでいるわけにもいかず、
とにかく歯医者に行く前にできる応急処置法とやらをネットでサーチしてみたところ、

1)うまくいけば歯医者にいかなくてもすむかもしれない
アロンアルファーを使う危険バージョン
2)あくまで保障はないがうまくいけば2~3日はくっついているという
歯磨き粉を使う安全バージョン

がヒット。

ふむ。チャレンジャーな私としては
アロンアルファでいっておきたいところだったのだが、
以前、友人が差し歯の向きを間違えてくっつけて
エライめにあったという話をふと思い出し、
ここはやはり安全バージョンの歯磨き粉でなんとかその場をしのぐことに。
しかし、いざ洗面所に赴き差し歯に歯磨き粉をたっぷりつけ
クチをあんぐりあけ、いよいよ差し歯を固定しようとしたその時。
あの悲劇が再びおこったのです。

背後からMy sonがどど~ん

うお~~~~~~!!!!!!

ちなみに。
年末、My sonの背後からの激突により
カウチを足の小指の上におとすという事件があったのは
みなさんも記憶に新しいかと思いますが
まさかあの時とまったく同じパターンをきっかけに
ちがった悲劇が再到来するとは予測できるはずもなく。

当然、手元がくるう。くるう。

っとくれば、

あとはご想像どおりの展開。

そう。差し歯は排水口におちていく。おちていく。
あの、ゲゲゲのキタロウの主題歌のごとく

カラ~ン、,カラ~ン、カランカラン、コロン..と。


.NO----------------------------!!!!!

そして脳裏によぎる
ベラぼーにたっきゃいNyの歯医者代。
しかも、診察料に加え一から差し歯をつくることを想定したら,,

再び NO----------------------------!!!!!

ここはとにもかくにも落ちていった差し歯をなんとか救出するしか手はないのである。
とはいえ、S字を横にしたような複雑な形になっている配水管の構造をみるかぎり、
特殊なペンチでもないかぎりビクともしないのが現状である。
おまけに上の階の住人の部屋の洗面台と繋がっている作りになっている為、
もし今ここで上から水をながされた日には、
当然差し歯はそれこそ排水溝のもずくとなり一貫の終わりなのである。

あせるあせる。思いっきりあせる。
あせる、あせる。あせった私は、
なぜかこのかけ声とともに配水管を力任せにひねってみたのである。

カメハメハーーーーーーーーーーッ!!!
ドラゴンボール 全42巻
鳥山 明
集英社

すると。

ポキっ。

ま、まじっすか?
悟空パワーっすか??

って、ええええーーーーーーーーーーーーー!!

>自分にびっくり。

火事場の馬鹿力とはこういう時のことをいうのでしょうか....
本来、素手などではびくともしないはずの配水管が
まっぷたつにおれ、それはまるでかぐや姫のごとく。
折れた配水管の片側から神々しい光を放つがごとく。
銀色の差し歯がコロリンとでてきたのです。

コロリン...

ことの他、あまりにもあっさり救出できた差し歯。
そして、ことの他。あまりにもあっさり折れた配水管片手にしばしぼーぜん。
そして、腹の底からこみ上げる笑い。

>一人ゲ~ラゲ~ラ~
>>かなりぶきみです。

っと、その時。

ゴお~~~~~~~~~~~~~!!


......

一人ゲラゲラわらっているところめがけるように
上の階の住人が水を流し始めたらしく、
排水溝から水が吹き出す吹き出す。大噴射。

.NO----------------------------!!!!!
.NO----------------------------!!!!!
.NO----------------------------!!!!!


床はもとより、全身水浸し。
拾った差し歯も行方不明...

.....
......

NO----------------------------!!!!!


そして、背後ではMy sonsが水とたわむれゲ~ラゲラ。
もうとめどなく収集がつかない状況に。

ええ、ええ。ドリフですよ。
ええ、ええ。オチたるもの、このぐらいわかりやすほうがいいんです。
ええ、ええ。...ええ、ええ.。

>どよ~ん~どよ~んnaku

まま、そんなこんなで。
前回、今回に続くMy sonによる2つの激突事件を振り返りつつ、

『悲劇を喜劇にするにもモノの見方の角度次第』

という教訓をかかげ、緊急家族会議にて前向きに検討してみたものの、
My sonのとめどない勢いを止めるには
この教訓では今ひとつ説得力にかけるのではという結論に至り、
今回は某著名作家イケダケイセンセイによる『全力ウサギ標語集』の力を借り、
今後の対策として適応させ、徹底的に開き直ってみることにいたしました。

その1)『受け入れよう予期せぬ事態とツキのなさ』


その2)『非、日常、慣れてしまえば もう日常』  


その3)『持ち越さない 心のひずみと二日酔い』


ちなみに、この標語
人間関係のいざこざにもかなりの効果が期待できるかと思いますので
みなさんのまわりで『この人、妙な人だな~』
っと、感じる人に遭遇したその節は、是非、お役立てくださいませ。

全力ウサギの全力標語集 (メディアファクトリーのキャラクターブック)
イケダケイ
メディアファクトリー