MOMOSE'S DOOR Day book in New York

NY在住のシンガーソングライターが『自称シンプルライフ』を語ります。ぷぷっと笑ってホロっとなるよなDay book.

夢は叶うのです

2006-04-02 08:34:58 | 食にまつわるお話

アタクシの我が弟、キャー坊というのは、
アタクシに負け時ととーちゃんの血筋をひくチャレンジャーなのです。

とはいえ、同じ血をひくチャレンジャーといえども
アタクシとキャー坊とは若干微妙にタイプが違うのです。

アタクシの場合はどちらかと言うと、
腐ったカレーに正露丸を入れて食べるといった、
『無茶を承知でトライするチャレンジャー派』に属しておりますが、
キャー坊の場合は、
おにぎりを食べたくなると
容赦なく米を炊いた分全部おにぎりを握ってしまうという、
『後先考えないチャレンジャータイプ』に属しております。

そんな中。
春がそろそろそこまで来たかという小春日よりのある日。

無茶を承知でとあるブツを送れと言う姉の指令に、
後先考えない弟は、
その指令されたブツを大量の保冷剤と共に
ダンボールの奥底にしのばせて送ったのです。

万が一、税関で見つかれば間違いなく没収、罰金物。
送れとは言ったもののやはりさすがの姉も気が気ではありません。

が。そんな姉の心配をよそになんてことはなく。
あっさり届いてしまったのです。

ウイニーと

 

マルシンハンバーグが。

>涙...

しかも3日で>ハヤっ!

そして。密輸成功>ばんさーい!>よゐこはまねをしてはいけません。

ちなみに。
空輸物に関しては生モノ、精肉関係をはじめ、
最近は、何かと規制が厳しくなり、
送ってはいけないモノというのはたくさんあるのですが、

つか、いちいち取り締まってらんねーよ!

っというのも、アメリカ人気質の特徴でもあるようです。

その気質を見極め、ある意味運任せの今回の奇跡の密輸劇。
大成功を納めたわけです。
そして。後先考えない弟の渾身のチェレンジャー魂により、
念願のウイニーとマルシンハンバーグを
姉の口へと運んでくれる日がついにきたのです。このNYで。

この日を幾度夢見た事か。

今まで、

『なんとか送ってくれる手段を見つけてくれないものでしょうか』

と、

無茶を承知で各会社に直談判してみたもの当然の門前払いをくらい、

『この先、一生ウイニーとマルシンが食べられないかもしれない』

っと、真夜中。大まじめで涙で枕をぬらしたこの数年。

あ~~長かった。ほんとに長かった。>ダブル涙...

しかしながら。
とある知り合いにこの話をしたところ、
”たかがウイニーとマルシンごときでそこまで...”
っと、言われた次第なのですが、
アタクシに言わせてみれば、
その知り合いはちゃんちゃらわかっていないのです。
海外生活というものを。
いや。どちらかというと、
アタクシという人間をですね。

今更ですが、アタクシという人間は
ウイニーとマルシンハンバーグごときに闘志をもやす女でございます。

しかもです。
夢や願望というのは、願うだけでは叶わないのです。
時には、運に身を任せ、
まわりの協力と自ずからのチャレンジ精神も必要なのです。

そうです!夢は叶うのです。
それは時に無茶を用するものでもあるのです。
これを渾身の魂揺さぶる信念といわずしてなんになる!

....

ウイニーとマルシンでそこまで語れる
自分のイヤシサにびっくりしています。

ちなみにほんの余談です。

”ゴリラの鼻くそ”という甘納豆も、

ゴリラの鼻くそ 110g
岡伊三郎商店
岡伊三郎商店

 

NYでの”食べたいものリスト”に入っていたのですが
なんとこちらの食品はNY上陸が決定されたもようです。

>またひとつ夢が叶ったよ。やったね。かーちゃん!

<本日の任命>

先日、
無謀な梱包でたいへんおいしいお茶を送って下さった仙台のMさん。
あなたも『海外空輸チャレンジャー特派員』に任命いたします(笑)
次は、今月末、生鮮魚の開きを空輸予定のYさんに期待。